田之浦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 09:43 UTC 版)
同町内の下津井や吹上同様に古い歴史を持つ港町である。鷲羽山南麓の浅い谷を海岸にかけて集落が続き、沿岸部に町並を作っている。古来より漁業者が多く、水田は少なく、山地にわずかに畑が段をなして存在している。 地名の由来は当地北の丘上にある延喜式内社・田土浦坐神社である。同神社の門前町でもあったため、神社名の田土浦が変形して田之浦となったとされる。 当地内にある寺院・真言宗弘泉寺は、同寺院の縁起によると正応年中(1288〜1299年)の開基とされ、古い歴史がある。 江戸時代中期の記録書『吉備温故秘録』では、田畑五町八反、家数百六十軒、男女六百六十六人、舟四十三艘、四季とも漁猟す、との記載がある。 田之浦港は、現在も漁港として健在である。
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