マッターホルン・ゴッタルド鉄道HGe4/4 I形電気機関車
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マッターホルン・ゴッタルド鉄道HGe4/4I形電気機関車(マッターホルン・ゴッタルドてつどうHGe4/4Iがたでんききかんしゃ)は、スイス南部の私鉄であるマッターホルン・ゴッタルド鉄道(Matterhorn-Gotthard-Bahn (MGB))で使用されている山岳鉄道用ラック式電気機関車である。
- ^ Brig-Visp-Zermatt-Bahn (BVZ)
- ^ Furka-Oberalp-Bahn (FO)
- ^ Rhätischen Bahn (RhB)
- ^ Visp-Zermatt-Bahn (VZ)、 1961年にブリーク-フィスプ-ツェルマット鉄道 (Brig-Visp-Zermatt-Bahn (BVZ)) に改称
- ^ 後に何度かの称号改正および形式変更を経て最終的にBDeh2/4形となる
- ^ Schweizerische Lokomotiv- und Maschinenfablik, Winterthur
- ^ Maschinenfabrik Oerlikon, Zürich
- ^ ただし、後述の通りHGe4/4 16号機は1977年に台車および駆動装置の更新を行って歯車比が本形式と同一にものに変更となっており、下記の仕様からは一部変更となっている
- ^ 現在のDeh120形、粘着区間の最高速度が75km/hで、粘着駆動用の台車2基とラック駆動用の台車1基を装備する車軸配置Bo'2zz'Bo'の機体
- ^ スイスでは鉄道会社によって運転台位置が異なっており、スイス国鉄の近代機や一般的な私鉄では左側運転台、スイス国鉄の旧型機、レーティッシュ鉄道やベルン・レッチュベルク・シンプロン鉄道機は右側運転台となっている
- ^ 歯厚25mm、ピッチ120mm、歯たけ45mm、粘着レール面上高60mm
- ^ しかしながら、大出力の機体では周速の差による駆動装置への負担がその分大きくなるため、定格出力1700kWのスイス国鉄HGe4/4I形では駆動装置の不調により2機のみの製造で、運用も限られるものとなるに至っており、1960年代以降の機体は動輪とピニオン間の過負荷をクラッチ等により吸収する構造とする改良が施されたものが開発されている
- ^ 全長6030mm、連続定格出力265kWの除雪装置を持つ
- ^ 1996年に BLSグループのBLS (Bern-Lötschberg-Simplon-Bahn (BLS)) とギュルベタル-ベルン-シュヴァルツェンブルク鉄道 (Gürbetal-Bern-Schwarzenburg-Bahn (GBS))、シュピーツ-エルレンバッハ-ツヴァイジメン鉄道 (Spiez- Erlenbach-Zweisimmen-Bahnn (SEZ))、ベルン-ノイエンブルク鉄道 (Bern-Neuenburg-Bahn (BN)) が 統合してBLSレッチュベルク鉄道 (BLS LötschbergBahn (BLS)) となり、さらに2006年にはミッテルランド地域交通 (Regionalverkehr Mittelland (RM)) と統合してBLS AGとなる
- ^ 全長3.7km、最急勾配179パーミルで、標高1435mのフルカ・ オーバーアルプ鉄道のアンデルマットと標高1106mのでスイス国鉄ゴッタルド線のゴッタルドトンネルおよびアルト ドルフ方面に接続するゲシェネンを結ぶ路線
- ^ 全長2.2km、最急勾配70パーミル(ラック区間)で、マッターホルン・ゴッタルド鉄道のセドルン駅南方約500mの地点にある建設基地への一般貨物輸送用にセドルン駅のディセンティス/ミュスター側2.1kmのチェッパ信号場から建設された路線
- ^ Dampfbahn Furka-Bergstrecke (DFB)
- ^ ブリークとアンデルマットにはHGm4/4形ディーゼル機関車が除雪用として配置される
- ^ Gornergratbahnn (GGB)
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