フロントプロジェクション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 09:59 UTC 版)
「21:9アスペクト比」の記事における「フロントプロジェクション」の解説
アスペクト比が16:9のワイドスクリーンプロジェクターは、4/3の水平ストレッチまたは垂直スクイーズアナモルフィックレンズを取り付けることで21:9に変換できる。これにより、1920×1080(FullHD)または3840×2160(UHD)などの標準的な投影画像が21:9のアスペクト比に光学的にスケーリングされる。これらのレンズは、IscoやZeissなどの光学企業によって製造され、Panamorphなどの企業によってホームシアター市場に提供されている。DIYアナモルフィックレンズは、2つまたは4つの三角プリズムで作られている。アナモルフィックレンズを装備したプロジェクターの他に、デジタルプロジェクション、投影設計及びAvielo 2560×1440の2560x1080画素利用プロジェクタリリースしたDLPの球面レンズとチップ。
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フロントプロジェクション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 22:24 UTC 版)
「スクリーン・プロセス」の記事における「フロントプロジェクション」の解説
演技する俳優の背後に専用のスクリーンを設置し、カメラと映写機の一体となった特殊な装置で、別に撮影した映像をカメラの位置から投射しつつ、手前の俳優の演技と同時に撮影する方法。カメラと映写機の光軸が一致しているので、俳優の身体に遮られてスクリーン上にできた影はカメラには映らない。リアプロジェクションと違い、大きな背景の投影に向いており、ホットスポット(中央が明るく見える光源ムラ)が出にくい。プロジェクターの光軸に対して1度でもずれると反射光量が激減するためパンやティルトは出来ないとされている(原則はフィックス)が、光軸からずれることのないノーダルポイントを中心に旋回するヘッドを使うと可能となる(例:『ターミネーター』爆発するタンクローリーの前でリンダ・ハミルトンが逃げるカット。フロントプロジェクションなのにカメラはパンしている) スクリーンには、映写機から投影された光をそのままの方向に集中して反射する特殊なものが使われる。これは、交通標識などの反射材としても使われる「スコッチライト」という商品と原理的に同じだが、マイクロガラスビーズがむき出しの3M社製露出レンズ型再帰性反射スクリーン、ハイゲイン7610が使われる。『2001年宇宙の旅』以前にも使われていたが、この作品で実用化された(『2001年宇宙の旅』は8×10インチのスチル投影に65ミリフィルム撮影)。 俳優の身体にも背景用の画像が投射されてしまうが、非常に強いスクリーン反射輝度に露出を合わせると、俳優等の露出は極端にアンダーになってしまう(ちょうどシルエットのような状態だが、わずかに投影された映像は見える)。そのスクリーン輝度に負けない照明を与えてやると結果的に俳優にも投影されている背景映像はかき消されてしまう。俳優などが面積が少ないものがスクリーンの手前にある場合に適するが、前景の一部や全部に炎などの発光体やガラスや金属、白いシャツなどの反射輝度の高いものを使用するとその回りにグロウが生じるので事実上そのような被写体には向かない。 リアプロジェクションと比べて、合成される映像がスクリーンを透過しないため鮮明度が高く合成結果が比較的自然に見えるというメリットがあるが、透明なガラス越しなどは、投影する光が現実と違い2度通過するため、その部分が暗く写り不自然になる傾向にある(特に戦闘機のコックピットやコップの水等、屈折が絡む部分は極端に暗くなり、非常に不自然に写る)。
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