ニザームッディーン廟とは? わかりやすく解説

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ニザームッディーン廟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/15 04:02 UTC 版)

ニザームッディーン廟英語: :Nizamuddin Dargahウルドゥー語: نظام الدّین درگاہ‎ 、ヒンディー語: निज़ामुद्दीन दरगाह)または ニザームッディーン・アウリヤーの墓廟インドデリーに位置する著名な聖者廟(ダルガー)。13世紀から14世紀にかけてのイスラームの聖者ニザームッディーン・アウリヤーを中心としたインドでも最大規模の聖者廟である[1]


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注釈

  1. ^ ジャマート・ハーナとは、イスマイール派のムスリムにとって、礼拝や宗教行事、会合、旅人の歓待などをおこなう施設である。
  2. ^ 姓のフスローは、フスラウ、クスロー、クスラウなどとも表記される。
  3. ^ デリーで活躍し、デリーに葬られたチシュティー派の聖者として、他にクトゥブッディーン・バフティヤール・カーキーとナースィルッディーン・チラーグ・ディッリーがいる。
  4. ^ 1334年から1342年までの9年間デリーに滞在したイブン・バットゥータも、デリー郊外でスーフィー行者のカマール・アッディーン・アルガーリーの姿をみたことを、自身の旅行記『三大陸周遊記』に記している。
  5. ^ チシュティー派、スフラワルディー派、ナクシュバンディー派、カーディリー派の4派。
  6. ^ ミールザー・アサドゥッラー・ハーン・ガーリブ (Mirza Asadullah Khan Ghalib, 1797年1869年)。アーグラ生まれでテュルク系の先祖をもつムスリムの詩人。
  7. ^ 現在のイラク共和国の中部、バグダード南方にあり、イスラーム教シーア派聖地となっている。
  8. ^ 3つの家系とは、カーズィーザードガーン(聖者の弟子のひとりでイラン出身のカーズィー(法官)であった人物を祖とし、カーズィーの孫と聖者の曾孫にあたる娘のあいだにできた男児を祖とする家系)、ナビーラガーン(聖者の導師でもあるチシュティー派の第3代ナビーラを祖として「娘の息子の子孫たち」と称する家系)、ヒンドゥスターニヤーン(聖者の父方祖父の兄弟の孫にあたる人物と聖者の姉妹の間に生まれた男児を祖とする家系)の三家である。かつては、ハールーニヤーンという家系もあったが、これはヒンドゥスターニヤーンの家系に吸収統合された。吸収に際しては系図の改編があったことも確認されている。
  9. ^ ある地域では知らない人がいないくらい著名な聖者が、他地域では無名に近いことさえある。これは、イスラームでは、聖者の承認手続きがきわめてローカルな方法でなされるためである。

参照

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 小牧(2007)pp.1-7
  2. ^ a b c インドにおけるスーフィズム・聖者信仰調査(上智大学イスラーム研究センター)
  3. ^ 嶋田(1983)pp.210-214
  4. ^ a b c d 各国いまどき報告「インド」
  5. ^ a b 「ニザーム・ウッディーン・オーリーヤー」『世界人名辞典』(1973)p.283
  6. ^ 小牧(2007)p.2。原出典は荒(1989)
  7. ^ a b c d e f g 小牧(2007)pp.7-14
  8. ^ 「イスラーム美術」>「ニザームッディーン・アウリヤー廟」 - 上杉彰紀『南アジアへの招待』
  9. ^ 小牧(2007)p.4。原出典は鈴木(1973)


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