千葉市緑区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 01:18 UTC 版)
名称場所貝塚の形成期主たる貝別名・別称指定出土品や特記事項参考文献吾妻遺跡 緑区平山町 縄文 主鹹 地点貝塚。縄文土器(諸磯,阿玉台,加曽利E,堀之内,加曽利B)。古墳時代の円墳や土師器もあり。千葉市斎場から北北東700m若葉区大宮町との境目付近 築地台貝塚 緑区平山町 縄文(中,後,晩期) 主鹹 馬蹄形貝塚。縄文土器(加曽利E,称名寺,堀之内,加曽利B,安行ⅠⅡⅢ)。石斧など石製品。土偶。奈良時代の土師器も出土。大宮大小学校から南南西500m千葉東金道路付近 台畑遺跡 緑区平山町 縄文(中,後期) ハマグリ,アサリ,ツメタガイなど主鹹 台畑貝塚 縄文土器(阿玉台,加曽利E,安行Ⅰ)。小貝塚が径100mの範囲に18個点列に存在。古代の土師器も出土。千葉市斎場から東北東300m付近 菱名貝塚 緑区平山町 縄文(中期) ハマグリ,アサリ,シオフキなど主鹹 馬蹄形貝塚。小貝塚が径180mの範囲に7つ点列している。縄文土器(勝坂,阿玉台,加曽利E)。石製品。平安時代の土師器も出土。千葉市斎場から西北西400m付近 長谷部貝塚 緑区平山町1204他 縄文(中,後期) 主鹹 県 馬蹄形貝塚。縄文土器(阿玉台,加曽利E,堀之内,加曽利B,安行Ⅱ)。石斧,石鏃など石製品。骨角器。土偶。人骨。径は東西約200m南北約150mに及ぶ。袖ヶ浦カントリークラブ内。 池ノ作台遺跡 緑区辺田町 縄文(中期) 地点貝塚。縄文土器(加曽利E)。下総精神医療センターから北700m、長谷部貝塚から南西500m付近。 東水砂第2遺跡 緑区誉田町1丁目 縄文(中,後期) 地点貝塚。縄文土器(加曽利E,堀之内,加曽利B)。千葉市若葉・緑環境事業所から南西500m付近 誉田高田貝塚 緑区高田町888他 縄文(中,後,晩期) イボキサゴ,ハマグリ,シオフキなど主鹹 馬蹄形貝塚。縄文土器(阿玉台,加曽利E,堀之内,加曽利B,曽谷,安行ⅠⅡⅢ)。石斧,石鏃など石製品。骨針、骨鏃。土器片錘、土製耳栓。獣鳥魚骨。人骨。集落跡、住居跡、多数の埋葬土壙墓。 上赤塚遺跡 緑区おゆみ野中央1丁目12 縄文(後期) イボキサゴ主体,ハマグリ,シオフキなど主鹹 上赤塚貝塚 環状貝塚。貝層の径東西100m南北には100mを超える大きさで貝層形成は主に縄文後期堀之内期。縄文土器(茅山,加曽利E,称名寺,堀之内,加曽利B,安行ⅠⅡ)。獣魚骨。人骨。同地には旧石器時代の石器も出土し古墳時代の円墳や遺物もあり。京成電鉄学園前駅南東おゆみ野の森公園内 鎌取場台遺跡 緑区おゆみ野2丁目34付近 縄文(中期) イボキサゴ主体,主鹹 地点貝塚。旧石器、縄文中期、古代までの遺構遺跡が出土。遺跡は住居跡も貝層も縄文中期のものが主体であるが古墳時代の住居跡からもわずかな貝(主としてハマグリ)が出ている。 有吉北貝塚 緑区おゆみ野2丁目41,42付近 縄文(中期) イボキサゴ、ハマグリなど主鹹 点列環状貝塚。貝塚は縄文中期の大規模な集落に伴う。そのほかにも旧石器時代や縄文(早~後期),古墳時代,平安,中世に至るまでの幅広い年代の遺構・遺物が出土 有吉南貝塚 緑区おゆみ野中央5丁目5付近 縄文(中期) イボキサゴ、ハマグリなど主鹹 馬蹄形貝塚。貝塚は縄文中期加曽利E期の大規模な集落に伴う。そのほかにも旧石器時代や縄文(早~中期),古墳時代,奈良・平安,中世に至るまでの幅広い年代の遺構・遺物が出土。隣接する有吉北貝塚と双環状を呈する。 野田貝塚 緑区おゆみ野5丁目29周辺 縄文(中,後期) 小谷貝塚 縄文土器(阿玉台,加曽利E,加曽利B)。