ドバイゴールデンシャヒーンとは? わかりやすく解説

ドバイゴールデンシャヒーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/05 17:25 UTC 版)

ドバイゴールデンシャヒーン
Dubai Golden Shaheen[1]
開催国 アラブ首長国連邦
競馬場 メイダン競馬場
第1回施行日 1993年12月16日
2021年の情報
距離 ダート1200m(約5.96ハロン[2]
格付け G1[2]
賞金 1着賞金87万米ドル[2]
賞金総額150万米ドル[2]
出走条件 サラブレッド3歳以上
負担重量 北半球産馬3歳55.5kg南半球産3歳58.5kg、4歳以上59.5kg、牝馬2kg減[注 1][2]
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ドバイゴールデンシャヒーンDubai Golden Shaheenアラビア語: دبي جولدن شاهين)は、毎年3月にアラブ首長国連邦メイダン競馬場で行われる競馬の競走である。

概要

1993年に「ガルフニュースステークスGulf News Stakes)」の名称で創設された競走で、ドバイワールドカップミーティングで行われる競走の中では最も歴史が長い[3]。競走名は1994年に「ナドアルシバスプリントNad Al Sheba Sprint)」、1997年には「ガルフニュースナドアルシバスプリントGulf News Nad Al Sheba Sprint)」と変更した後、2000年から現名称となった[3]

距離は創設当初1000mだったが、1995年から1200mに変更された[3]

国際競馬統括機関連盟(IFHA)が公表した2012年から2014年の年間レースレーティング[注 2]の平均値に基づく「世界のトップ100GIレース」によると、ドバイゴールデンシャヒーンは全体の86位にランキングされた。カーターハンデキャップフューチュリティステークスとは同順位で、ブリーダーズカップ・ディスタフ(85位)に次ぐ評価となっている[4]

歴史

歴代優勝馬

回数 施行日 調教国・優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師
第1回 1993年12月16日 Satank 牡3 0:58.10 J.ムルタ D.セルバラトナム
第2回 1994年12月15日 No Contract 騸4 0:59.57 K.ダーレイ S.シーマー
第3回 1995年12月10日 Gulf of Gdansk 騸5 1:11.00 J.キャロル M.アルムハイリ
第4回 1996年3月27日 Kassbaan 騸6 1:13.04 J.キャロル S.スルール
第5回 1997年4月3日 Atraf 牡4 1:11.24 J.ベイリー K.マクローリン
第6回 1998年3月28日 Mudallel 牡5 1:10.61 W.サプル D.セルバラトナム
第7回 1999年3月28日 Ramp and Rave 牡4 1:09.97 G.スティーヴンス D.セルバラトナム
第8回 2000年3月25日 Big Jag 騸7 1:08.10 A.ソリス T.ピンフィールド
第9回 2001年3月24日 Caller One 騸4 1:08.38 C.ナカタニ J.チャップマン
第10回 2002年3月23日 Caller One 騸5 1:09.91 G.スティーヴンス J.チャップマン
第11回 2003年3月29日 State City 牡4 1:09.95 M.ヒルズ P.ラドキン
第12回 2004年3月27日 Our New Recruit 牡5 1:10.30 A.ソリス J.サドラー
第13回 2005年3月26日 Saratoga County 牡4 1:11.21 J.カステリャーノ G.ウィーバー
第14回 2006年3月25日 Proud Tower Too 牡4 1:09.86 D.コーエン S.ゴンザレス
第15回 2007年3月31日 Kelly's Landing 騸6 1:10.34 L.デットーリ E.ケネアリー
第16回 2008年3月29日 Benny The Bull 牡5 1:08.70 E.プラド R.ダトロー Jr
第17回 2009年3月28日 Big City Man 牡4 1:08.93 J.ヴァレンズエラ J.バートン
第18回 2010年3月27日 Kinsale King 牡5 1:10.89 G.ゴメス C.オキャラハン
第19回 2011年3月26日 Rocket Man 騸6 1:11.28 F.コーツィー P.ショウ
第20回 2012年3月31日 Krypton Factor 騸4 1:10.79 K.ファロン F.ナス
第21回 2013年3月30日 Reynaldo The Wizard 騸7 1:12.46 R.マレン S.シーマー
第22回 2014年3月29日 Sterling City 騸6 1:10.88 J.モレイラ J.ムーア
第23回[7] 2015年3月28日 Secret Circle 牡6 1:10.64 V.エスピノーザ B.バファート
第24回[8] 2016年3月26日 Muarrab 騸7 1:10.59 P.ハナガン M.アル・ムハイリ
第25回[9] 2017年3月25日 Mind Your Biscuits 牡4 1:10.91 J.ロサリオ C.サマーズ
第26回[10] 2018年3月31日 Mind Your Biscuits 牡5 1:10.12 J.ロサリオ C.サマーズ
第27回[11] 2019年3月30日 X Y Jet 騸7 1:10.75 E.ハラミーヨ J.ナヴァロ
第28回[12] 2021年3月27日 Zenden 牡5 1:09.01 A.フレス C.デイヴィッド
第29回 2022年3月26日 Switzerland 騸8 1:11.13 T.オシェア B.シーマー
第30回[13] 2023年3月25日 Sibelius 騸5 1:10.69 R.ムーア J.オドワイヤー
第31回[14] 2024年3月30日 Tuz 騸7 1:10.19 T.オシェア B.シーマー
第32回[15] 2025年4月5日 Dark Saffron 騸3 1:11.40 C.ビーズリー A.ビン・ハルマシュ

