乳がん発覚と闘病
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2007年4月、『最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学 スペシャル』(ABCテレビ)にゲスト出演。同番組内での乳がん自己検診の際、胸に違和感を覚え、その後乳がんが左右の胸にあることが発覚する。聖路加国際病院の乳腺外科(ブレストセンター)で2回の手術を経てがんを全て摘出した。 同年6月、『最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学』レギュラー放送に出演し、乳がん摘出手術を済ませたことを告白。この乳がん罹患をきっかけにして、タレント活動の傍ら、がんに関わる啓蒙活動に積極的に参加するようになり、2008年4月にはがんに対する知識と理解を呼びかけるチャリティー団体「スター混声合唱団」を鳥越俊太郎らと結成。2008年から2010年まで厚生労働省「がんに関する普及啓発懇談会」委員を務める。2009年、NPO法人「リボン運動 がんの薬を普及する会」を結成し、代表理事に就任。同年3月にはNPO法人「キャンサーリボンズ」のシンボルソング『あなたが大切だから』を作詞・作曲した。 その一方で、「私は“職業:お笑い”だから。まあ、色んな仕事してるけどね。もう、本職だからさ。これはやめたくないね」と語るなど、お笑いに対して依然、強い情熱を持っている。所属する太田プロダクションのお笑いライブ『月笑(ゲツワラ)』に不定期でゲスト出演してピン芸の新ネタを披露したほか、2019年3月まで放送された『日曜バラエティー』(NHKラジオ第1)の冠コーナー「邦子のなんなんでSHOW」でも新旧のネタを披露していた。 2010年10月、2011年春にアジア初上陸するブラジルのファッションブランド「カルメン・ステファン」のジャパンプロデューサーを担当することが発表された。 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)を受け、2011年3月に新宿駅前で街頭募金活動を行ったほか、4月にはラサール石井とともに津波で大きな被害が出た岩手県下閉伊郡山田町を訪問。11か所の避難所を回り、絵本やおもちゃ、現金などを配った。避難所では「山田だから山田町に来ました」と自己紹介し、被災者から笑いが起きる。5月にも山田町にある14か所の避難所を再び訪れ、4月訪問時に被災者からリクエストのあった電子レンジや扇風機、みかんを持って行った。その後も支援活動を継続し、2013年10月、「山田町復興ふるさと大使」に任命された。 2017年10月9日、女性お笑い芸人のコンテスト『女芸人No.1決定戦 THE W』に参戦することが明らかとなり、日本テレビを通じて「やる気925(クニコ)%! ワクワクしてます!」とのコメントを発表した。しかし、参加費の有無や参加する芸人の名前など、番組の詳細についての説明を受けていなかったことを理由に出場を辞退し、10月19日に更新したブログでは「やる気満々だったのに、ただ名前が宣伝に使われただけか。がっかりだ」と落胆した思いを吐露した。
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