「堀江メール」の疑問点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 16:51 UTC 版)
「堀江メール問題」の記事における「「堀江メール」の疑問点」の解説
証拠とされたメールは公開当時から、以下のような疑問点が指摘されていた。 信頼性を保証するはずのメールヘッダーが塗りつぶされている。 「何か問題があったら」「@堀江」といった隠す必要のない場所が隠されている。さらに糾弾する相手の名前である「武部」も隠している。 上記「武部」があったとされる塗りつぶし箇所が1字分の幅しかない。 堀江が利用していたEudora最新版とは違う形式のメール表示になっている。 「シークレット」の「ー」が「―」(ダッシュ)になっている。 堀江が送るメールの特徴とされるメール本文の最後尾に表示される堀江のフッター広告が無い。 文中に「宮内の指示を仰いで」と、当時の取締役であった宮内亮治の名前が出ているが、堀江は宮内を「さん付け」で呼んでいた。 数字部分が全角であるが堀江は数字を半角で打つ。 印字されている送信時刻の時、堀江は広島で遊説していた。 これら理由により、堀江のことをよく知らない第三者による捏造ではないかと疑われた。 メールの実物についても、当初から堀江は東京地方検察庁の取り調べに対し、送っていないと答えていた。東京地方検察庁特別捜査部は、ライブドア事件の捜査において同社のメールサーバーを押収していたため、当初からメールが存在しないことを確証しており、小泉が即日否定できたのはこの報告を受けていたためとされる。また、先述の通り、平沢勝栄は、永田と同時期にメールを入手しており、この電子メールが複数出回っていたことから、当初から信頼性が低いとみなしていた。
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