ダイヤモンドクロス
ダイヤモンド・クロス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 06:23 UTC 版)
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ダイヤモンド・クロス (英:Diamond Cross )は、南天の星座であるりゅうこつ座にあるアステリズム(星群)。4つの明るい恒星で構成されている十字型の配列であるが、付近に見えるみなみじゅうじ座(南十字星)やニセ十字と誤解されることがある。
概要
ダイヤモンド・クロスは、りゅうこつ座のβ星とθ星を結ぶ線を横軸に、同じくりゅうこつ座のυ星とω星を結ぶ線を縦軸に、十字型を構成するアステリズムである。これらの4つの明るい恒星は、ほぼ完璧なダイヤモンドを形作っており、それが、「ダイヤモンド・クロス」という呼称の由来となっている。ダイヤモンド・クロス全体は、北緯20度線以南であれば、どこからでも観測可能である。
ダイヤモンド・クロスは、付近にあるみなみじゅうじ座の「南十字星(サザンクロス)やニセ十字と非常によく似ており、十字の中央に星を欠く点も他と同様で、ダイヤモンドや凧のような形状を呈している。みなみじゅうじ座と全天で2番目に明るいカノープスとの中間あたりにニセ十字があり[1]、ニセ十字とみなみじゅうじ座との中間あたりにダイヤモンド・クロスがある[1]。ダイヤモンド・クロスとニセ十字の位置は非常に近く、ダイヤモンド・クロスを構成するりゅうこつ座の星々は、ニセ十字の一部をも構成している[2]。ダイヤモンド・クロスとニセ十字は、どちらも、「真の十字」と言うべき南十字星と誤認されることがあるが、その頻度は、ほぼ同じ赤緯に位置しているニセ十字の方が高い。ニセ十字は、みなみじゅうじ座の規模を大きくした「ほぼ正確な複製品」とも呼ばれることもあるが[2]、「南の指極星」とも「ポインター(Pointers )」とも呼ばれる2つの1等星(ケンタウルス座α星・β星)が付近に無いという点が見分けるポイントである[1]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c Genelle Weule (2017年4月1日). “Stargazing guide: Look up and see these 10 things in April”. ABC News. 2021年11月27日閲覧。
- ^ a b Genelle Weule “Stars, galaxies, dust clouds and Uranus: take a tour of the January night sky” ABC News 2020年1月1日付, 英語, 2021年11月27日閲覧.
関連項目
外部リンク
ダイヤモンドクロス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 04:19 UTC 版)
詳細は「阪急今津線#西宮北口駅における平面交差問題」を参照 当駅のダイヤモンドクロスとは、かつて1・2号線ホームの西側、3・4号線ホームの東側、5 - 7号線ホームの南側に存在していた、神戸本線と今津線が直角に交わる平面交差を指す。 1926年の今津線延伸当時は立体交差が技術的に難しかったこともあり、平面交差を採用した。路面電車同士や路面電車と鉄道線の平面交差は珍しくはなかったが、高速走行を前提とする路線同士が平面交差するものとしては日本唯一のものであった。なお、このダイヤモンドクロスを列車が横断する平均時間は72秒であった。 長らく神戸本線と今津線の運行ダイヤ作成上のネックであったが、神戸本線のラッシュ時の特急などの優等列車10両編成化に伴い、1984年に今津線側を分断してダイヤモンドクロスは消滅した。以来今津線は当駅で2系統に分断され、今津北線と今津南線という通称にもなっている。 当時のレールの一部は、神戸市営地下鉄(開設は北神急行電鉄)谷上車両基地に保存されており、実際に基地内で使用する機械の移動等に使用されており、基地見学会などの際には公開エリア次第では見学できることもある。その他、阪急西宮ガーデンズ内の「阪急西宮ギャラリー」には1982年 - 1984年ごろの当駅周辺を再現した150分の1のジオラマが置かれ、駅南東、阪急西宮ガーデンズ北側にある「高松ひなた緑地」にもレールの実物が埋められ展示されている。 西宮北口駅配線図(平面交差時代) ↑ 今津 ←梅田 →三宮 ↓ 宝塚 凡例 出典:川島 P.57による。平面交差時代(1984年以前)の配線図。点線の線路のうち、神戸本線と今津線との連絡線は1968年に、8号線となった残りの線路は1977年に廃止され、水色のホームは降車専用ホームとなった。
※この「ダイヤモンドクロス」の解説は、「西宮北口駅」の解説の一部です。
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