参考:南方熊楠とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 参考:南方熊楠の意味・解説 

参考:南方熊楠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 02:44 UTC 版)

初夜権」の記事における「参考:南方熊楠」の解説

あらゆる学問において博識であり、フィールドワーク現地調査)を盛んに行った博物学者南方熊楠は、自著の中で何度初夜権について言及している。 その中で特筆すべきなのは、南方自身が「見たことがある」として述べた著書存在することである。これは、1925年発表した自伝的随筆履歴書矢吹義夫宛書簡)」の中の項目「僻地熊野」で述べられており、文中書き出しに「紀州田辺より志摩鳥羽辺まで」とあることから、故郷和歌山県から三重県辺りを指す地域考えられるまた、二十四年前帰朝した時期とあることから、留学先欧米諸国から帰国した1900年頃の出来事であった思われる年頃の娘に一升(米)と桃色フンドシ景物土産)として神主または老人割ってもらう所あり。小生みずからも十七、八の女子が、両手押しつけるごとき威勢でおりしを見、飴を作るにやと思うに幾度その所を通るも、この姿勢故、何のことかわから怪しみおると、若き男が籤(くじ)でも引きしにや、「おれが当たった」と、つぶやきながら、そこへ来たり、後よりこれを犯す見たことあり。 — 南方熊楠著「履歴書」(僻地熊野) 「割ってもらう」とは破瓜意味し、「おりしを見」とは「折り敷きおりしき)」と呼ばれる姿勢で「片膝立になってみせて」という意味である。ただし、これを以って南方自身初夜権であると指摘しているわけではなく当時性交経験年齢が現在よりも格段に低かったことなども考慮すると、くじ引き当たった男性犯した十七、八の女子」が処女だったのかどうなのかは疑問も残る。実際、この記述直後に、「十四、五に見え少女」が赤子背負いながらに若い少年に「種臼(たねうす)切ってくだんせ」と頼む様子見たことがある述べている。「種」は「子種(こだね、男性器)」であり、「臼」を「女陰にょいん女性器)」として、仏典事例から「悟り申した」と推測している。 一方1921年雑誌太陽」(博文館)で発表した随筆十二支考」の項目「に関する伝説」の中では、カール・シュミットの「初婚」を手初めに様々な初夜権事例挙げている。 これは、南方が「読んだ」ことのある古今東西文献から紹介されており、文中雑多列挙しながら「奇抜な法じゃ」や「処女権の話に夢中になってツイ失礼しました」と茶化すような記述もあって、その直後には続けて「女の立ち尿(たちいばり、立ち小便)」の歴史について脱線してしまうような破天荒な構成にもなっているため、その真偽までは不明である。以下、「に関する伝説」で紹介され初夜権事例を、大まかな地域ごとに整理して抜粋する。なお、漢数字による出典南方自身のものである

※この「参考:南方熊楠」の解説は、「初夜権」の解説の一部です。
「参考:南方熊楠」を含む「初夜権」の記事については、「初夜権」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「参考:南方熊楠」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「参考:南方熊楠」の関連用語

参考:南方熊楠のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



参考:南方熊楠のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの初夜権 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS