ゴグマジオス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 21:00 UTC 版)
「古龍種 (モンスターハンターシリーズ)」の記事における「ゴグマジオス」の解説
別称:巨戟龍(きょげきりゅう) 登場作品:MH4G 作品中の分類:古龍目戟龍亜目ゴグマ科 全長:約4920.5センチメートル/全高:1708.5センチメートル テーマ曲:軋む巨戦(形態変化する前)/超重の戟翼(形態変化する後) 立ち上がると数十メートルの高さがある城壁を優に超える巨大な古龍種。翼が翼脚という第5・6の脚となっている。後述するように硫黄を食べるという設定で、体表からは「超重質龍骨油」という重油のような体液が分泌・排出されており、ゴグマジオスが通った後には滴った大量の油が残されていく。巨戟という名の通り、背中に巨大な槍が付いているが、これは火薬を求めてドンドルマの街の武器庫に侵入した際、そこに保管されていた「初代撃龍槍」という対大型モンスター用の固定兵器を、たまたま体表から滲出した油で絡め取ってしまったものである。これ以外にも、体表には油でからめとった人工物が無数に付着している。また、体内で硫黄を分解する際に発する高熱を処理する排熱器官を持ち、ゴグマジオスはその熱を任意で放出することで外敵への攻撃手段としている。 硫黄などを餌として、摂取したそれらをエネルギーに変換する燃焼器官を体内に持つ。火薬の有機物成分などゴグマジオスにとっての不純物は「超重質龍骨油」という粘性と爆発性の極めて高い重油のような見た目の黒い油状の体液へと精製され、ゴグマジオスの外皮は分泌した油が染み込んで固化することで強固なものとなっているが、ゴグマジオスの翼脚の翼膜も油がこびり付いて固まり拘束されており、通常は飛行できない。体温が上昇して油が溶けることで翼が開き、飛行体勢に入ることができる。そのため、ゴグマジオスが空を飛ぶことは滅多にない。充分に餌を摂取すると、地中に潜って数十年の長い冬眠に入るため、能動的に活動することが滅多になく、目撃例や伝承がなかったとされる。休眠を繰り返す生態のため、古龍種の中でもひときわ長寿であり、繁殖および世代交代による適応進化の回数が非常に少なく、原始的な形態を残した古龍種であるとされる。 ゴグマジオスに関する討伐クエストは、MH4Gにて登場する。作中世界の各地の武器庫が荒らされ、火薬のみ持ち去られるという事件が発生していたが、その原因がゴグマジオスであることが判明し、討伐クエストが発生するという流れである。 戦闘時は巨体に排熱器官による高熱を加えた肉弾戦のほか、口から大量の油を吐き出す、高熱を付加しての油を高圧で吹き付けて着弾点で爆発を巻き起こす、その爆発する油で薙ぎ払い広域を爆砕する。また、ゴグマジオスの身体から滴る油に触れると、粘つく油に絡め取られて拘束状態となり、この状態で熱を付加した攻撃を受けると油が爆発し大ダメージを受ける。ゴグマジオス固有の要素として、体表の油の状態で防御力が変化するというものがあり、体表の油が固化した部位は防御力が非常に高く、貫通弾を弾き返すが、油が溶けて液化すると防御力が低下して貫通弾が通るようになり、油が気化するとさらに防御力が低下する。ただし、一定時間たつと再び油は固化する。溶けている間に部位破壊を成功させれば、その箇所は常時貫通弾が通じるようになる。油はゴグマジオスが身体の一部を高熱化した際にその箇所が溶けるほか、ハンター側が火属性の攻撃を加えることでも溶かすことが可能である。体力が減少すると、激昂による排熱器官の活性化で体温が上昇して全身の油が溶け始め、揮発した油である黒煙を背中から噴き上げるようになり、飛行能力が回復する。この状態となったゴグマジオスは、滴らせる油が地面に落ちると爆発するようになり、空を飛んでこの油を大量に撒き散らす攻撃や、上空から油のブレスを掃射する攻撃を行うようになる。その一方で、この状態になると体表の油がすべて気化するため自身の防御力が著しく低下する。 ゴグマジオスの素材から作られる武器はいずれも睡眠属性を持つ。ゴグマジオスを素材とした武器のデザインは拷問や罪人束縛用の拘束具を、防具は死刑執行人をモチーフにデザインされており、オトモ用の防具のデザインは鉄の処女を模している。
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