作品・史伝とは? わかりやすく解説

作品・史伝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 03:51 UTC 版)

プロスペル・メリメ」の記事における「作品・史伝」の解説

メリメは『ジャックリーの乱―-封建時代の劇』とそれに続く、1828年に『カルバハル家の人びと』、翌29年に『シャルル九世治世年代記』を匿名発表している。以後短篇小説中篇小説歴史的逸話考古学紹介文文学研究自分の名前で発表するうになる。これらはまず『パリ評論』『両世界評論』に相次ぎ掲載され、それから個別題名もしくは一括し題名一巻本として刊行された。以下はほぼその順番での記載。 『タマンゴ』 『堡塁奪取』 『イールヴィーナス』 『煉獄の魂』 『シャルル11世の幻想』 『トレド真珠』 『バックギャモン勝負』 『エトルリアの壺』 『二重の誤解』 『アルセーヌ・ギヨ』 『マテオ・ファルコーネ』 『コロンバ』(1830年 - 1840年コルシカ島舞台カルメン』(1847年)- 日本語訳書多数リンク先参照どれもが波乱興味深さ独創満ちたこれらの物語は、メリメ決定的に獲得していた控え目洗練された文体によって特に洗練された読者層喜ばれた。 単行本として刊行された『旅行記』や『考古学的視察報告』の他にも歴史関係では以下の著作があり、一部訳・出版された。 『ミシェル・セルバンテスの生涯と作品紹介』(1828年) 『階級戦争試論』(1841年) 『カスティーリャ王ドン・ペドロ一世伝』(1843年) 『偽のドミトリー ロシア史逸話』(1852年) 『歴史文学論集』(1855年)の一冊に12さまざまな習作と、『紹介文』『序文』『序説』が収められている。その中でも特に『二つ遺産』とそれに続く『総監』『探検家登場』(1853年) 『マリノ・ブレトの短篇詩篇序説』(1855年)など。 また単行本化されなかった雑誌記事若干ある他、死後出た文集未知の女への書簡集』(1873年)は好奇心大きな的となり、続けてもう一人未知の女への書簡集』(1875年)が出た。 『メリメ全集』(杉捷夫江口清ほか訳、河出書房新社197779年)が出版された。なお当初は全7巻予定だったが、6巻目まで刊行であった。第1・2・3巻は小説、第4・5巻は史伝第6巻は「人物評論・美術評論紀行文」。未刊行の第7巻は「書簡雑文であった

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