上古時代から平安時代までとは? わかりやすく解説

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上古時代から平安時代まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 22:51 UTC 版)

五島列島」の記事における「上古時代から平安時代まで」の解説

五島列島に人が住み着いたのは早く一部には旧石器時代に既に人が住みついていたという。島では旧石器時代以降縄文時代弥生時代遺跡が非常に多く発見されている。 日本人先祖大部分がどこから来たのかについては多くの説があるが、五島列島最近でも中国ベトナムからの難民乗せた船が何度も流れ着き、また台風の時は中国漁船避難場所にもなっており、中国大陸南部から海流まかせて流されれば五島に着く可能性充分にある。 『肥前国風土記』にも、五島海士は「容貌隼人似て、常に騎射好み、その言語俗人異なれり」と記されている。 五島では島々密集していながら地続きではなく全体としてはかなり大きといえる五島列島どこにいてもたいてい海が見える。 このような自然環境漁労民には大きな利点であった遺跡などから考えると、縄文時代の生活は同じ時代本土変わらないものであったが、その後弥生時代になると本土発祥生活様式などがやや遅れて五島伝わってくるようになった思われる。 ただし、時代下って平安時代には後期遣唐使最後寄港地とするなど、本土から距離があるとはいえ大陸に近いということもあり、中央の文化長く隔絶され状況ではなかった。 『古事記』国産みにおいて、イザナギ・イザナミが大八州を生んだ後、更に「児島」「小豆島」「大島」「女島」「知訶島(ちかのしま)」「両児島(ふたごのしま)」を生むが、この中の知訶島が五島列島である。古く福江島を「おおぢか(大知訶、大値嘉)」と呼び、上五島の島を「こぢか」と呼んでおり、現在行政区画上ではたまた五島列島入れられていないものの五島列島一部としてその北に位置する小値賀島(おぢかじま)がその呼称名残とされる『日本書紀』天武天皇4年4月18日675年5月17日)の条に「三位麻続王に罪があって因幡流罪とした際、その子らを伊豆大島とともに「血鹿嶋」に流した」とある。 「両児島(ふたごのしま)」についても、五島南西離れて浮かぶ男女群島のことであるとするのが通説である。 五島列島比してかなり小さ男女群島現在の行政区画では五島市 に入るが、この島も女島灯台設置されるなど近年に至るまで重要なであった。これらのことからも、古代において五島列島周辺の島々中央にもよく知られていたことが分かる景行天皇御代肥前国風土記』に、九州巡幸の時、従者命じて五島内を視察させ、海・陸産物住民のこと等詳しく報告受けたと記す。 704年 第7次遣唐使船(粟田真人山上憶良帰朝の際に玉之浦へ漂着740年天平12年)に大宰少弐藤原広嗣反乱起こした敗れ肥前国松浦郡の値嘉嶋長野村ちかのしまながのむら、現在の宇久島)で逮捕され、断首されている。 804年 第16次遣唐使船4隻、久賀島田之浦に寄泊して渡唐最澄空海随行842年承和9年) 唐の商人処人が博多から唐へ向かう途中、値嘉嶋奈留浦(奈留島)に寄港し老朽化した船を廃棄し、島の切り出して3ヶ月新船完成させ、6日間で唐へと渡っている 。 876年貞観18年)には、それぞれ値嘉郷・庇羅郷(ひらごう)とも呼ばれていた五島列島平戸島地域併せて値嘉島という行政区画とし、島司置かれた。

※この「上古時代から平安時代まで」の解説は、「五島列島」の解説の一部です。
「上古時代から平安時代まで」を含む「五島列島」の記事については、「五島列島」の概要を参照ください。

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