メール問題とは? わかりやすく解説

メール問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 02:16 UTC 版)

前原誠司」の記事における「メール問題」の解説

詳細は「堀江メール問題」を参照 2006年平成18年)の第164回国会冒頭から耐震偽装問題米国産牛肉輸入問題ライブドア事件防衛施設庁官製談合事件などいわゆる4点セット」により民主党与党追い詰める立場にあった。しかし同年2月衆議院予算委員会永田寿康質問端を発した堀江メール問題関連して前原ひとまずメール真偽論争避けて国政調査権行使によって武部勤自民党幹事長息子金融機関口座調査するよう党首討論小泉純一郎首相に要求した同時に自民党国政調査権行使確約するならば、これを担保金融機関口座番号含めた情報民主党提示するとしたが、この追及騒動の発端となったメール信憑性低かったことから逆に批判浴び前原民主党立場弱めることになった自民党からは非難の声が上がり民主党へ抗議電話殺到した前原2月28日謝罪会見行い同時に代表続投宣言したが、代表選挙で前原陣営選挙対策委員長として票を取りまとめ前原意思尊重して国会運営当たっていた野田佳彦国会対策委員長引責辞任余儀なくされ、執行部右腕を失う結果となった前原の代表続投宣言のあとも、民主党堀江メール問題マスメディア取り上げられ続け前原3月31日に代表辞任表明した。この表明受けて鳩山由紀夫幹事長辞任表明永田寿康代議士辞職表明した4月7日民主党代表選小沢一郎菅直人破って当選し前原体制半年余り終焉した。 2008年平成20年)に刊行され民主党秘書らによる『民主党10年史』(第一書林)では、メール問題について「普通の企業なら当然備わっているはずの危機管理統治能力がなかった」「党執行部仲良しグループ化生んだ情報囲い込み」と指摘し前原と(事件から半年後に内閣総理大臣自由民主党総裁就任した安倍晋三を「タカ派体質自信過剰という点で共通点が多い」とした上で「両若手指導者短命終わった点は興味深い」と述べている。

※この「メール問題」の解説は、「前原誠司」の解説の一部です。
「メール問題」を含む「前原誠司」の記事については、「前原誠司」の概要を参照ください。

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