国立外国語大学の例
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東京外国語大学 (1949年設置) の場合は言語文化学部・国際社会学部・国際日本学部が設置されている。3学部とも、カリキュラムは「世界教養プログラム」と「専修プログラム」により構成される。 世界教養プログラム3学部共通で行われ「言語科目」(更に 専攻言語 / 諸地域言語 / 英語 / 教養外国語 の4つに分類される)「地域基礎科目」「教養科目」で構成される。 専攻言語は、各学生が専攻する言語であり、同一言語であれば2学部共通で行われる。例えば言語文化学部 (英語専攻) の学生と、国際社会学部 (北アメリカ地域専攻×配属言語:英語) の学生は同一のカリキュラム・授業を履修する。 専修プログラム各学部独自で行われ、「導入科目」→「概論科目」→「選択科目 (専門講義・演習・卒論)」と段階的に教育が行われ、3年次以降は各コースに所属する。言語文化学部は「人間の精神・精神的営み」を考察する。 ①. 地域コース ②. 超域コース①は、特定の地域に焦点を当て、文学、芸術、思想・宗教、民族、伝統文化などを考察する。また地域で用いられている言語 (個別言語学) についても考察する。②は、地域の枠を越えた人間の普遍性を考察する。言語学、コミュニケーション学、人間科学、翻訳通訳論などを扱う。 国際社会学部は「世界諸地域の構造や課題」を考察する。①. 地域社会研究コース ②. 現代世界論コース ③. 国際関係コース①は、特定の地域に焦点を当て、歴史、政治、経済、社会などの面から総合的・構造的に解析していく。②は、テロリズム、差別 (性・人種・民族など) 環境問題などの課題に対して、複数の社会科学領域 (社会学・政治学・哲学など) から横断的アプローチを行い、問題解決の方法を模索する。③は、国際社会を社会科学的手法 (政治学・経済学・法学・経営学など) で歴史・理論・実証的に考察する。 国際日本学部は「日本を国際的・多角的・複眼的な視点」で考察する。日本人学生は英語を、留学生は日本語を専攻語とし、講義は両言語により行われる。また、他学部同様「諸地域言語科目」、「教養外国語科目」などで英語・日本語以外の言語も学ぶ。①. 政治・経済・社会・歴史 ②. 文学・文化 ③. 日本語学 ④. 日本語教育学専修分野としては、複眼的に日本を考察する為、上記分野から2分野以上学ぶことが義務付けられている。また上記分野を横断的に学ぶ「異分野横断研究」などの科目も設置されている。
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