景物

デジタル大辞泉

けい‐ぶつ【景物】

読み方：けいぶつ

１ 四季折々の趣のある事物。自然の風物。連歌・俳諧では、特に、花・ほととぎす・月・雪などをいう。「初夏の—」

２ その場に興を添えるもの。珍しい芸や衣装・料理など。

「音もせで走るいろいろの馬車…半天に浮び出でたる凱旋塔の神女の像、この許多の—」〈鴎外・舞姫〉

３ 景品。

「余興の福引の—でも貰って」〈魯庵・社会百面相〉

４ 連歌・俳諧で、点取りのときの賞品。

歴史民俗用語辞典

景物

読み方：ケイブツ（ｋｅｉｂｕｔｓｕ）

（１）折々の趣のある飲食物など。
（２）四季折々の自然の風物。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

景物

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 13:58 UTC 版)

名詞

景 物（けいぶつ）

1. 四季折折の情趣ある風物。
2. 賞品。
3. 開店や売り出しの際に、買い上げの商品に添えるおまけの品。販促物。

発音^(?)

け↗ーぶつ

関連語

• 景物詩

Weblio日本語例文用例辞書

「景物」の例文・使い方・用例・文例

• 景物を出す
• 景物進呈
• この学校は電気学を教えるのが主なる目的なので英語は景物だ
• 景物詩という,四季の風物をよみこむ詩の様式
• 景物詩という,四季の風物をよみこむ様式の詩
• 洲浜を形どった台に種々の景物を置いた置物