日本調教馬の成績

関連項目

脚注・出典

注釈

  1. ^ 北半球産3歳馬の出馬投票がない時は、南半球産3歳56kg、4歳以上57kgに調整される。
  2. ^ 年間レースレーティングは、個々のレースにおける上位4頭のレーティングを年度末のランキング会議で決定した数値に置き換え算出した平均値。なお、牝馬限定競走以外のレースで、対象馬が牝馬の場合はアローワンスが加算される(日本の場合+4ポンド)。

出典

  1. ^ 2015年ドバイワールドカップカーニバルプログラム (PDF) - ドバイ競馬クラブ、2014年11月7日閲覧
  2. ^ a b c d e 2021 ドバイ・ワールドカップ・デイ施行競走 登録要綱(簡易版) - ジャパン・スタッドブック・インターナショナル、2021年2月26日閲覧
  3. ^ a b c d e f ドバイワールドカップデー特集 - netkeiba.com、2015年3月28日閲覧
  4. ^ THE WORLD'S TOP 100 G1 RACES for 3yo's and upwards (PDF) - 日本中央競馬会、2015年3月7日閲覧
  5. ^ Al Quoz Sprint part of Global ChallengeESPN、2017年1月6日閲覧
  6. ^ ドバイWCデーの中止が決定、アーモンドアイらはすでに現地入り | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年8月11日閲覧。
  7. ^ 2015年レース結果 - レーシングポスト 2015年3月29日閲覧
  8. ^ 2016年レース結果 - エミレーツ・レーシング・オーソリティー 2016年3月31日閲覧
  9. ^ 2017年結果レーシングポスト、2017年3月26日閲覧
  10. ^ 2018年結果日本中央競馬会、2018年4月1日閲覧
  11. ^ 2019年レース結果”. 日本中央競馬会 (2019年3月31日). 2019年3月31日閲覧。
  12. ^ 2021年レース結果”. レーシングポスト (2021年3月27日). 2021年3月28日閲覧。
  13. ^ 2023年レース結果”. レーシングポスト (2023年3月25日). 2023年3月26日閲覧。
  14. ^ 2024年レース結果”. レーシングポスト (2024年3月30日). 2024年3月30日閲覧。
  15. ^ 2025年レース結果”. レーシングポスト (2025年4月5日). 2025年4月6日閲覧。

外部リンク


ドバイゴールデンシャヒーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:02 UTC 版)

日本調教馬の日本国外への遠征」の記事における「ドバイゴールデンシャヒーン」の解説

1993年にガルフニュースステークスの名でナド・アルシバ競馬場ダート直線1000メートル競走として創設1994年にナドアルシバスプリント、1997年ガルフニュースナドアルシバスプリントと名称を変更したのち、2000年から名称がドバイゴールデンシャヒーンとなった2001年国際G3となり、翌2002年には国際G1に昇格1996年からダート直線1200メートル2010年メイダン競馬場オールウェザー1200メートル移行し2015年からダート1200メートル施行されている。日本国内ではJBCスプリント以外のGI施行されていないダート短距離という条件のため日本馬参戦多くないが、2019年にはマテラスカイが2着に入り日本馬の初連対果たした。 回施行日参戦馬名英語表記性齢騎手管理調教師着順出典第10回 2002年0323日 ブロードアピール Broad Appeal 牝8 O.ペリエ 松田国英 5着 第12回 2004年0327日 マイネルセレクト Meiner Select 牡6 武豊 中村均 5着 第14回 2006年0325日 アグネスジェダイ Agnes Jedi 牡4 吉原寛人 森秀行 6着 第15回 2007年0331日 アグネスジェダイ Agnes Jedi 牡5 武豊 森秀行 10シーキングザベスト Seeking the Best 牡6 福永祐一 森秀行 11第17回 2009年0328日 バンブーエール Bamboo Ere 牡6 武豊 安達昭夫 4着 第18回 2010年0327日 ローレルゲレイロ Laurel Guerreiro 牡6 藤田伸二 昆貢 4着 第21回 2013年0330日 タイセイレジェンド Taisei Legend 牡6 R.ムーア 矢作芳人 12第25回 2017年0325日 ディオスコリダー Dios Corrida 牡3 S.フォーリー 高橋義忠 11第26回 2018年0331日 マテラスカイ Matera Sky 牡4 武豊 森秀行 5着 第27回 2019年0330日 マテラスカイ Matera Sky 牡5 武豊 森秀行 2着 第28回 2021年0327日 レッドルゼル Red le Zele 牡5 R.ムーア 安田隆行 2着 コパノキッキング Copano Kicking 牡5 W.ビュイック 村山明 5着 ジャスティン Justin 牡5 坂井瑠星 矢作芳人 11マテラスカイ Matera Sky 牡6 戸崎圭太 森秀行 12第29回 2022年0326日 レッドルゼル Red Le Zele 牡6 川田将雅 安田隆行 2着 チェーンオブラブ Chain Of Love 牝5 坂井瑠星 小笠倫弘 4着

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