仮面ライダーオーガ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 04:22 UTC 版)
「劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト」の記事における「仮面ライダーオーガ」の解説
ギリシャ文字のΩ(オメガ)を模したデザインの仮面ライダー。数字表記やスタートアップコードは000。エネルギー流動経路のオメガストリームの色は金で、複眼クリスタルスコープの色は赤。機動性重視のサイガとは対照的にパワー重視の設計で、通常時でさえサイガギアの2倍強以上のフォトンブラッドを生成しており、ファイズ ブラスターフォームを凌駕する基本身体能力を持つ。また、両肩・両手甲・背部の小型サブコアブラッディオーヴから流出した超高出力のフォトンブラッドを制御する目的で、メイン動力炉となるエネルギーバンクオーガコアの他に全身の各所にサブコアフォトンターミナルXが設けられている。ルナメタルを用いた強固な装甲だけでなく、腰回りのマントで「賢者の衣」の異名をとる幾重にもオメガストリームが配された特殊繊維ワイズマンローブは、集中させたフォトンブラッドによって理論上では最大出力時に太陽の表面温度に匹敵する超高熱をも防ぐなど、桁違いの防御力も発揮する。 変身の手順は他のライダーと同様。その最大出力は計り知れずオルフェノクの中でも心・技・体の全てにおいて優れた者でしか扱えず、それ以外の者は変身時の衝撃に耐えきれず灰となって即死する。劇中では木場勇治が変身する。 企画書では「グラン」という名称で、台本決定稿でもこのように記載されていたため、撮影現場でもこう呼ばれていた。 はめ込んだΩのバランスからデザインされ、花魁の結髪を含めて和とギリシャの混合で処理されており、肩当てとマントを大きくすることで頭部とのバランスを取っている。Ωには記号上では中央に何もないことから、顔の中央が隠れていなかったため、複眼は断念された。女性の髷髪「横兵庫」がデザインモチーフで、耳の装飾は簪をイメージしている。基本的な下半身のデザインはファイズと同様だが、ポインター装着用のベルトパーツがない。 アクションはファイズを右腕一本で相手にするなど、とにかく強いということが伝わるように意識している。 オーガギア SB-000B オーガドライバー ベルト型変身ツール。カラーリングを除けばファイズの物と同様だが、ベルト部分が革のような質感である。帝王のベルトの一つで、別名「地のベルト」。 SB-000P オーガフォン 携帯電話型トランスジェネレーター。通常の携帯電話としても使用可能。オーガドライバーと連動することで適合者をオーガへと変身させる。形はファイズフォンと同型だがスイッチ音と音声、カラーリング、ミッションメモリーが異なる。作中では使われていないが、設定上はフォンブラスターへの変形機構も備えている。 SB-000S オーガストランザー オーガを象徴する専用武器で、「冥界の剣」の異名をとるマルチウェポン。光刃剣と光弾銃の2形態をとるため、より強力にしたカイザブレイガンともいえる。ブラッディオーブを備えているため、フォトンブラッドを単体で制御することが可能。右腰のホルダーに携行する。短剣モード 通常携行時の形態で、2本の刃は斬りつけるだけでなく先端からフォトンブラッド光弾を発射する銃の機能も持つが、この形態では未使用。 長剣モード ミッションメモリーを柄に装填して、刀身からエネルギーが伸びて構成された巨大剣形態。作中では終始この形態のみを使用しており、強大な破壊力を持つ刃で敵を切り裂く。 必殺技 オーガ・ストラッシュ 長剣モードに変形させ、エクシードチャージしたオーガストランザーから伸びる伸縮拡張自在の刀身を象ったフォトンブラッドの刃で敵を斬り裂く。 その他の登場作品 『仮面ライダーディケイド』 テレビシリーズに登場。「555の世界」でオーガドライバーが海東が位置付けるお宝として登場。「ネガの世界」ではダークライダーの1体として登場し、怪人が擬態した坂田健児(演:坂本恵介)が変身する。後に木場勇治役の泉政行は『ディケイド』公式読本のインタビューにて、自分だけのライダーである仮面ライダーオーガに他の俳優が変身したことについて怒りにも似た感情を露わにしている。 『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー』 仮面ライダーディエンド コンプリートフォームに召喚される。
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