休止・廃止された主な航路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 07:44 UTC 版)
「四国フェリー」の記事における「休止・廃止された主な航路」の解説
ニュージャンボフェリー(高松 - 神戸航路)運航区間:高松東港(香川県高松市) - 神戸港・東神戸フェリーセンター(兵庫県神戸市) 就航期間:1970年10月5日 - 1998年9月30日 運航本数:5往復(新規就航時点) 就航船舶:四国フェリー - 神戸丸、日本海運 - 神高丸 四国フェリーおよび日本海運による共同運航。日本海運による運航便は「ニュージャンボ神高フェリー」と呼ばれたほか、運航開始から数年間は親会社の日本通運が運航していた。 航路は並航していたジャンボフェリーと同一であるほか、運賃も同額であったが、回数券などの共用はなされていなかった。また、ジャンボフェリーを運航していた関西汽船および加藤汽船との協定により、就航から1986年12月26日までは旅客のみの扱いができず、徒歩客の乗船はできなかった。なお、徒歩客の扱いを開始した後も、歩行者専用の連絡通路ではなく、車両甲板から乗下船していた。一方、車両については高松東港での乗用車の積み下ろしは船尾に備え付けられていたランプウェイを使用していた。 旅客施設は、東神戸フェリーセンターについては各社とも同じ施設を利用、高松東港については当社のみ別の場所に自社施設を設けていた(共同運航相手の日本海運は、関西汽船・加藤汽船が管理していたターミナルビルの一部を間借りしていた)。 明石海峡大橋開通の影響により廃止された。 高松・宇野航路(宇高航路)運航区間:高松港(香川県高松市) - 宇野港(岡山県玉野市) 運航便数:フェリー5往復(6 - 20時台) 所要時間:約65分 距離:21km 就航船舶:第一しょうどしま丸 かつては深夜帯を含めた終日にわたり運航していた同社の中心航路。国道30号の海上区間を成す。2013年から休止となる2019年まで、四国急行フェリーにより運航。 長らく、並行航路を結ぶ宇高国道フェリーとは競合関係にあり、高松港ではネオンサインを競っていたが、2009年12月の減便以降は運航時刻を調整するなどの協調もおこなった。しかし、国道フェリーは2012年10月17日限りで運行を休止し、10月18日以降は当航路が宇野と高松を結ぶ唯一の定期航路となっている。2004年3月からは同じ航路を運航する津国汽船(本四フェリー)との共同運航を行っていたが、同社は2009年4月1日で同航路から撤退した。 2013年4月1日より、四国フェリー本体から子会社の四国急行フェリーに移管された。これは本州四国連絡高速道路の通行料金引き下げおよび宇高航路の存続に関し、宇野高松間地域交通連絡協議会にも状況を説明しやすくなること、収支の明確化や一層の経費削減策を講じるためである。上記の通り、2014年7月15日をもって早朝・深夜便を廃止し、終夜運航ではなくなった。 JR瀬戸大橋線が強風などで運休となった場合は本航路で振替輸送が行われていた。2014年7月16日以降は『マリンライナー』の運行時間帯よりもフェリーの就航時間が短くなり、時間帯によっては振替が不可能となった。2017年4月1日からは1日10往復から5往復に大幅減便となり、高松港の発着場はサンポート高松に変更した。 しかし、収益の改善に至らず、航路の維持は困難だとして、2019年(令和元年)11月11日、同年12月16日より航路を休止する旨を国土交通省四国運輸局に届け出た、船舶の修繕費を補助してきた岡山県・香川県・玉野市・高松市の各自治体は追加支援はしないと決定、同12月15日の運航をもって休止となった。なお、四国運輸局は休止に先立ち、直島経由(四国汽船利用)や小豆島経由(小豆島豊島フェリー・小豆島フェリー利用)などの代替ルート案を発表している。 四国フェリーの船上から撮影した宇高航路全域のGoogle ストリートビューが2015年1月22日から公開されている。
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