キングビーダーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 02:25 UTC 版)
「爆球連発!!スーパービーダマン」の記事における「キングビーダーズ」の解説
全日本ビーダー選手権決勝でチームガッツと戦い、敗れた。 伊集院圧政(いじゅういん あつまさ) 声 - 結城比呂 キングビーダーズのリーダー。 サラーの元クラスメイト。全日本ビーダー選手権編でのボス的存在。勝利のためには手段を選ばずビーダマンの破壊は勿論、逆上した際には平気で相手に向かってビー玉を撃とうとするなど極めて冷酷で攻撃的かつ陰湿な性格で、自分に歯向かう者は誰だろうと叩き潰し、追い詰め、屈服させることに半ば狂ったように執着している。特にサラーには下記の出来事への報復としてトラウマになるほどの執拗ないじめを繰り返した。 かつては全国ジュニア上位にも名を連ねるほどの天才的な少年テニスプレーヤーとして名を馳せ、性格もプライドが高いものの礼儀正しい明朗快活な誰からも信頼される人物だった。転校してきたサラーに生まれて初めてテニスで負け、その時点では身近に強力なライバルが現れたことを喜びサラーの存在を肯定的に捉えていたが、リベンジマッチの際に過度なトレーニングによりボロボロになった姿で現れ、頭部を負傷してまでも試合を続けようとする自らの情熱を当時のサラーに理解されず試合を放棄され、周囲には憐憫の目を向けられ酷くプライドを傷つけられたことにより性格、人相が一変してしまう。上述のようなそれまでとは正反対の負の感情の塊のような人物となり重度の精神的ストレスによって黒かった頭髪は白髪となり、目つきも悪くなり朗らかな表情は一切見せなくなった。 初登場時はスリークロウズ仕様のスーパービーダマンを使用し、圧倒的な実力をもって予選を一位で通過。また予選通過までの捨て駒としてしか見ていなかった後藤と三上を一方的に切り捨て、介入してきたタマゴのビーダマンを破壊した。 チームガッツとの決勝戦ではケーニッヒケルベロスを使用。回転式スリークロウズ・ブラッディクロウズを利用したイングリッシュボールとダブルバーストの圧倒的な攻撃力で終始試合を有利に進め、ファイティングフェニックスも破壊するがバトルフェニックスの登場により戦局は一変、追い詰められると狂乱状態となり指の骨を折るほどの力を込めた締め打ちを使うなど怨念めいた勝利への執念を見せ付けた。チームガッツに負けた後はまるで憑き物が落ちたかのようにかつての性格に戻りサラーと和解し、これまでの所業への償いの印として自身の魂とも言えるケーニッヒケルベロスを彼に預ける。その後は主にサラーの特訓相手として度々登場し、頭髪こそ白いままだがかつてのような爽やかな笑顔を取り戻していた。 サラーのビーダマンのなかで最も活躍したスタッグケルベロスはサラーと彼との共同開発でもある。 北条明(ほうじょう あきら) 声 - 夏樹リオ キングビーダーズの一員。実は女の子で伊集院とは幼馴染。当初は伊集院のプライドを傷つけ、性格を変えたサラーを強く恨んでいた。自分を忘れるなど何もかも変わってしまった伊集院に付いて行くために性別を偽り、女らしさを捨てていた。昔から伊集院に好意を抱いており試合の際には伊集院の身代わりになったりするなど盲目的なまでに彼に献身的だったが、それは今の伊集院の唯一の心の拠り所である勝利への執着心を守るためであり、戦いの中でそんな庇護的な方法では彼を立ち直らせることはできないことに気づく。戦いの最終盤では追い詰められ自身を傷つけながらも戦い続けようとする伊集院の姿に涙するなど、一途に彼を慕い続けた。ビーダー選手権の決勝戦終結後自分を取り戻した伊集院の復活を心から喜びサラーとも和解し、伊集院の頼みでケーニッヒケルベロスをサラーに託す。その後は、伊集院とともにサラーに協力している。最初は髪を結わいていたが全国大会編から下ろしている。 ユンカーユニコーンを使用。 早乙女基夫(さおとめ もとお) 声 - 伊崎寿克 キングビーダーズの一員。長身痩躯に眼鏡が特徴でガンマ曰く「めがね男」。物語の中で最初にPIビーダマンを使った人物であり、JBAの開発中だったPIビーダマン「X-01」の設計図を基に開発したアイアンサイクロプスを使用し、その圧倒的な性能と背負ったリュックに増設した台に明を乗せ、大柄な自身と小柄な明の体格差を活かした上下からの波状攻撃でチームガッツを苦しめた。表情の変化に乏しくまた台詞も登場回数の割には少なく非常に寡黙。一方で男として本当に大切な物はしっかり理解しているようで、伊集院がタマゴを直接撃とうとした時はそれを諌め彼も素直に従うなど、伊集院にも一目置かれた人物であることが窺い知れ、明が反則負けをしてでも伊集院に敗北をさせまいとした時もまたそれを諌め、伊集院が自分を取り戻した際には笑顔を見せた。 作中では伊集院のチームに加わった経緯が描かれることがなかったが、電子書籍化後の作者の発言によるとサラーや伊集院と同じ学校の生徒であり、図体に反して臆病な性格で、それ故後藤たちにいじめられていたところを豹変前の伊集院に助けられたという設定があったが、ページ数の都合で描くことができなかったと明かされている。電子書籍化後の書き下ろしでは伊集院の敗北シーン再現を本人にリクエストするという茶目っ気も見せた。
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