各事件および編毎の登場キャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 17:45 UTC 版)
「怪物事変」の記事における「各事件および編毎の登場キャラクター」の解説
女将さん 声 -乃神亜衣子 鹿の子荘の女将。隠神のクライアント。また、夏羽の叔母であり育ての親。夏羽が普通の人間とは異なる体質を持つことが原因で、彼には学校にも行かせずに畑仕事をさせるなど、人らしい生活はさせなかった。13年前に夏羽の母親である姉から突然預けられ、甥の夏羽が妖怪(屍鬼)と人間の半妖であると知っているため、自分も息子の弥太郎も、いつ襲われるかという不安を抱いていた。 日下 弥太郎 (くさか やたろう) 声 - 金元寿子 女将さんの息子であり夏羽の従弟。陽気だか生意気で底意地の悪い性格の少年。東京に憧れており、現在住んでいる田舎を離れて、将来は東京で生活したいと夢見ている。母親(夏羽の叔母)を含む地元の住民が夏羽を疎んでいるのをいいことに、同年代の友達ともども夏羽を「泥田坊」と呼びいじめていた。 夜野 (よるの) 声 - 岸尾だいすけ あるきっかけで怪物のマオに恋したメガネの冴えないサラリーマンの男性。 マオ 声 - 伊瀬茉莉也 猫又の女性。美女に化け、人間を誘惑し徐々に猫化させる。見る人が見れば美人で、夜野に惚れられている。 蚊婆三姉妹(かのんば さんしまい) / 蚊賀レイカ(かが - )、蚊賀エリカ(かが - )、蚊賀モモカ(かが - ) 声 -南條愛乃、小宮有紗、楠木ともり 電子企業のブラック労働を牛耳っていた蚊の妖怪の三姉妹。 蓼丸昭夫(たでまる あきお) 声 - 石田彰 織の叔父(織の父親の弟)で、穏やかな性格をしたメガネの男性。一人称は「僕」。民俗学者でもあり、怪物に詳しい。義理の姉に当たる組が亡くなったとして、身寄りがなかった織を養育し、表面上は良好な関係を築いていた。 しかし裏の顔は自己顕示欲にまみれた下劣な人間。織と綾の故郷に伝わる錦蜘蛛伝説を再現することを目的にしており、「自身の名を後生に残すためだけに組を織を人質状態にして様々な交配実験を強要させる」「一度実験を目撃した織を殴って気絶させた後に適当な嘘をついた上、その過程で産まれた(直接的な血の繋がりはない義理の娘に当たる)綾を金儲けの道具扱いにし、逆らえば暴力を振るう」など、冷酷非道かつ卑劣な本性を見せており、その事について隠神や織に追求されても「素晴らしい研究」「織と組が何不自由なく生活できるよう最善を尽くした」と発言しており、組とその子どもたちへの罪悪感も微塵もない。また一年前、綾の高い治癒力をもつ金の糸を宣伝するために市場に出回るようにしたが、怪物の存在が公になることを恐れた稲生の一味がその存在を握りつぶし始末しようとするも、隠神によって止められている。その際始末されない代わりにブラックリスト入りされていた。 両親の真実を知るために覚悟を決めた織たち怪物屋を当初は快く受け入れ、「織の両親は亡くなり、織は母親を失ったことでトラウマになった」と嘘の説明をした。その夜、前々から怪しんでいた隠神によって追求を受け、組が凄惨な実験を行っていた小屋で真相を知った織や調査に来ていた野火丸によって拘束されるも、実験の過程で産み出された100体を超える織の異父弟妹の怪物たちを差し向け、母との再会を願っていた織に戦意喪失に追い込む。その直後に「(織と組の)親子の絆」を弄んだことに怒りを露にした夏羽によって怪物たちは全滅し、再び拘束される。駆け付けた綾に繭=組の隠し場所を聞かれ、それをエサに生き汚く逃げようとするもミハイによって隠し場所を突き止められ、それでもなお組や綾を道具扱いする言動をしたため、織に鉄拳制裁を受け放逐される。最終的にすべてを失った後もまったく懲りず、新たな怪物を産み出そうと画策をした際、野火丸によって焼き殺されるという因果応報の末路を遂げる。
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