会津坂下町とは? わかりやすく解説

会津坂下町

読み方:アイズバンゲマチ(aizubangemachi)

所在 福島県河沼郡

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

会津坂下町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/24 21:02 UTC 版)

あいづばんげまち 
会津坂下町
恵隆寺観音堂
会津坂下町旗 会津坂下町章
1965年3月16日制定
日本
地方 東北地方
都道府県 福島県
河沼郡
市町村コード 07421-7
法人番号 6000020074217
面積 91.59km2
総人口 13,561[編集]
推計人口、2025年6月1日)
人口密度 148人/km2
隣接自治体 会津若松市喜多方市河沼郡柳津町湯川村耶麻郡西会津町大沼郡会津美里町
町の木
町の花
村の鳥 うぐいす
会津坂下町役場
町長 古川庄平
所在地 969-6592
福島県河沼郡会津坂下町市中三番甲3662番地
北緯37度33分41秒 東経139度49分18秒 / 北緯37.56147度 東経139.82164度 / 37.56147; 139.82164座標: 北緯37度33分41秒 東経139度49分18秒 / 北緯37.56147度 東経139.82164度 / 37.56147; 139.82164
外部リンク 公式ウェブサイト

― 市 / ― 町・村

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会津坂下町(あいづばんげまち[1])は、福島県会津地方に位置し、河沼郡に属する

地理・歴史

会津盆地西部に位置する。町の中部から東側は盆地が広がり比較的平坦で水田が多く、西側は山林が多い。町の東側から北側にかけて阿賀川が流れているほか、西部には只見川が流れる。古来より交通の要所として栄えた。江戸時代には旧坂下において毎月旧暦の14日に市が立った。坂下町から三(現代のメートル法換算で約12 km)の範囲では市を立てないようにと言う会津藩の御触れが有り、商業・流通の中心として保護されていた歴史がある。若松喜多方高田それぞれか三里であるため、「坂下のバカ三里」とも呼ばれた。

慶長16年の会津大地震(1611年)時、現在の喜多方市山科地区で起きた山崩れにより阿賀川がせき止められ、山科湖(堰止湖)が出現し、旧越後街道が現在の国道49号付近まで北側に移動した。このことでもわかるように、会津盆地でも一番高度の低い場所に位置する。余談であるが現在の広瀬地区の地名は当時この山科湖に水没していたことに由来する。この堰止め湖は50年ほど存在し、それを解消したのは会津藩主保科正之と言われている。

また沼田街道(会津坂下町 - 群馬県沼田市)の起点が旧越後街道の鐘撞き堂峠の入り口にあり、ここより七折峠国道49号)を通り奥会津、尾瀬が原、群馬県片品を通り沼田へ至る主要街道であった。

また江戸時代、旧坂下地区には奥会津柳津の銀山から掘り出されたの集積地が有った。また新潟津より阿賀川の河川舟運で運ばれてくる海産物を荷揚げをする荷揚げ場もあった。荷揚げ場を整備した当時の民間人佐藤丈介が荷揚げ場に橋も整備し、その名が現在の丈介橋として残っている。

第二次世界大戦後、只見特定地域総合開発計画が立案、実行に移された。町内に計画された片門ダム、片門水力発電所の建設にあたっては労働力確保の一環として宮城刑務所の受刑者が出役。1951年(昭和26年)12月には、片門に仮出張所が設けられた[2]1953年(昭和28年)、ダムと発電所が完成。

  • 山 :高寺山、馬立山
  • 河川:阿賀川、只見川
  • 湖沼:

隣接する自治体

人口

会津坂下町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 21,720人
1975年(昭和50年) 20,510人
1980年(昭和55年) 20,504人
1985年(昭和60年) 20,431人
1990年(平成2年) 20,332人
1995年(平成7年) 20,083人
2000年(平成12年) 19,426人
2005年(平成17年) 18,274人
2010年(平成22年) 17,360人
2015年(平成27年) 16,303人
2020年(令和2年) 15,068人
総務省統計局 国勢調査より


歴史

行政

町の財政

2019年(平成31年)年には、町の財政調整基金と標準財政規模の比が全国で最も悪化した市町村となった(同値の市町村あり)[3]。町は2020年(令和2年)から財政健全化アクションプランを実施。2024年(令和6年)までの間、財政健全化に取り組んだ結果、健全化判断比率等の改善、財政調整基金等の増加、地方債残高の減少等、一定の改善が図られた[4]

産業

  • 主な産業

商業

  • 道の駅
    • 道の駅あいづ
  • 商店街
    • ライヴァン通り商店街
  • 酒造
  • 会津木綿
    • IIE Lab.(イーラボ)

郵便

  • 坂下郵便局(集配局
  • 青木郵便局
  • 片門郵便局
  • 気多宮郵便局
  • 川西簡易郵便局
  • 金上簡易郵便局
  • 古坂下簡易郵便局

教育

会津農林高等学校

高校

中学校

  • 会津坂下町立坂下中学校

小学校

  • 会津坂下町立坂下東小学校
  • 会津坂下町立坂下南小学校

廃校になった学校

  • 福島県立坂下高等学校
  • 会津坂下町立片門小学校
  • 会津坂下町立川西小学校
  • 会津坂下町立八幡小学校
  • 会津坂下町立第一中学校
  • 会津坂下町立第二中学校
  • 会津坂下町立坂下小学校
  • 会津坂下町立若宮小学校
  • 会津坂下町立金上小学校
  • 会津坂下町立広瀬小学校

交通

会津坂下駅

鉄道

東日本旅客鉄道(JR東日本)

路線バス

道路

道の駅

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

亀ヶ森古墳(左奥)と鎮守森古墳(右)

祭事・催事

  • 初市大俵引き(1月、重さ約5トンの米を引き合う伝統行事)[6]

名産品

出身有名人

脚注

  1. ^ トップバナー「会津坂下町 あいづばんげまち」会津坂下町公式ホームページ(2022年1月22日閲覧)
  2. ^ 重松一義『日本刑罰史年表 増補改訂版』柏書房、2007年、286頁。ISBN 9784760131655 
  3. ^ 「貯金の多い・少ない市町村」全国ランキング400”. 東洋経済オンライン (2020年9月10日). 2025年7月24日閲覧。
  4. ^ 会津坂下町長期財政計画”. 会津坂下町 (2025年). 2025年7月24日閲覧。
  5. ^ おいしい 日本酒の教科書 決定版!. 株式会社宝島社. (2015-06-19) 
  6. ^ 【十字路】2年ぶり勝負『日本農業新聞』2022年1月22日16面
  7. ^ “毎日フォーラム・霞が関人物録”. 毎日新聞デジタル (毎日新聞社). (2021年1月8日). https://mainichi.jp/articles/20210107/org/00m/010/009000d 2024年6月23日閲覧。 

関連項目

外部リンク




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