ロケット弾についての概略
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「7.2インチ 対地ロケット発射器 M17」の記事における「ロケット弾についての概略」の解説
アメリカ陸軍によって使用された兵器であるが、その基本設計はイギリス海軍が採用していたヘッジホッグにある。 短距離での地上目標爆破用兵器を必要としていたアメリカ陸軍は本来対潜迫撃砲弾であるヘッジホッグに目をつけ、DR(Demolition Rocket =爆破ロケット) T37の名称でコピー生産を行った。2.25インチロケットモーターを装備したこのロケット弾は非常に高い弾頭ペイロードを持っていた。 その後も運用上の必要に合わせて射程の延伸や弾頭の変更などが行われ、第二次世界大戦の終結までアメリカ軍で使用された。 T37 最初の生産型で射程が非常に短い(210m)。 T57 4.5インチT22用のロケットモーターに換装した射程延伸(1098m)型。 T21(M25) 化学弾頭を装備するもので後にM25と改称された型。目的に応じて弾頭の変更が可能であり、軽量でもあったことから射程はT57よりも更に延伸(3138m)した。記録では煙幕弾頭のみが使用されたことになっている。
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ロケット弾についての概略
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「3インチ 対空ロケット発射器」の記事における「ロケット弾についての概略」の解説
イギリスにおけるロケット兵器の開発は、王立兵器開発研究所の物理学者クロウ博士の指導する研究班によって始まった。 ここで誕生した最初のロケット弾が2インチ対空ロケット弾であるが、1937年に防空調査委員会より『ロケット高射砲を補助対空兵器として運用するためには、現用の3.7インチ高射砲弾と同型の弾頭を装備するロケットの開発を優先すべきである』との要求が出された。その後、設計・試作作業の大半はケントのハルステッド基地(現在ここには英国王立兵器研究開発機構の本部が置かれる)で進められ、実射試験はウェールズ南部のアベルポルス射撃試験場で行われた。1939年にはジャマイカで大規模な実射試験が実施され、実戦部隊での運用に耐え得るものであるとの評価が下された。 こうして開発された新しいロケット弾が3インチU.P.(Unrotated Projectile=非回転発射体 翼安定方式のロケット弾を意味する)である。標準的な構造をしており、コルダイトを推進薬とする単噴出管式のロケットモーターを装備していた。弾頭のNo.700信管は時計式時限起爆方式だったが、これは後に電磁式時限起爆方式に改められている。また採用に当たってMark.1の名称が与えられた。
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ロケット弾についての概略
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「4.5インチ 対地ロケット発射器 T66」の記事における「ロケット弾についての概略」の解説
4.5インチロケット弾 M8は各戦線で大量に使用されたが、依然として砲兵部隊の装備する兵器としては精度が低いという欠点が放置されたままになっていた。 そこでドイツ国防軍より接収したロケット弾の研究や他国類似兵器の試験を進めるうちに、従来の有翼弾方式を廃して旋動弾方式(=ロケット弾自体を回転させることで方向の安定を図る)とした型が生産されることになり、やがてこれにM16の名称が与えられた。 大戦末期のヨーロッパ戦線で運用が開始され、当時の報告書によるとM8よりも射程がやや延伸されて精度も向上したため、砲兵の運用に十分適するものと評価されたようである。 後に航空機から発射できるように改造された派生型も生産された。
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ロケット弾についての概略
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「4.5インチ 対地ロケット発射器 T27〜M12E1」の記事における「ロケット弾についての概略」の解説
T22という名称で開発が始められた4.5インチロケット弾はやがてM8の名称でアメリカ軍に採用された。 第二次世界大戦中のアメリカ軍はこのロケット弾を戦場の様々な場面で活用した。通常の地上戦はもちろんのこと上陸戦では上陸予定地点制圧のために小型上陸用舟艇から発射され、ごく一部は小さな改造を施したうえで航空機から発射されることもあった。調達数は1945年8月で2,573,000発という記録がある。 ロケット弾自体は標準的な構造で弾頭と信管は先端部に配置され、尾部に取り付けられた折畳式の小翼が発射後に展開して方向を安定させた。 点火方法は発射器によって異なり電気式、パーカッション式、黒色火薬式といった様々な種類が採用されていた。 第二次世界大戦中盤以降、アメリカ軍が戦うほぼ全ての戦場で使用された兵器であり、殊に上陸戦においてはその大火力で防御側(太平洋戦線における日本軍)を圧倒した。現在でも硫黄島戦や沖縄戦の記録映像の中にその姿を見ることができる。
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