マルティニ・シャトラール鉄道ABDeh4/4 31-32形電車
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マルティニ・シャトラール鉄道ABDeh4/4 31-32形電車(マルティニ・シャトラールてつどうABDeh4/4 31-32がたでんしゃ)は、現在ではマルティニ地域交通となっているスイス西部の私鉄であるマルティニ・シャトラール鉄道 (Chemin de fer Martigny–Châtelard (MC))で使用されていた山岳鉄道用ラック式電車である。
- ^ 一部の路面電車などでは2軸もし くは3軸単車のラック式電車が導入されていた
- ^ この時代における他のラック式電車の例としては、1908-09年に同じ地方に開業し た、途中に最急135パーミ ルのラック区間を有するモンテイ-シャンペリ-モルジャン鉄道(Chemin de fer Monthey-Champéry-Morgins(MCM)、現シャブレ公共交通)が導入したBCFeh4/4 1...6形などが採用した、2軸ボギー台車の片側の車軸にラック式の駆動装置を、もう片側の車軸に粘着式の駆動装置を装荷し、その駆動力をサイド ロッドを通じて反対側の車軸へ伝達して1台車当たり粘着式の動軸2軸とラック式のピニオン1軸を駆動する方式などがあった
- ^ Visp- Zermatt-Bahn(VZ)、1961年にブリーク-フィスプ-ツェルマット鉄道 (Brig-Visp-Zermatt-Bahn(BVZ))に改称、その後2003年にブリーク-フィスプ-ツェルマット鉄道(Brig- Visp-Zermatt- Bahn(BVZ))と統合してマッターホルン・ゴッタルド鉄道となった
- ^ Furka-Oberalp-Bahn(FO)
- ^ Schweizerische Lokomotiv-undMaschinenfablik, Winterthur
- ^ Schweizerische Wagons- und Aufzügefabrik, Schlieren
- ^ Maschinenfabrik Oerlikon, Zürich
- ^ スイスの鉄道車両の客室等級が1-3等の3クラスから1-2等の2クラスとなり、これを表す形式称号も"A"、"B"、"C"か ら"A"、"B"に変更となった
- ^ 荷物室を表す形式称号が"F"から"D"に変更となった
- ^ Westinghouse Air Brake Company(WABCO)
- ^ 歯厚70mm、ピッチ100mm、歯たけ123mm、粘着レール面上高138mm
- ^ しかしながら、大出力の機体では周速の差による駆動装置への負担がその分大きくなるため、定格出力1700kWのスイス国鉄HGe4/4I形では駆動装置の不調により2機のみの製造で、運用も限られるものとなるに至っており、1960年代以降の機体は動輪とピニオン間の過負荷をクラッチ等により吸収する構造とする改良が施されたものが開発されている
- ^ 始点のマルティニー付近の路線を付け替えて約0.7km短縮している
- ^ chemins de fer de Paris à Lyon et à la Méditerranée(PLM)
- ^ Funiculaire Châtelard-Barberine(FCB)
- ^ Tramway du Mont-Blanc(TMB)
- ^ Chemin de fer Bex-Villars-Bretaye(BVB)、1943年にベー-グリヨン-ヴィラー-Chesière鉄道(Chemin de fer Bex-Gryon-Villars-Chesière(BGVC))とヴィラー-ブルタユ鉄道(Chemin de fer Villars-Bretaye(VB))とが統合、本形式がそのどちらに譲渡されたかは不明、現シャブレ公共交通
- ^ バルベリーネダムと、工事用軌道のグランド・ディクセンスダムからバルベリーネダムに至る区間はエモッソン湖中に水没している
- ^ SA de transports Emosson-Barberine(SATEB)、なお、ケーブルカーは1935年より旅客運行を開始していた
- ^ Parc d'attractions du Châtelard(PAC)
- ^ Train Nostalgique du Trient
- 1 マルティニ・シャトラール鉄道ABDeh4/4 31-32形電車とは
- 2 マルティニ・シャトラール鉄道ABDeh4/4 31-32形電車の概要
- 3 運行・廃車
- 4 参考文献
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