勲章の意匠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 14:42 UTC 版)
シュヴァリエ - 正章を左胸に佩用する オフィシエ - ロゼット付きの正章を左胸に佩用する コマンドゥール - 正章を喉下に佩用する グラントフィシエ - 正章(星章)を右肋部に、副章(オフィシエ正章)を左胸に佩用する グランクロワ - 正章(大綬章)を右肩から左脇へ垂れ、副章(星章)を左肋部に佩用する 国家功労勲章のデザインは彫刻家のマックス・レオニャニー(フランス語版)が手がけた。 勲章の章は、金めっき(シュヴァリエは銀)と青色琺瑯をもって2重の輻射を持つマルタ十字様の六稜星形を表す。輻射の間には月桂樹の葉が入り込んでいる。表面中央の円板にはマリアンヌの横顔をあしらい、République française(フランス共和国)の銘で囲む。裏面中央の円板には交差した一対のフランス国旗を配し、勲章名と制定年月日の刻字で囲む。オークの冠形の鈕により綬(リボン)から下げられる。 星章は、グランクロワは金めっきされたものを左肋部に、グラントフィシエは銀のものを右肋部にそれぞれ佩用する。意匠は光線(かつては無地、現在は青色琺瑯)を輻射の間に配した十二稜の日輪の形状である。中央の円板にはマリアンヌの横顔をあしらい、République françaiseの銘と勲章名の刻字で、さらにその周囲を月桂冠で囲む。 勲章の綬は濃青色で、これは聖霊勲章(フランス語版)の名残とされる。略綬は、オフィシエ以上の等級には地の中央にロゼットが付き、コマンドゥール、グラントフィシエ、グランクロワのロゼットにはそれぞれ銀、金と銀、金の土台(翼)が備わる。 シュヴァリエの正章オフィシエの正章コマンドゥールの正章グラントフィシエの正章グランクロワの正章と副章 初期の意匠 副章は現行の意匠 略綬シュヴァリエ オフィシエ コマンドゥール グラントフィシエ グランクロワ
※この「勲章の意匠」の解説は、「国家功労勲章」の解説の一部です。
「勲章の意匠」を含む「国家功労勲章」の記事については、「国家功労勲章」の概要を参照ください。
勲章の意匠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 06:51 UTC 版)
芸術文化勲章の徽章は、フランス学士院のメンバーであった金具工芸師レイモン・シューブ(フランス語版)が制作したものである。 幅37ミリのリボン(略綬)は濃緑色の5本の帯(5.5ミリ)と4本の白色の筋(2.4ミリ)のストライプである。リボンに加え、オフィシエは略綬、コマンドゥールはX型のネクタイも授与される。 徽章は二重の十字架が緑の琺瑯を引き銀またはオフィシエ以上では金のアラベスク模様を嵌め込んだ8つの枝に面したもので、コマンドゥールのものが最も大きい。メダルの中央にはAとLの文字(Arts et Lettres=芸術と文学の頭文字)が組み合わされたモノグラムがある。 この徽章は伝統的にパリ6区・サン=ジェルマン=デ=プレ広場のアルテュス=ベルトラン社で製造されている。 シュヴァリエ(3等)オフィシエ(2等)コマンドゥール(1等)正章 略綬
※この「勲章の意匠」の解説は、「芸術文化勲章」の解説の一部です。
「勲章の意匠」を含む「芸術文化勲章」の記事については、「芸術文化勲章」の概要を参照ください。
勲章の意匠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 10:08 UTC 版)
「レジオンドヌール勲章」の記事における「勲章の意匠」の解説
レジオンドヌールの章は白色琺瑯を施された2重の輻射を持つマルタ十字様の五稜星形で、10の尖端部はボタンで留められている。星とボタンはシュヴァリエでは銀、オフィシエでは金めっきした銀で作られている。星の中央には共和国を象徴するケレース(2度の帝政ではナポレオン1世、復古王政と7月王政ではアンリ4世、第二共和政ではボナパルトと統領)の横顔が描かれた金のメダイヨンが飾られており、それをRÉPUBLIQUE FRANÇAISE(フランス共和国)と書かれた青い円が囲んでいる。輻射の間には葉冠が入り込んでいる。冠は等級に応じて銀または金めっきで作られ、葉の部分には緑色琺瑯が施され、右はオーク、左は月桂樹からなっており、両足の交錯する部分は結び目で縛られている。星形の章の上部には葉冠(2度の帝政ではフランス皇帝の冠、復古王政と7月王政ではフランス国王の冠)形の鈕が付き、これも等級に応じて銀製または金めっきで葉に緑色琺瑯が施されるが、章とは反対に右に月桂樹、左にオークを配している。裏面には一対の三色旗を描いた金のメダイヨンがあり、その周囲にはHonneur et Patrie(「名誉と祖国」。レジオンドヌール創設時より変わらない)という標語と創設の日付29 floréal An X(フランス革命暦X年花月29日)が刻まれている。 章は赤いリボンで吊り下げられている(聖ルイ勲章(フランス語版)から引き継いだものではないかと考える者もある)。オフィシエの場合にはロゼットが添えられている。コマンドゥールの、綬に吊り下げる金めっきの徽章の大きさは、シュヴァリエとオフィシエのものよりも半分ほど大きい。コマンドゥールの綬は常に単独で首の周りに着けられる(これは他のフランスの勲章のコマンドゥールには当て嵌まらない。国家功労勲章、海事功労章(フランス語版)、農事功労章(フランス語版)などは一緒に着用することができる)。グラントフィシエは、オフィシエの正章に加え、プレート(星章、俗にcrachat〔痰〕と呼ばれる)を胸の右側に着用する。グランクロワはこれと同じだが金めっきのプレートを、胸の左側に着用する。グランクロワの金めっきの正章の大きさはシュヴァリエのそれの倍近くあり、右肩からたすきがけにした大きな赤い綬に吊り下げて着用される。 平服では、シュヴァリエは赤いリボンの略綬を、オフィシエは赤いロゼット付きの略綬を、コマンドゥール、グラントフィシエ、グランクロワはそれぞれ銀、金と銀、金の土台(翼)が付いたロゼットのある略綬を、上着の襟のボタン穴に着ける。これらの土台は俗にcanapé(カナッペ)と呼ばれている。 レジオンドヌールの徽章は(芸術文化勲章などと並んで)伝統的にパリ・サンジェルマンデプレ広場のアルテュス=ベルトラン社(フランス語版)で製作されている。叙勲の際、徽章は実際には贈与されるのではなく、自費で予めパリ造幣局にて購入しておいたものを着けてもらうという形を取る。徽章は誰でも購入できるが、叙勲されていない者が着用すれば処罰される。販売価格は2010年時点でシュヴァリエのものが168.50ユーロ、グランクロワのものが693.50ユーロである。 シュヴァリエの正章オフィシエの正章コマンドゥールの正章グラントフィシエの正章グランクロワの正章と副章グラン・メートルの頸飾 略綬シュヴァリエ オフィシエ コマンドゥール グラントフィシエ グランクロワ
※この「勲章の意匠」の解説は、「レジオンドヌール勲章」の解説の一部です。
「勲章の意匠」を含む「レジオンドヌール勲章」の記事については、「レジオンドヌール勲章」の概要を参照ください。
- 勲章の意匠のページへのリンク