分裂、論争とは? わかりやすく解説

分裂、論争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 09:26 UTC 版)

ウィキペディア」の記事における「分裂、論争」の解説

2002年2月それまで Edgar Enyedy を中心に非常に活発に動いていたスペイン語版ウィキペディアが突然活動中止新たなプロジェクトエンサイクロペディア・リブレの立ち上げ宣言したEnciclopedia Libreセビリア大学にある enciclopedia.us.es)。宣言は、離脱理由として商業広告危惧コントロール欠如挙げた10月にはダニエル・メイヤー(「maveric149」) 他の参加者が、ウィキペディア復帰向けて交渉説得行ったが、復帰提案完成する前にエンサイクロペディア・リブレ投票復帰否決したエンサイクロペディア・リブレ将来統合可能性残し交流維持することを表明し、現在でも統合可能性議論されることがあるが、独立したままにとどまっている。この事件英語版以外のウィキペディア役割について、大きな議論火付け役となったまた、これは非英語版ウィキペディア・コミュニティ要求によるいくつかの変更にも繋がったまた、プロジェクトはたびたび、記事削除したり、不適切内容投稿したりする荒らし見舞われた。通常そういった荒らしによる荒らし行為参加者達により速やかに修復されるため、一般に大きな問題とされることは少ない。だが、英語版ではメインページいたずら書き何回発生したため、メインページ管理者のみが更新できるよう保護措置が採られた。 2002年3月、「24」というユーザー(この名前は彼のIPアドレス因む)が、左傾的かつ物議を醸す編集をし始めた白熱した議論は、何人かに「恐怖」とまで言わしめるようなものになり、多く人々侮辱個人攻撃受けたメーリングリストでの長期間にわたる話し合い結果2002年4月ジミー・ウェールズ24ウィキペディアから排除したまた、ドイツの歴史に関して右傾的で物議を醸す編集再三渡って行いウィキペディアの歴史関連執筆者達の多く抗議受けた利用者Helga」は、メーリングリストにおいて話し合いが行われた結果2002年9月排除された。 2003年11月ロシア語版ウィキペディアライセンス形態についての論争が基となり、一部利用者ウィキペディア出て別の百科事典プロジェクト立ち上げるという分裂起こったこの分裂は、ウィキペディアメーリングリストなどに不満の表明がなされなかったこと、ロシア語版主な利用者他のプロジェクト参加者との人的交流が薄いことや、ロシア語解するユーザ少ないことなどから、2004年10月まで他の言語版の利用者には知られていなかった。分裂だけでなくこのように事態把握遅れたことを重く見て、ウィキペディアプロジェクトの多言語的展開と各言語話者の間の連携強化すべきだとする指摘一部では改めなされている。 2005年12月には英語版ウィキペディアで、とあるジャーナリストケネディ暗殺事件首謀者とされる嘘の投稿がされ、この記事は4か月の間掲載され、それに気づいた本人ジミー・ウェールズに、記事是正要請した詳細ウィキペディアにおけるシーゲンソーラーの経歴論争参照)。この嘘の投稿行った者は冗談のつもりで行った話しているが、このことが新聞などに掲載され問題となり、結局この投稿により当該投稿者仕事辞めることとなった。これにより、英語版ウィキペディアは登録ユーザー以外が新規記事投稿を行うことを制限し記事執筆などを遅延反映させこういった嘘の投稿対抗するためのシステム構築することになった2006年には、著名人の項目をその人自らが修正するケースがあり、日本語版でも西和彦の項目を当人思われる人物積極的に編集して議論となったために保護されることとなったまた、アメリカでは選挙の際に議員ライバル相手記事編集したりする場合もあり、アメリカ合衆国議会からの編集対し制限科す措置が採られた。2007年1月には英語版ウィキペディアで、マイクロソフトがとある人物対し報酬支払うからマイクロソフトの項目を修正してほしい」と打診していたことが発覚マイクロソフト側も「ウィキペディア相違していると思われる記述があり、修正してもらいたかった」と認め謝罪した

※この「分裂、論争」の解説は、「ウィキペディア」の解説の一部です。
「分裂、論争」を含む「ウィキペディア」の記事については、「ウィキペディア」の概要を参照ください。

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