南阿蘇村疏水群とは? わかりやすく解説

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南阿蘇村疏水群

南阿蘇村疏水群
南阿蘇村疏水群 疏水概要
疏水所在
熊本県阿蘇郡南阿蘇村 (延長70km受益面積1300ha)

所在地域の概要
南阿蘇村は、熊本県北東部阿蘇火口原(阿蘇カルデラ)のなかにあって南郷谷の西半分占め、その中央部を国の名水百選指定白川水源を源とする白川東西流れてます。湧出する地下水資源に非常に恵まれており、従来からその特性活かした水稲と畜産を主体とする農業展開されてきた地域です。
また、世界的な観光地である阿蘇地域観光中核でもあり、年間720万人もの観光客があり、県内観光一大集積地域でもあります近年は特に名水ブ−ムにより、“水の生まれる里”として多く湧水擁する本村入込み客数は増加一途たどってます。
また、これらの湧水知名度生かして第三セクターによりミネラルウォーターとして商品化されているほか、南阿外輪山水系としてサントリーモルツ南阿」など多く食品原材料としても用いられ結果として農産物イメージアップ知名度向上といった相乗効果現れています。
疏水受益者市町村合併(平成17年2月13日)前に三つまたがり300年上前から開削された水路脈々として地元住民により維持管理され、農業生産基盤となってます。
近年ではそのすべてを疏水により導かれ地下水により生産された減農薬米として、地域一体となって規格化された「阿蘇コシヒカリ」というブランド米として定着し農業振興にその寄与するものは大きいものがあります

疏水概要・特徴
本村疏水群は約300年前1667年肥後細川藩から南郷用水定役に任ぜられた、片山左衛門によって開削された、久木野地区保木下出(約5000メートル)にその端を発してます。
左衛門その後27年間に渡り献身的にその半生水利事業にささげ、その後四代にわたり片山家南郷水利事業かかわって計6本の疏水群が開削されました
現在では久木野地区だけでも水路延長31キロメートル受益面積600ヘクタール村内用水路開削その後網の目のように発展し水田面積1700ヘクタールにも及ぶこととなり、地域の産業基盤として長年にわたり脈々と地域住民により維持管理されています。
晩年松翁(しょうおう)」と号した、この片山左衛門偉業顕彰しようという機運関係者からおこっており、平成17年8月31日土地改良区、関係水利組合などで顕彰事業を行うための「松翁顕彰会」が設立されています。
また、疏水群のことが本年五月熊本日日新聞紹介され新聞社取材過程国土地理院照会したところ、嘉左衛門考案したとされる測量法(斤量測量法)については、国土地理院にも資料がなく、どの文献にも登場していない測量法とのことであり、現在は仮説をたて、本年9月現地実証実験まで予定されています。


くわしい情報
南阿蘇村疏水群
南阿蘇村ホームページ
http://www.minamiaso-v.kumamoto-sgn.jp/web/index.shtml
南阿蘇村疏水群




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