グレイディ一族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 09:07 UTC 版)
ビルE・スプリーン (Bill-E Spleen (Billy Spleen) 本名、ビリー・スプリーン。グラブスの異母兄弟。事実を知るまでダービッシュが実父、グラブスと亡くなったグレットをいとこだと思っていた。母親エミリーから譲り受けた黒髪 黒目に、幼き頃から彼をからかった子に殴られて開くこともできず痙攣し続けて治らない左目とポッチャリ体型のイジメられっ子だが、グラブスはいじめられている弟を見て見ぬフリをしてしまった。 以前は母親と母方の祖父母に育てられるが、物語の開始前に母親が亡くなり、以降、カーシェリーベール村一番の嫌われ者の祖父母が親代わりしてくれる。グラブスとダービッシュに事実を隠されても、時折、行動を共にしていた。第一幕内で、2、3ヶ月前に人狼病を発症し、疾患していたが、独特なルールの賭けチェスの試合に負けたロード・ロスにキスの治療されたことが切っ掛けに、「子羊」に狙われて誘拐されたことがあり、ビルE本人はダービッシュが人狼病を長生きして疾患していることを怪しんでいたが、事実ダービッシュは人狼病を疾患していない人間である。ビルE自身が治療される前に、母方の祖父母以外に親代わりしてくれるダービッシュやミーラが人狼病シーズンを迎えた時期に看病してもらい、風邪引くなどの副作用に薄々実感しても、人狼病を疾患していたことに無自覚だった。母親が亡くなった時に、ダービッシュから本グレイディ家邸宅に遊びに来るよう誘われて、自宅以外の居心地を手に入れ、一族の者の伝説や生き様から得た隠れた財宝を邸宅敷地内に探索と冒険に遊んで知り尽くし、グレイディ本家邸宅と昔から続く一族にまつわる忌ま忌ましくおぞましき人狼病 に疾患して亡くなった若者たち生き様を知り、一族の若者たちの名前を暗記する。 ダビーダ・ヘイム女史による映画企画から映画の血生臭いドタバタな事件の縁で知り合ったジューニーの策略により、ジューニーとは無関係な祖父母を絶命され、ビルEの母方の血縁関係者の一人もがいなくなった状態で彼のみ天涯孤独となった。 人間界とデモナータとのトンネルを閉じるために、自分の命が鍵となっていると知らない間にグラブスに殺され、グラブスやダービッシュに見守られて死亡。死亡後も、ベラナバスがベックを甦らせる為にドナーで宿主となる。 グレット・グレイディ グラブスの2~3歳離れた赤毛の姉貴であり、グラブスが転入前の同じ学校に通学する生徒だった。グラブスと同じ、実名を嫌う主義。背は平均的な普通の少女で、背の高いグラブスと共に学校などからデコボコ姉弟とも呼ばれ、互いもそうして罵っている。グラブスとは時折、仲が悪い。ビルEは彼女を知っているが事実を知るまで従姉だと思い込んでいた。亡くなった彼女からすればビルEの異母姉。弟のグラブスに疑われて陰湿で悲惨なイタズラ事件の被害者。一族やビルEと同じ人狼病を発症し狼女になりかけてから、グラブスを残した両親と共に彼女の治療のために危険な賭けでロード・ロスとお気に入りの手下2匹から絶命する。たまにグラブスの悪夢でたびたびに出現したりもする。 グレットとグラブスの両親(ビルEの実父) 2人とも赤毛。母はグイレディ一族とは無関係な家系の女性。ガミガミ妻の尻に敷かれて黙り混む父は、ダービッシュの兄。家族に隠して出勤先の沢山の女性と言い装って関係をもち浮気し、なかにはビルEのように産んだ女性もいたり、不倫相手の1人エミリー・スプリーンがビルEを出産したことにより、不貞の息子をグラブスとグレットがいる自分の家族のもとで暮らして引き取ろうとしたが、母方の祖父母に反対された上に起訴される脅しに負けて、ビルEをカーシェリーベール村に残す。 娘のグレットが人狼病を発症したことにより、グラブスを他の人に預けてからロード・ロスに負けて娘共々無残な死に方で、家に駆けつけたグラブスが魔力を発動して助かったが、警察に事情聴取が日常化され精神をきたしPDSDを発症し精神病院送りにされて、息子のグラブスをリーダーシップを発揮しながら魔術師とカーガッシュとして悪魔と人狼病と戦う運命に背負わせた原因の切っ掛けを作ってしまったことになる。 プレイ・アティーム (Prae Athim) グレイディ一族専門の殺し屋「子羊」のメンバー。黒髪の長い女性。自身の子供も狼人間だが、始末はしていない。 バーソロミュー・ガラデックス (Bartholomew Garadex) 一族の中でもっとも偉大な魔術師。ロードロスにチェスで勝つことで人狼病を治せる事を発見し、大勢のグレイディ一族の呪いを解いた。ロードロスと戦っている間に寿命で死ぬ。またチェスのスペシャリスト。
※この「グレイディ一族」の解説は、「デモナータ」の解説の一部です。
「グレイディ一族」を含む「デモナータ」の記事については、「デモナータ」の概要を参照ください。
- グレイディ一族のページへのリンク