ヴァネッサ・レッドグレイヴの授賞式における政治的発言について
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ヴァネッサ・レッドグレイヴは1977年にTVドキュメンタリー『The Palestinian』を製作、またナレーションも自ら行った。同ドキュメンタリーはパレスチナ人とパレスチナ解放機構(PLO)の活動をテーマにした作品であった。翌1978年、第50回アカデミー賞の助演女優賞にレッドグレイヴがノミネートされると、メイル・カハネ率いるユダヤ防衛同盟(JDL)のメンバーはレッドグレイヴの人形を焼き、アカデミー賞授賞式の会場ではレッドグレイヴのパレスチナ人に対する支援に抗議するためピケを張った。 レッドグレイヴは賞を勝ち取り、授賞式で次のように述べた。 この数週間シオニストのごろつきども(a small bunch of Zionist hoodlums)が行った様々な脅迫に屈せず、皆さんが一歩も退かなかったことは大変に立派なことだと思います。心から敬意を表します。彼らが行った行為は、ユダヤの人々がファシズムと圧政に対して長年戦ってきた英雄的な歴史に対する侮辱にほかなりません。 この部分に対し会場から一部ブーイングが発せられた。政治色の強い彼女の発言(リチャード・ニクソンやジョセフ・マッカーシーについても言及している)は話題となった。
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