街頭募金とは? わかりやすく解説

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がいとう‐ぼきん【街頭募金】

読み方:がいとうぼきん

人通りの多い場所で、社会福祉災害救助などの資金一般の人から集めること。


街頭募金

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/24 09:28 UTC 版)

フィンランドヘルシンキで通行人と直接話をしながら募金活動を行っている。

街頭募金(がいとうぼきん)とは不特定多数の人々に街頭で無償で金銭を募ること。募金の形態には、戸別募金、法人募金、職域募金、学校募金、興行募金などもあり、街頭募金も募金方法の一種である[1]

英国

一般チャリティ

イギリスでは募金の方法によってチャリティの形態は、会員制チャリティ、一般チャリティ、遺言による寄付、物品販売、企業寄付などがあり、このうち街頭募金は一般チャリティに属する[2]

歴史

イギリスでは1960年チャリティ法が制定され行政上の監督を原則としてチャリティ委員会に一元化された後、1992年チャリティ法及び1993年チャリティ法が制定された[3]。1992年法では募金活動で不正が多くみられたことへの対応として、専門的に募金活動等を行う者等の募金状況に関する情報公開などが規定された[3]。さらに1993年チャリティ法ではチャリティ委員会の権限の強化が図られた[3]

2011年チャリティ法でも募金活動の認可証の発行とその継続の判断をチャリティ委員会の権限としている[4]

日本

歴史

太平洋戦争直後には生活に困窮する傷痍軍人らが街頭募金する姿が見られるようになった。

このため1950年頃には、各都道府県単位で募金活動を制限する募金条例が制定される例が増えた[5]。2000年代以降の現在でも、街頭募金の場所・規模によって、所管の警察署に道路使用許可を得ることや自治体への事前届出が必要である場合がある。

東日本大震災後は、被災者救済の為の街頭募金があちこちで見られた。

活動例

以下のような「羽根」が活動のシンボルマークとなっているものが多く、寄付金をマークにちなんだ記念品の羽根と引き換える例となっていることがある。

一部地域で実施されている募金活動
  • 白い羽根募金:白い羽根の中心部に赤十字のシールが貼られた仕様で日本赤十字社が主催していた。現在は青少年赤十字協議会や地方支部が募金活動を行い、寄付金が日本赤十字社に送られる形で実施されている場所がある。
終了した募金活動

脚注

  1. ^ 地域福祉活動を支える財源について”. 厚生労働省社会・援護局総務課. 2023年12月7日閲覧。
  2. ^ 酒本 知子. “英国のチャリティについて”. ニッセイ基礎研究所調査月報 1995.1. 2023年12月7日閲覧。
  3. ^ a b c 英国チャリティ調査ミッション報告書”. 公益法人協会. 2023年12月7日閲覧。
  4. ^ 尾上 選哉. “英国チャリティ委員会のアカウンタビリティと年次報告書”. 学校法人大原学園. 2023年12月7日閲覧。
  5. ^ 「傷痍軍人、厚生省に押掛く」『日本経済新聞』昭和25年12月24日2面

外部リンク


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