ジェネレーションシリーズ
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「ルナル・サーガ」の記事における「ジェネレーションシリーズ」の解説
このシリーズの主要登場人物のうちヤン、アーシェリカ、ディミヤーナ、ザドリー、ドワン、ライブの6人はコンプRPGに掲載されていたサンプルキャラクターが元になっている。 ディミヤーナ・レイニ 元盗賊でクレード姉弟の幼馴染。通称ディミ。ヤンに気があるものの、一時期盗賊をしていたことがコンプレックスになっており、なかなか告白できないでいた。 現在は盗賊から足を洗ってウェイトレスとして働いているが、当時に習得した眠りの呪文等の技術や情報収集人脈によってヤンの捜査や冒険に協力する。 アーシェリカとウォルフィリーの結婚と同時期にヤンと結婚したが、子供は授からなかった。そのため、「月に到る子」編では養女のネイリンの嫁入り準備に夢中になっていた。 ザドリー ディミヤーナの実兄の若き魔術師。「銀色の闇」シリーズのケルナーとは旧友。普段は古本屋の店員として働いている。 若いながらも有能な参謀であると同時に多数の呪文を高いレベルで操る腕利きの魔術師であるが、独特のユーモアセンスを有する変人でもある。クスクスという麻薬の中毒者だったが、妹を始めとした周囲の努力によって克服した。 ドワン ドワーフの鍛冶屋で、クレード姉弟の幼馴染。特にリカとは恋愛感情を超越した特別な絆で結ばれており、彼女の守護者のような存在。寡黙だが不思議と周囲を安心させる存在感を持つ男。兄がいる。 兄の紹介によって知り合ったドワーフ女性と結婚した。 海賊「蜘蛛の牙」との戦いにおいて海賊達が潜水艦代わりに使っていた「源人」の心臓をバドッカ沖に存在する青の月の神殿にぶつけて撃沈する作戦を立案・実行した張本人であり、この時ラスティが青の月の神殿に激突したことがラスティ暗殺とエフィ、アンディの旅立ちの原因となっており、ある意味ルナル・サーガ本編の幕開け役となっている。 ライブ・ステップネイル バドッカ在住のミュルーンの伝令。ヤンたちの仲間の1人。橙色の羽毛の持ち主で、金にがめついが人情深い典型的なミュルーン。お坊ちゃん育ちらしく、一人称は「ボク」。 ジャネッティ・シルクレーン バドッカの評議長の外孫で自身もシルクレーン商会の最高幹部。商人としても有能である上に、アルリアナ蹴打術の名手。 アーシェリカが惚れた男を横から奪っては捨てる、ということを繰り返していたためヤンやディミヤーナからは良く思われていなかったが、実際はレズビアンであり、アーシェリカを自分の伴侶にしようと執着していたからであった。 後にウォルフィリーの器量を認め、アーシェリカの結婚とトルアドネスへの移住を援助した。 ラスティ・クルツ エフェメラ、アンディ、ラズリイの父でガヤン高司祭。表向きはターデン市役所の役人であるが、トリース王国の秘密捜査官という裏の顔も持つ。 <聖なる母の結社>に「月に到る子」の祖父候補として生み出された一人であり、その事情を理解しつつもプリシラと恋愛結婚した。 <鋼の姫>マリイア率いる海賊「蜘蛛の牙」との戦いでヤン達と共闘。その時、バドッカ沖の海中に存在する青の月の神殿に激突したせいで「月への扉の鍵」の資格を得てしまい、その存在を危険視したディオドラ、そしてかつてラスティに失恋したリリアに暗殺されてしまった。 因みに暗殺直前に受精させた次男の名前は彼の父の名をそのまま受け継がせたものである。 ウォルフィリー・ベイト トルアドネス四公王の一人で、皇帝の外叔父。建国戦争を勝ち抜いた歴戦の勇士でもある。 トルアドネスの最高幹部の中では守旧派であり、公国内で船員組合に祭られているリャノの神をはじめとする赤の月の神々の信仰を黙認している。裏行が趣味で「放浪公」と呼ばれており、部下からも「庶民的な人」と評されている。 「奇跡の光」を巡る騒動で初対面したアーシェリカとジェネレーションFの後に結婚し、長女アレイシアをもうける。妻子を人質に取られることを恐れて娘にも親子関係を秘していたものの家族愛は強く、娘の危機に自ら出撃すると騒ぐ、対面時には相好を崩しっぱなしにするなど溺愛そのものの対応をしている。
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