会話例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/24 18:36 UTC 版)
「しばれるなはん」・・・冷えますね。 「んだなはん」・・・そうですね。 「おめはん、どごさおでるのす」・・・あなた、どこに出かけるところ 「お八幡さんさ、行ぐどごでやんす」・・・八幡宮に行くところです。 「車でおでるのすか?」・・・車で行くのですか? 「そでがんす」・・・そうです。 「新たに鳥居こしぇでだんとも、道おべだのすか?」・・・新しく鳥居を造っていたけれど、道はわかりますか? 「んだば、はっぱり、ほでねなはん」・・・それなら、さっぱり解らないわ。
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会話例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 18:18 UTC 版)
『日本語方言辞書別巻全国方言会話集成』より。原典はカタカナ表記だがひらがなに直し、アクセントの高音部を太字で示した。↑は文節末の特に上がる部分。訳は一部修正した。なお、それぞれの会話は必ずしもつながっていない。 1953年に収録 宮津市下世屋地区で、60歳女性と80歳近くの男性。 女性「たーはんぶどま、ひがささへんわな」(田は半分くらいは陽が差さないよ) 男性「きこーがえーちゅーだか、わるいちゅーだか、…」(気候が良い(という)のか悪い(という)のか、…) 女性「(だるま大師さんなどは)いまことばおかわいとって、いましんでいきなる」(今言葉を交わしていて今死んで行きなさる(という大往生)) 女性「おくさんそねにじょうさんしとくんなるな」(奥さん、そんなにたくさんしてくださいますな<寺のおくさんが御馳走を出してくださったのに対して言った>) 世屋下小学校で。 先生「こーちゃん、ちがっとりゃへんか↑」(幸ちゃん、違ってない?) 男児「ぼくもわすれたさけぁー、…」(僕も忘れたから) 男児「ぼくら、いっきゃーもよまなんだ↑」(僕なんか一回も読まなかったよ) 男児「ねぶらんときゃーてみょーか」((この鉛筆を)なめないで書いてみようか) 1962年に収録 伊根町本庄地区で、67歳男性と61歳女性。 女性「えらいせわんなってのー」(えらく世話になってねえ) 男性「あしたーあめがふりゃしぇまいかー」(明日は雨が降りはしないだろうか(降らないだろう)) 京丹後市丹後町袖志で。 若い女性「あそーだ↑」(あ、そうだ<返事>) 幼い子供「ちゅーしゃなーんにもいたない」(注射なんか全然痛くない) 京丹後市網野町で、62歳の女性。 「さゆーのいえにはさまっちゃったわけです」(左右の家に挟まってしまったわけです<震災の時の話>) 「あーんたどこいいきなはるえー↑?」(あなたどこへ行きなさるの?) 「きょーわあついで↑、やめとくわー」(今日は暑いからやめとくわ) 「みねやまのほーがえーだなぇいですか↑」(峰山<城下町>の方が(ここよりも言葉が)いいんじゃないですか?)
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会話例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 02:15 UTC 版)
堺市の若い世代(2009年時点)を想定した会話例。 A「昨日のことなんやけどちょい聞いて」(昨日のことなんだけどちょっと聞いて) B「どないしたん?」(どうしたの) A「パッツンに追いかけられてん」(パトカーに追いかけられたんだ) B「ホンマかいな! そらエグいな」(本当かい。それは大変だったね) A「ホンマやて! バリエグかったし」(本当だよ。本当に大変だったよ) B「さよか。ほてどないなってん?」(そうなんだ。それでどうなったの) A「逃げたけど、ヤバかったわ」(逃げたけど、危なかったよ) B「おつかれやな」(大変だったね) 高石市の50歳以上(2006年時点)を想定した会話例。 A「けや、ちみたいなあ」(今日は冷たいね/寒いね) B「せや、零下いたちゅてるで」(そうだね。零下行ったっていうね) A「そらさっぷいはずや」(それは寒いはずだ) B「早よ家もって風呂でつくもろ」(早く家に戻って風呂で暖まろう) A「しもた、家ちゃんとかいでこずや。ほな」(しまった、家、ちゃんと鍵かけてきてないぞ。じゃあね) 泉南地方の伝統的な方言形式を使用した会話例。 母「○○、外出んやったらよー、ニンジンとタマネギ買うてきちゃって! 買うてきてくれんやったらよー、かんご持って行きよー」(○○、外へ出かけるのなら、ニンジンとタマネギを買ってきて! 買いに行ってくれるのなら、買い物籠を持って行くのよ) 娘「うち、これからツレとこ行くよっていやじょォ。おかんいきよー」(私はこれから友達の家に行くから嫌だよ。お母さんが行きなよ) 母「そーけェ、にくそい子ォやのー。晩ごはんカレー作っちゃろかおもちゃあったのに、もォええわ」(ああそう、かわいらしくない子ね。夕ご飯にカレーを作ってあげようかと思っていたのに、もう知らないわ) 娘「あいしょ、ほんまけ? ほたら楽しみにしてるよってに、作っちゃっちょう」(ええっ本当? じゃあ楽しみにしているから、作ってあげてね(=作って頂戴ね)) 母「ほんま調子のええ子みぃ。うちでかしこいのは犬だけやしよー」(本当に調子のいい子ねえ。我が家で聞き分けのいいのは犬だけだわ) 1990年(平成2年)に泉南市岡田で記録された、1909年(明治42年)生まれの女性が語る「三日帰り」という結婚式3日後に里帰りする習慣の話。 [さとが]えりゃー ここ[ら]ー [みっかが]えりと こー あった[さ]かい [な。[みっかが]えりって [な く[る]まに のっ]て [な もー [よめさんに き]たら [はじめわ] まー し[ろ]むく [きてー [ほいて ま]ー あのー し[ま]だに [ゆーけ]ろ [みっかが]えりに [まるあげに ゆ]ーて く[る]まに のっ]て [ほて みやげ] もっ[て さとが]えりに かいらひて もらいます]って [いぬ]んやし [な]ー。[わ]かい よめさんらー [そんな こ]と [しぇ]ーへん もー。 (里帰りは、この辺りでは、三日帰りと、こうあったからね。三日帰りというのはね、人力車に乗ってね、もう嫁さんに来たら、はじめはまあ、白無垢を着て、そしてまあ、あのう、島田に結うけど、三日帰りには、丸髷に結って人力車に乗って、そして土産を持って、里帰りに帰らしてもらいますって、行くんだよ。若い嫁さんたちは、そんなことしない、もう)
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