『帝国』以降
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「お嬢さまシリーズの登場キャラクター」の記事における「『帝国』以降」の解説
二階堂律子(にかいどう・りつこ) 麗花と同じクラスに所属する女子生徒。風紀委員。美術部在籍。 凛々しくて筋道の立った論理的な演説が得意で、自分の望み通りの方向に周囲を扇動する技術に長けている。論理武装に自信を持っているだけに、論破されると逆上してヒステリックになる。 切れ長の一重の目とボブカットが印象的な、一見冷たそうな美人。身にまとうクールな雰囲気は、育夫や鈴木竜二と似ているとも言われている。 アパレルメーカー社長の父を持ち、人気デザイナーと名高い二階堂ゆりえを母に持つ。規律的な振る舞いを好む。以前から形骸化していた風紀委員が廃止された際に、より良い学校生活を送るための模範が必要だとして、母がデザインしたという制服を自主的に制作し、皆に配布してそれを着用するよう勧めた。当初は制服着用を個人の意思に任せていたが、やがては全員に着用を強制するようになり、次々と新たな規律をつくってはクラスメートたちを縛りつけ、ファシズム的独裁者のような形相を帯びて行くようになり、己のスタイルを貫くために制服を拒否する麗花と対立するようになる。 「悪の帝国の支配者」をイメージしたキャラであり、立場だけではなく口調までもが、徐々に「真面目な風紀委員」としての固さを感じさせるものから悪の支配者じみた尊大なものになっていく。それは、律子自身もSFアニメを好んでおり、血統書付きの猫をなでながら参謀会議を開く、マントに白手袋の悪の帝王に憧れ、それに倣った結果の立ち居振る舞いであり、同じく悪役を志す麗花にスケールの違いを示し危機感を起こさせた。 血統書つきのシャム猫を飼っている。 鈴木竜二(すずき・りゅうじ) 麗花と同じクラスに所属する男子生徒。野球部在籍。飼育係担当。書道二段。 クラス内の鈴木姓を持つ男子生徒三名の内の一人。鈴木三人組の中では、肥満型の鈴木その一と痩せ型の鈴木その三に挟まれた中肉体型で、出席番号順でも真ん中であるため鈴木その二と呼ばれており、地の文でもそう表記されている。 高身長でクールな印象を与える容姿で、麗花に律子の男版、育夫の少年版のようだと評されている。しかし、実際には登場するたびに杉本に絡まれてペースをかき乱されており、やられキャラとなっている。「ペットショップ貢ちゃん」と他のクラスの生徒に言われるほど多数の生き物が飼われている三年一組の飼育係に自ら名乗りを上げるほど動物好きで、動物に懐かれやすい体質。 『帝国』では他の鈴木二名と共に律子の横暴な振る舞いに加担し、律子の親衛隊たる「鈴木軍団」と呼ばれていた。 ミハル 麗花と同じクラスに所属する女子生徒。 姓は不明。麗花を時代遅れだとよく揶揄するが、自分自身も流行遅れなワンレングスに、服はタイトミニのスカートをよくはいており、それらの姿はトレードマークともなっている。親友のハルミといつも同じような服装をしており、初対面の人なら両者の区別がつかないほどに似ている。麗花には二人あわせて「ミーハー・コンビ」と呼ばれている。脚線美に自信を持っており、男子生徒に挑発的に足を見せびらかしている。その事や、乱暴な男言葉を使うため麗花にはよく下品だと言われており、ミハルの方も麗花のことを「気取っている」として突っかかることが多いのだが、在籍する部活は麗花と同じ茶道部である。部では書記を務める。部活にはいつも真面目に出席しているものの、正座をするにも関わらずミニスカート姿を貫いている。正座が苦手でいつも辛そうにしている。 ハルミ 麗花と同じクラスに所属する女子生徒。 姓は不明。ミハルの親友で、ミハルと揃いの髪型と服装をしているため双子のように似ていて区別がつけにくい。麗花にはミハルとあわせて「ミーハー・コンビ」と呼ばれている。 語尾を上げた、甘えたような舌っ足らずなしゃべり方をする。いつも化粧をしており、していないとストレスが溜まってやけ食いに走ってしまうという。
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