ゴケグモ類とは? わかりやすく解説

ゴケグモ類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 08:57 UTC 版)

セアカゴケグモ」の記事における「ゴケグモ類」の解説

ゴケグモ類は、ゴケグモ属 (Latrodectus) というグループ分類され、約31種が知られている。熱帯地方中心に世界中分布する仲間である。ゴケグモ名前の由来に関して、「毒性強いた噛まれ時の死亡率高く奥さん後家になる」という俗説知られている。実際には、ゴケグモ類の英名 "widow spider" そのまま和訳で、ゴケグモ類はオスの体がメス比べて非常に小さく交尾後にオスメス共食いされることに由来する。ただし、共食い頻度などは種類条件により異なる。 最も有名なゴケグモ類は、クロゴケグモ (Latrodectus mactans、black widow spider) で、北アメリカをはじめ、世界中広く生息する毒グモ。こちらの方が死亡例なども多い。日本では2000年以降になって米軍岩国基地内での発生確認されている。セアカゴケグモとはほぼ同じ大きさセアカゴケグモクロゴケグモ亜種分類する場合もあり、その場合には、セアカゴケグモによる死亡例が、世界中クロゴケグモによる死亡例統計上合計されている場合があり注意が必要である。アメリカではblack widowブラック・ウィドウ)』という名で知られており、戦闘機P-61YF-23愛称採用された。 またヨーロッパ南部分布するジュウサンボシゴケグモ(英語版) (Latrodectus tredecimguttatus、P. Rossi, 1790) も古来から有名で、その毒による症状ゴケグモ刺咬症 (Latrodectism) としてよく知られてきた。大利池田(1996b)によれば、このクモ咬まれると、その時点での痛みはさほどではないが、10分ほどで全身症状現れ各部リンパ節痛み腹筋硬直、さらに耐えられない痛みとともに多量の汗、涙、唾液が出、血圧上昇呼吸困難言語症などが起き回復しない場合2-3日後に死亡するという。しかし抗血清作られるようになってからは、アナフィラキシー・ショック以外での死亡例はほとんどなくなったとされる沖縄県には、在来種のアカオビゴケグモ(ヤエヤマゴケグモ)が生息する

※この「ゴケグモ類」の解説は、「セアカゴケグモ」の解説の一部です。
「ゴケグモ類」を含む「セアカゴケグモ」の記事については、「セアカゴケグモ」の概要を参照ください。

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