南家城川口井水
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疏水の概要 | ||||||||
■疏水の所在 三重県一志郡白山町南家城、川口地域 360ha ■所在地域の概要 本地区は三重県の中央部青山高原の南麓に位置しており、清流雲出川の中流域の右岸に広がる農村地帯である。また、この地域は雲出川の奇岩が両岸にせまり、見事な渓谷美を生んでいる家城ラインの景勝地ともなっている。 ■疏水の概要・特徴 南家城川口井水は、平安時代である1190年(文治6年)に開設され、1729年(享保14年)に南家城井と川口井の二つの井水が連合することになり今日に至っている。 この南家城川口井水は、頭首工(1箇所)、幹線用水路(約7km)、分水工等の施設により地域の水田(360ha)への農業用水のみならず、地域住民の生活用水、集落の防火用水など地域用水としての役割を果たしている。また、施設の維持管理は、農家だけでなく集落住民が共同で適切な管理を行ってきている。長年の間、自分達の施設は自らが守るという意識により、施設そのものが地域の文化的遺産であるとともに地域住民の宝物となっている。 |
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固有名詞の分類
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