ブラスターフォーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 02:57 UTC 版)
「仮面ライダー555の登場仮面ライダー」の記事における「ブラスターフォーム」の解説
仮面ライダーファイズが強化ツール・ファイズブラスターを使用して変身した最終形態。 強化変身に際しては、まずファイズフォンをファイズドライバーから取り外し、ファイズブラスターのトランスホルダーに挿入する。次にファイズブラスターのコンソールボードで「555」+「ENTER」を入力すると、人工衛星イーグルサットが変身プログラムを送信し、グローバルフィーラーでそのプログラムを受信したファイズの眉間のサテライトシグナルが緑色に点滅する。そしてフォトンストリームが金色に輝き、スーツの色が黒から真紅に染まって、変身完了となる。このように通常のファイズから強化変身を行うのが基本の手順だが、アークオルフェノクとの最終決戦では、乾巧の姿からブラスターフォームへの直接変身が行われた。また劇場版では手順が異なり、ファイズブラスターにコードを打ち込んでからファイズフォンを挿入している。 ファイズフォンが取り外されたファイズドライバーは空の状態ブランクドライバーとなっているが、ブラスターフォームに移行すると自動的にフォトンブラッドが生成されるようになるため、実質的にドライバーの役割は不要となる。エネルギー供給構造が変化したことによって、それまでフォトンストリーム内を流れていたフォトンブラッドがスーツの繊維内を流れるようになり、ソルフォームを真紅のクリムゾンクロスへと染め上げている。この状態ではスーツ自体がファイズエッジのミディアムモードに匹敵する高エネルギーを帯びているため、並のオルフェノクは触れただけで灰と化す。スーツの内部は冷却繊維物質クーラントサブスタンスでコーティングされているため、装着者の肉体は保護されているが、それでも強烈な負荷を伴うため、並のオルフェノクでは変身完了と同時に灰化してしまう。一方、フォトンストリームは自己防衛プログラムにより黒いブラックアウトストリームへと変化し、フォトンブラッドの流れを遮ることでスーツの自壊を防いでいる。 胸部装甲はフルメタルラングの3倍の強度を備えたアブソリュートラングへ、黄色に光る視覚器官はアルティメットファインダーver2へとそれぞれ強化されている。また、右足首のファイズポインターをセットする部位も、増大したフォトンブラッドの力を押さえ込むためアブソリュートメタル製のエナジーホルスターver2に変化している。各所に配置された金色のパーツは、フォトンブラッド制御用の装置PBC(フォトンブラッドサーキット)である。 背部にはPFF(フォトンフィールドフローター)が備わっており、4門のジェネレーターからフォトンフィールドを発生させて飛行することが可能となっている。またPFFは、変形させて両肩にマウントすることでブラッディ・キャノンとなり、1発あたりフォンブラスター300発に相当する破壊力の圧縮フォトンブラッド弾を放つ。このとき発生する強烈な反動は、PFBS(フォトンフィールドブレーキシステム)によって相殺される。 基本形態がメカであったにもかかわらず、赤いディテールを多用していたため、色味を反転させたものとなっている。デザインは胸部を変化させたアクセルフォームに対し、肩を変化させることで差別化している。 ファイズギア SB-555T ファイズブラスター 仮面ライダーファイズ専用の強化ツール兼マルチウェポン。ダイヤモンドの1.5倍の強度を備えたアブソリュートメタル製で、最新CPUのスマートPCVを内蔵するなど、スマートブレイン社の最先端技術がふんだんに組み込まれている。 コンソールボードに特定のコードを打ち込むことで、様々な機能を発揮する。なお、劇場版に登場した物は、コンソールボードにキャンセルボタンがない。555:本体上部のトランスホルダーにファイズフォンを挿入してからこのコードを打ち込むことで、ブラスターフォームへの強化変身が行われる。 5246:PFFユニットに信号を送り、空中を飛行する。 5214:PFFユニットを変形させ、ブラッディ・キャノンを起動する。 103:ファイズブラスターをフォトンバスターモードに変形させる。 143:ファイズブラスターをフォトンブレイカーモードに変形させる。 上記のほかにオートバジンやジェットスライガー制御用のコードもあり、その総数は25種類以上と言われる。 テレビシリーズでは第39話で「変な男の人」が真理宛てにと啓太郎に託した。男の素性は語られなかったが、おそらく花形か彼の意を受けた者と思われる。劇場版ではミナ曰く、倒れていた巧の側に落ちていた。 『仮面ライダーウィザード』第53話・『仮面ライダー大戦』に登場したファイズは通常形態でも使用していた。トランクボックスモード 携行時の可変式フォトンアームズシステムボックス。 フォトンバスターモード ボックスのアンダーパートを上方向へ180°転回し、接合させて完成する拡散フォトンブラッド砲。 通常形態のクリムゾンスマッシュに匹敵する威力の強力エネルギー弾を20発連続で発射することが可能だが、その後はクーリングモードへと移行し、3分間使用不可となる。 フォトンブレイカーモード フォトンバスターモードの銃身部分を撫でる動作により、パーツが分子分解されてトランスサーバー内に格納されることで完成する大型ファイズエッジ。 光の刃ヒートポイントの出力はファイズエッジの15倍に達し、最大にすれば航空母艦すらも一刀両断にできる。 なお出力の調整は、持ち手トランスグリップの表面にあるコントロールパネルポイントがファイズギアとリンクしているため、思考だけで行える。 必殺技 超強化クリムゾンスマッシュ エナジーホルスターver2にファイズポインターを装着し、PFFからフォトンフィールドを噴射して上空へ舞い上がったのち、急降下して放つ必殺キック。威力は30t。 アークオルフェノクとの最終決戦では、ホースオルフェノクが捨て身で敵を押さえ込んでいたため、ファイズポインターを使用しない変則的な形で放った。 グランインパクト ファイズショットを右手に装着し、パンチを叩き込む。威力は8t。
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