丹後弁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/31 09:21 UTC 版)
丹後弁(たんごべん)は、京都府北部の丹後地方で話される日本語の方言。舞鶴市も旧丹後国であるが、アクセントや語法に大きな違いがあり、その境界線は宮津市南東部を通っている。以下ではこの境界線より西(京丹後市、伊根町、与謝野町、宮津市大部分)の方言を「丹後弁」とする。方言学では、丹後方言(たんごほうげん)または奥丹後方言(おくたんごほうげん)と言う[注 1]。
注釈
- ^ ただし、「奥丹後方言」の名称は京丹後市久美浜町のみの方言を指す場合がある。『講座方言学 7 近畿地方の方言』94頁。
- ^ a b c 連用形に「て」「た」が付くときの形。「書い(ている)」、「飛ん(だ)」など。
出典
- ^ “丹後、尾張弁「どえりゃー」似てる 京丹後市、共通性調査 京都”. 産経新聞 (2014年8月5日). 2023年3月5日閲覧。
- ^ 奥村三雄「京都府方言」
- ^ a b 『講座方言学 7 近畿地方の方言』100頁
- ^ 室山敏昭「京都府与謝郡伊根町方言の音声生活について」
- ^ a b 奥村三雄「京都・滋賀・福井」『方言学講座3』東京堂、1961年
- ^ 平山輝男「全日本の発音とアクセント」NHK放送文化研究所編『NHK日本語発音アクセント辞典』(日本放送出版協会、1998年4月)中の分布図。
- ^ a b 佐藤亮一「現代日本語の発音分布」飛田良文・佐藤武義編『現代日本語講座 第3巻 発音』(明治書院、2002年)中の分布図。『日本方言大辞典』所蔵の「音韻総覧」から引用されたもの。
- ^ a b 太田(1937)。
- ^ 『講座方言学 7 近畿地方の方言』11頁、105頁
- ^ 『講座方言学 7 近畿地方の方言』107頁
- ^ 堀井令以知『京都府ことば辞典』246頁
- ^ 堀井令以知『京都府ことば辞典』147頁
- ^ 堀井令以知『京都府ことば辞典』247頁
- ^ 『日本列島方言叢書15 近畿方言考3 滋賀県・京都府』108頁。
- ^ 堀井令以知『京都府ことば辞典』121頁
- ^ a b c 室山敏昭「京都府与謝郡伊根町方言の音声生活について」中の例文より引用。原典はカタカナ表記だがひらがな漢字混じりに直した。
- ^ 『日本列島方言叢書15 近畿方言考3 滋賀県・京都府』114頁。
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