マッターホルン・ゴッタルド鉄道Deh4/4 51-55形電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/08 16:28 UTC 版)
マッターホルン・ゴッタルド鉄道Deh4/4 51-55形電車(マッターホルン・ゴッタルドてつどうDeh4/4 51-55がたでんしゃ)は、スイス南部の私鉄であるマッターホルン・ゴッタルド鉄道 (MGB) の山岳鉄道用ラック式荷物電車である。本形式は同鉄道の前身であるフルカ・オーバーアルプ鉄道[1]が導入した機体であり、通称Deh4/4I形とも呼称されている。
- ^ Furka-Oberalp-Bahn (FO)
- ^ 1916年製のBCF4 31-33形のBCF4 33号車を制御客車に改造したもので、全長13.8m、自重14.8tの2等/3等/荷物合造制御客車であり、その後称号改正により ABFt4s 4191I号車となっている
- ^ Schweizerische Industrie-Gesellschaft, Neuhausen am Rheinfall
- ^ Schweizerische Lokomotiv- und Maschinenfablik, Winterthur
- ^ Brown Boveri & Cie, Baden
- ^ Georg Fisher AG, Schaffhausen
- ^ 歯厚25mm、ピッチ120mm、歯たけ45mm、粘着レール面上高60mm
- ^ 定格出力1700kWのスイス国鉄HGe4/4I形では駆動装置の不調により2機のみの製造で、運用も限られるものとなるに至っていた
- ^ 1996年に BLSグループのBLS (Bern-Lötschberg-Simplon-Bahn (BLS)) とギュルベタル-ベルン-シュヴァルツェンブルク鉄道 (Gürbetal-Bern-Schwarzenburg-Bahn (GBS))、シュピーツ-エルレンバッハ-ツヴァイジメン鉄道 (Spiez- Erlenbach-Zweisimmen-Bahnn (SEZ))、ベルン-ノイエンブルク鉄道 (Bern-Neuenburg-Bahn (BN)) が統合してBLSレッチュベルク鉄道 (BLS LötschbergBahn (BLS)) となり、さらに2006年にはミッテルランド地域交通 (Regionalverkehr Mittelland (RM)) と統合してBLS AGとなる
- ^ Rhätischen Bahn (RhB)
- ^ フルカベーストンネル開業後は観光鉄道のフルカ山岳蒸気鉄道 (Dampfbahn Furka-Bergstrecke (DFB)) として運行されている
- ^ 一部181パーミルが存在する
- ^ Einheitswagen I、なお、SIG製のEW Iシリーズは最初に導入されたスイス国鉄のブリューニック線にちなみ、Brünig Typ IIIなどとも呼称されている
- ^ Ateliers des constructions mécaniques, Vevey
- ^ 旧ブリーク・フィスプ・ツェルマット鉄道のDeh4/4 21-24形はブレーキ装置の違いから、最急勾配179パーミルのシェレネン線に入線できないため、アンデルマット - ディセンティス/ミュスター間での運行となる
- ^ Stadler Rail AG, Bussnang
- 1 マッターホルン・ゴッタルド鉄道Deh4/4 51-55形電車とは
- 2 マッターホルン・ゴッタルド鉄道Deh4/4 51-55形電車の概要
- 3 概要
- 4 仕様
- 5 運行
- 6 参考文献
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