レーベルの特徴
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文庫内で背表紙が4種に色分けされており、それぞれ特色の異なる小説が刊行されている。 ピンクレーベル キーワードは「ドキドキ 憧れ 恋」。恋愛系のケータイ小説を扱っている。創刊当初からある。 ブルーレーベル キーワードは「切ない 青春 涙」。青春系のケータイ小説を扱っている。2011年11月に追加された。 パープルレーベル キーワードは「運命 奇跡 ファンタジー」。ファンタジー系のケータイ小説を扱っている。2013年5月に追加された。 ブラックレーベル キーワードは「絶叫 ホラー 戦慄」。ホラー系のケータイ小説を扱っている。2013年8月に追加された
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レーベルの特徴
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「講談社X文庫ティーンズハート」の記事における「レーベルの特徴」の解説
広く認知された特徴として、ピンクの背表紙と少女漫画家による表紙イラスト、少女一人称によるラブストーリー、「ページの下半分がメモ帳」とも言われる極端な版面率の低さが挙げられる。最盛期である1980年代終盤に刊行された作品の多くはこれに当てはまるが、レーベル最初期、また後期の作品には該当しないものも多い。 少女漫画読者に強く訴求する表紙と内容は、初期に看板作家となった花井愛子の作品傾向に他作家も追従したものである。極端に改行の多い文体について花井は、児童書の基準を適用した用字の制約への対処、また当初並行して執筆していた少女漫画原作での経験を生かした、小説を読み慣れない読者のための可読性を高める工夫だったと語っている。用字の制約については、花井の他、皆川ゆか、津原泰水も難渋したことをそれぞれに語っている。 多くの作品は、用字の制約の影響もあり仮名の多い文体となっているが、極端に版面率の低いものは少ない。花井の著作においても、1990年に入る頃から改行が減少している。少女による一人称という形式は不文律であったと言われるが、少数ではあるが三人称の作品や少年を主人公とした作品も刊行されている。 背表紙の色は創刊からピンクに統一されていたが、1996年12月にリニューアルされ、ジャンル別の4色となった。 この際、作品内容についても幅を広げる方針が、次のように告知された。 「ピンクは、いままでどおりティーンズのラブストーリーがメイン。グリーンは、ミステリー、ホラー、ファンタジーなどのエンタテインメント。レッドは、“ピンクのラブストーリーはもう卒業”という女のコのための新シリーズ。オレンジは、楽しい実用です」。 以降は、1996年以前に刊行された作品の再版においてもジャンル別の色分けが為された。秋野ひとみ『つかまえて』シリーズ、小野不由美『悪霊』シリーズ、皆川ゆか『運命のタロット』シリーズなどはこの際にグリーンへと区分されている。 また、男性作家は性別を明かさない編集方針が存在したことが知られている。この方針を適用された例として知られるのは、企画部の作家であった津原やすみ(後の津原泰水)、北原なおみ(北原尚彦)などである。 これに対し、中原涼や風見潤は男性であることを明かした上で執筆していたが、彼らは文芸局の作家であった(#編集体制参照)。 花井が参入する以前のレーベル最初期に刊行された作品は、そもそもターゲットが少女に絞られておらず、上記の特徴には全て当てはまらない。
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