主要戦略拠点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 06:07 UTC 版)
グリプス サイド7宙域のグリーン・ノアは、かつてV作戦におけるガンダム等のモビルスーツを極秘裏に開発していたコロニーでホワイトベース隊のメンバーの居留した場でもある。 シャア・アズナブル少佐(当時)麾下の部隊がV作戦用の一連の兵器を受領に来たホワイトベース入港を偵察した際、交戦状態に陥ったため1バンチコロニーは中破するが、戦後に修復されてグリーン・ノア1(グリーン・オアシス)の名称で通常の居住区画として、主に軍関係者や軍人が居住している。 戦後の復興時にサイド3より密閉型コロニー2基を移動させ、そのコロニーを繋ぎ合わせるという強引な手法で2バンチコロニー、グリーン・ノア2を造り上げる。このグリーン・ノア2にバスク・オムが付けた別名がグリプスである。こちらには主に造兵工廠および軍事拠点が存在する。なお戦後の復興事業は一年戦争当時ですら1バンチが建造途中だった事もあってか大きく遅れているようで、エゥーゴの潜入作戦時でも2バンチまでしか建造されていない。 参謀本部が置かれている。 グリプス戦役中盤、ティターンズはグリーン・ノア2を分離し、片方を移動式コロニーレーザー(グリプス2)として改装、当時エゥーゴの一大拠点であったサイド2付近へ回送している。(なお残ったグリプス1はサイド7に置かれ、ルナツー、旧ア・バオア・クーと共にゼダンの門を構成している)グリプス戦役終盤はグリプス2を巡りエゥーゴ、ティターンズ、アクシズによる争奪戦が展開されている。 コンペイトウ サイド1宙域に浮かぶ宇宙要塞。かつてのジオン軍の宇宙要塞「ソロモン」である。宇宙世紀0083年の観艦式襲撃事件の後も鎮守府として運用されているが、『Ζガンダム』劇中には登場しない。後発作品の『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』において、ティターンズの技術本部が置かれているとされた。基本的にティターンズの兵器はここで試験された後に実戦配備されることになっているが、グリプスによるガンダムMk-II開発発覚後にはおこなわれなくなっていき、各工廠・研究所の独自開発の乱発を招いていく。後に駐留連邦軍の反乱と呼応したエゥーゴ艦隊の攻撃によって撤退することになる。 ニューギニア ジャブローに替わる地球上の戦略拠点の一つ。アウドムラ隊を中心としたカラバの攻撃によって陥落する。 キリマンジャロ ニューギニアに替わる地球上の戦略拠点でアフリカ大陸での連邦軍最大拠点。山全体が要塞化されており、宇宙港も有するなどジャブロー同様に巨大な軍事拠点として描写される。シャアによるダカール演説の前に、エゥーゴ・カラバ連合軍による攻撃で陥落するが、総帥のジャミトフは直前に逃亡。ここを失ったことでティターンズは地球上の拠点を失い、戦いの場は宇宙へと移っている。 ダカール 連邦議会の所在地。ダカール演説ではエゥーゴ・カラバの撃退にダカール防衛隊が出動するが、キリマンジャロからの自軍追撃部隊が市街地で発砲し始めたため、ティターンズでの同士討ちに発展してしまう。 ゼダンの門 かつてのジオンの宇宙要塞「ア・バオア・クー」を改装し、サイド7付近に移動して再就役させたもの。正確には旧ア・バオア・クー、ルナツー、グリプス及びその周辺宙域を総称してゼダンの門という場合が多い。アクシズの衝突により旧ア・バオア・クーが崩壊。またルナツーの連邦軍もティターンズから離反。これによりティターンズは宇宙における一大拠点の一つを失い、グリプス戦役は終局へと向かう。
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