ジェットスライガー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 02:57 UTC 版)
「仮面ライダー555の登場仮面ライダー」の記事における「ジェットスライガー」の解説
スマートブレイン社が開発した超高速アタッキングビークル。搭乗者の特性のサポートよりも、走行性能を重視して設計されている。各仮面ライダーが自身の携帯電話型マルチデバイスに「3821」を入力することで呼び出すことができ、主に仮面ライダーデルタのマシンとして運用されるが、ファイズやカイザも同じコードでジェットスライガーを呼ぶことが可能である。 通常走行時はサイドバッシャーのエンジンとほぼ同等の性能を持つフォトンジェネレーターによって駆動するが、最大加速時はフォトンブラッドを主燃料とするルクシオンジェネレーターを使用する。これはスマートブレイン・インダストリアルとスマートブレイン・テクノロジーが HIMAC(光粒子加速器)設計理論に基づいて共同開発したもので、車体後方に並ぶ5基のジェネレーターが光粒子を後方に噴射することにより、時速1300kmという超高速を生み出す。 タイヤ部に設置されたオールレンジホイールは、前後左右、斜め、いかなる方向にも回転させることができる。ブレーキに際しては車体前部の逆噴射ユニット・リバースインジェクションブーストがフォトンフィールドを噴出することで制動をかけ、時速1300kmからでも12秒で完全停止する。また、側面のサイドレンジブースターは、3本のノズルからの噴射量を変えることによって緻密な姿勢制御を行う。これらの装備により、ジェットスライガーは高速回転や横移動、さらには空中のホバー走行という常識を越えた機動力を発揮するのである。 コックピットには、タッチパネル式の操作盤と、車輪制御用の2本の円形操縦桿が設けられている。 武装は前部左右カウリング部のミサイルポッドに収納された16門32発の誘導式のフォトンミサイル。その他の攻撃手段として、アブソリュートメタル製のスラントソードフェアリング突端にフォトンフィールドを展開して突撃するフォトンブレイカーがある。 劇中では、第29話で北崎デルタが初使用。続く第30話では、デルタに対抗してファイズがもう1台のジェットスライガーを呼び出し、同じマシンによる激戦が繰り広げられた。この戦いは、すでにマシンの性能を知り尽くしていた北崎に分があり、デルタが勝利した。第46話では三原デルタがジェットスライガーを呼んだものの、村上にデルタギアごと強奪されてしまい、カイザが駆るサイドバッシャーとの死闘の末に大破した。結局、人間に味方する側のデルタがジェットスライガーを操縦する機会はなかった。また、カイザだけはジェットスライガーを呼びだすことも乗り込むこともしていない。 CGによる制作のため、ベース車は存在せず、コクピット部のみ製作され、それによる合成で表現された。
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