古墳時代の土師器も出土。 木戸作遺跡 緑区おゆみ野中央4丁目9付近 縄文(後期) イボキサゴ主体,ハマグリ,シオフキなど主鹹 木戸作貝塚 斜面貝塚が7つ点列環状に並んでいた。貝塚は主に縄文後期堀ノ内期に形成。貝塚形成期には柄鏡形住居跡を主体とする住居跡が10軒。イワシ,サヨリ,マハゼなど魚骨。同地からは加曽利B式土器や古墳期の土師器も出土。湮滅。 椎名崎貝塚 緑区おゆみ野中央3丁目2周辺 縄文(中,後期) 縄文土器(加曽利E,堀之内,加曽利B) 小金沢貝塚 緑区おゆみ野中央4丁目34付近 縄文(後期) イボキサゴ,ハマグリ主体,主鹹 5か所ほどの貝層が径90mほどの環状にならぶ環状貝塚。貝塚形成期(縄文後期堀之内式期)以外にも旧石器時代や縄文前期(黒浜)、縄文中~晩期(加曽利E,加曽利B,安行ⅠⅡⅢ)の遺物や古墳時代の古墳もあり。竪穴住居跡19軒(加曽利E式期2軒・ 堀之内式期17軒)や魚骨、堀之内式期の人骨4体も出土。読みは「こかんざわ」または「こかんざ」貝塚。 六通貝塚 緑区おゆみ野中央7丁目11他 縄文(後,晩期) イボキサゴ主体,ハマグリ,シオフキなど主鹹 馬蹄形貝塚。集落としては縄文中期加曽利EⅣ期から晩期前半だが貝層形成は縄文後期前葉から晩期前半である。径は東西140m南北125mほどで貝層厚さは最大1m,貝層面積は12000m2に及ぶ。縄文貝塚が集中するおゆみ野地区の中でも大型の貝塚で加曽利南貝塚に匹敵する大きさ。40軒の竪穴住居など。土偶。石棒,石皿,磨石など石製品。シカ,イノシシなど獣骨。人骨。縄文期だけでなく旧石器時代の石器も見つかっている。 大膳野南貝塚 緑区おゆみ野中央9丁目19付近 縄文(後期) イボキサゴ,ハマグリ主体,シオフキ・アサリなど主鹹 馬蹄形貝塚。北・南・西の3つの斜面貝塚からなる直径80m前後の規模。貝塚形成集落の最盛期は縄文後期初頭の称名寺式と前葉の堀之内式期。この時期には集落はピークを迎え、また、貝を主要素材とする漆喰で固めた漆喰炉が特徴。貝塚形成期(主に縄文後期)以外にも旧石器、縄文(早~中期)、弥生時代、古墳時代、平安、中近世の様々な時代の遺構・遺物も出土している。大手電機店建設工事で湮滅した代わりに遺跡全面の詳細な発掘調査が行われている。 大膳野南遺跡 緑区大金沢町,他 縄文(中,後期) 縄文土器(加曽利E,加曽利B)。大膳野南貝塚の北東側に隣接。 杉ノ台遺跡 緑区中西町、茂呂町 縄文(後期) 地点貝塚。縄文土器(加曽利E)。付近には古墳時代の古墳もあり。千葉市立椎名小学校の南側 辰ヶ台遺跡 緑区小食土町 縄文(前期) ハマグリ,カキ,ハイガイ,アサリ,ダンベイキサゴなど鹹水性 地点貝塚。縄文土器(関山,黒浜)。遺跡としては旧石器,縄文(前期),古墳,奈良・平安,近世の幅広い時代の遺構・遺物が出土しているが貝塚形成期は主に縄文前期関山式期。千葉市といっても大網白里市との境目で東京湾より九十九里浜がやや近い。九十九里沿岸地域では縄文前期の貝塚は少ない。土気高校から南東1km付近千葉市昭和の森内。
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千葉市緑区
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おゆみ野の遊歩道「四季のみち」…実結と佐喜子、佑人の通学シーン(冬の道)、実結が修弥を探して走るシーン(冬の道)、実結と修弥が手を繋いで歩くシーン(秋の道)などが撮影された。
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