ヴァネッティ・ファミリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 14:25 UTC 版)
「91Days」の記事における「ヴァネッティ・ファミリー」の解説
ローレスの街の裏社会で生きるマフィア一家。オルコ・ファミリーと共存し、シカゴのガラッシアからロナルドを婿入りさせてファミリーの安泰をはかっていた。 ヴァンノ・クレメンテ 声 - 小野大輔、美々(年少期) ネロの部下で親友。仲間思いだが熱くなりやすいタイプ。下戸であり酒が飲めない。信仰心が厚くよく祈りを捧げている。ネロやヴィンセントとともにアヴィリオの家を襲撃した時も、エレナやルーチェの死体に祈りを捧げていた。トロンコの仇を討つため、セルペンテを射殺したが、その直後にアヴィリオに射殺された。 フラテ・ヴァネッティ 声 - 西山宏太朗、M・A・O(年少期) ネロの弟。兄弟の情より組織の存続を優先させ、ネロの粛清を約束することでオルコ・ファミリーと和解する。この功績によりドン・ガラッシアからヴィンセントの後継者に指名される。しかし、オルコと会談した際には終始おどおどしており、ファミリーを率いるプレッシャーに耐えられずロナルドから渡された薬に依存し、ネロとの抗争の際には屋敷に閉じこもり、あげくの果てにドン・ガラッシアに保護を求めようとするなど、ファミリーのドンの器ではなく、事実上、ロナルドの操り人形と化していた。 アヴィリオに半ば仕向けられる形でネロと撃ち合いになり、ネロに射殺される。その際、子供の頃から日曜日の礼拝に顔を出さないなど自由奔放なのにヴィンセントから期待されているネロに嫉妬心を持っていたと吐露。ネロに「父さんはお前を愛している」と説得されても「愛されたいんじゃない、認められたいんだ」と泣き叫んだ。その後、ロナルド殺害の犯人に仕立て上げられた。 フィオ・ヴァネッティ 声 - 東城日沙子 ネロの妹でフラテの姉。ファミリー安泰のため、ロナルドと結婚した。ネロとフラテの争いをおさえ、ファミリーの団結を維持しようと奔走する。アヴィリオの手紙を見てロナルドを殺害し、ローレスを離れた。お腹にロナルドとの間にできた子どもがいる。 ロナルド 声 - 中村悠一 シカゴを牛耳るドン・ガラッシアの甥。ネロの妹、フィオと結婚する。ヴァネッティ・ファミリーの一員となるが、ドン・ガラッシアの意向を優先させ、ヴァネッティとオルコの両ファミリーに対しては対立を禁じ、共存するよう命じていた。また、ドン・ガラッシアの意向と称して、ヴァネッティ・ファミリーの運営に介入していた。 ことあるごとにガラッシアの名を出して、相手より優位に立とうするフシがあるため周囲からはよく思われておらず、アヴィリオからは「虎の威を借る狐」、オルコからは「ひよっこがガラッシア風を吹かせやがって」と酷評された。 ネロを始末し、フラテを傀儡にして、ヴァネッティ・ファミリーを完全にガラッシア・ファミリーの傘下にしようと画策していた矢先、妻のフィオに射殺された。 バルベロ 声 - 櫻井孝宏 ネロの部下で参謀役。冷静な性格だが、ネロへの忠誠心は強い。ネロがドンに就任する直前、ネロからヴィンセントに幹部として推薦され、ネロのドン就任と共に正式に幹部となる。コルテオの裏切りをきっかけに、アヴィリオに対しても疑いの目を向けていた。また、新参でありながら、ネロに重用されるアヴィリオに嫉妬のような感情を抱いていた。 アヴィリオがデルトロを殺害しているところを目にしてアヴィリオを捕え、対応を協議するため、ガンゾを呼ぶが、ガンゾはストレーガと通じており、ガンゾに射殺された。 ティグレ 声 - 浜田賢二 ネロの部下。酒場の駐車場でファンゴに痛めつけられる。ネロへの忠誠心は高く、自身が被弾することも厭わず、ネロに危険が迫っていることを伝えた。登場する際、殴られたり負傷したりすることが多い。ガラッシア・ファミリーによるヴァネッティ・ファミリーせん滅が始まった後、ネロを逃がしてアイランドに立てこもるが、ガラッシア・ファミリーとの銃撃戦の果てに射殺された。 ヴォルペ 声 - 鈴木達央 ネロの部下。ネロへの忠誠心は厚く、ネロの粛清が決まった後もネロに付き従った。アヴィリオにその忠誠心を利用され、ロナルド襲撃の鉄砲玉として利用されたあげく、射殺された。その死体はフラテによってローレス市内でさらしものにされ、ネロとフラテの抗争が勃発するきっかけとなった。 ガンゾ・アラリー 声 - 天田益男 年長の幹部で、ネロや部下から「叔父貴」と呼ばれる。ネロびいきなうえに、ロナルドやフラテのやり方が気に入らなかったことから、度々苦言を呈していたが、無視されていた。ネロとフラテが対立した際は、調停を試みるが失敗している。ロナルドやフラテと距離を置いていたことから、ネロがファミリーを掌握した後も幹部の地位を維持した。 アヴィリオに手紙を送った張本人であり、ヴィンセントらがアヴィリオの家を襲撃した際には運転手役をしていた。ストレーガと通じており、ファミリーの乗っ取りを画策していたが、アヴィリオがガラッシアを殺害したことで目算が狂い、ストレーガに報復として射殺された。 デルトロ 声 - 山本兼平 ガンゾ同様古参の幹部でヴィンセントの側近。一言も喋らない人物で、ネロ曰く大戦時代、ヴィンセントと共にヨーロッパで戦った時に喉に銃弾を受け負傷したことが原因である。また長く刑務所にいて、ヴィンセントらがアヴィリオの家を襲撃した際には服役していたという。 オペラ劇場のこけら落としの日はガラッシアとヴィンセントそしてネロの警護を担当していたが、ガンゾの部下とアヴィリオの襲撃を受け、命を落とした。 トロンコ 声 - 古川慎 ネロの部下。元タクシー運転手の青年。酒の密輸中オルコ・ファミリーに襲撃されセルペンテに殺害される。 ヴィンセント・ヴァネッティ 声 - 山路和弘 ヴァネッティ・ファミリーのドンであり、ネロ、フィオ、フラテの父親。アヴィリオの復讐対象の一人。病気のため外出を制限されており、フィオの結婚式にも顔を出さなかった。自分亡きあとのファミリーの行く末を案じている。 ガラッシア・ファミリーのロナルドとフィオを結婚させることで、ガラッシア・ファミリーの庇護を得ようとしたが、そのことがネロとフラテの抗争を招いてしまったことを自己批判し、ネロにドンの座を譲る。 かつて別組織の幹部だったが抗争でドンを殺し、組織の帳簿を管理していたアヴィリオの父・テスタをも殺害し自らがドンとなった。テスタとは親友で、ガラッシア・ファミリーから組織を守るためとはいえ、親友を手にかけたことを死の直前まで後悔していた。 オペラ劇場のこけら落としの日に、目の前でガラッシアを殺されるが、病気で体が衰弱していたため、なすすべがなく、ガラッシア殺害の報復として、自分のファミリーがせん滅されるのを止めることが出来なかった。駆け付けたネロの腕に抱かれながら「すべてがむだごと」とつぶやいて息絶える。
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