「コスチュームプレイ」という和製英語の登場とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 「コスチュームプレイ」という和製英語の登場の意味・解説 

「コスチュームプレイ」という和製英語の登場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 09:47 UTC 版)

コスプレ」の記事における「「コスチュームプレイ」という和製英語の登場」の解説

同人誌即売会等でもコスプレ行われており、漫画アニメ扮装をすることをコスチュームプレイと呼ぶようになったのは、コミックマーケットコミケットコミケ代表者米澤嘉博中心したメンバーだった。米澤は、元は少女マンガ同人作家ファンコミケお祭りの場として派手な格好をしていた中から、アニメキャラクター扮装をする者が現われ徐々に増えていったとしている。 コスプレアイドルの先駆者的な存在になった漫画家一本木蛮プロデビュー前の1980年頃から『うる星やつら』ラム衣装自作コミケ会場コスプレをして注目集めていた。アニメマンガコスプレ登場する以前コミケでは、自分愛好するロック系衣装身につける事も行われていたが、1977年になってコミケアニメ海のトリトン』の衣装をした少女登場して注目集め、その次の回には『科学忍者隊ガッチャマン』コスプレ登場し徐々に広まっていった。 日本のメディアでは、アニメ雑誌等が同人誌即売会関連してコスプレ少しずつ取り上げ始めたが、特に大きく取り扱ったのは、ラポート発行の『ファンロード1980年8月号(創刊号)で、同誌は、当時原宿席巻していたタケノコ族捩り原宿コスプレ集団「トミノコ族」が現われたとする特集記事」を掲載した。「トミノコ」は『機動戦士ガンダム』富野由悠季監督由来するもので、記事には『機動戦士ガンダム』登場人物やモビルスーツ・ガンダムの仮装をした人々踊っている写真掲載された。実際には、当時そのような風俗存在せず、これは報道記事体裁を採った映画宣伝企画だった。 しかし、翌年1981年2月22日劇場版公開前に行われたアニメ新世紀宣言」(サンライズ主催新宿駅東口広場)の折には、ガンダムファン1万人以上が集まりファン中には自主的にキャラクター衣装制作して参加する者もみられた(永野護川村万梨阿らなども参加していた)。 出版プロデューサー高橋信之は、1983年秋田書店マイアニメ」に『コスチュームプレイ大作戦』の連載を開始したが、担当者町山智浩から「コスチュームプレイ」は英語として正しくないとの指摘を受け、「コスプレ」という言葉造語し、連載タイトルを『コスプレ大作戦』としたと述べている。翌1984年週刊ヤングジャンプ1984年11月23日号に掲載され江口寿史短編群『寿五郎ショウ』中の作品素人勝ち抜き漫画合戦』に「コスプレ(※)だけには自信あります」と『うる星やつら』ラムコスプレーヤー発言欄外に「※コスプレコスチュームプレイの略」と註が付されており、「コスチュームプレイ」や「コスプレ」という言葉認知度この頃高まっていたことが窺える1985年になると、TBSテレビ番組コミケ取材して多くコスプレイヤー取材行ったテレビで1989年になってテレビ番組はなきんデータランド』(テレビ朝日系1989年 - 1995年)が、アニメランキング特集行った際にコスプレランキングも発表していた。 1985年頃には、同人誌界で人気だった『キャプテン翼』のコスプレが、Tシャツ改造やユニフォームショップに注文するだけの手軽さから拡大する1986年からは集団で行うコスプレ発生したと言われ同時期には、富士フイルムから発売され写ルンです普及によりコスプレ撮影する人々劇的に増加した一方1988年頃から、同人誌即売会でのコスプレ混雑マナー過度な露出などの問題から、禁止とするイベント増えていった。 アメリカでは1970年代後半SF映画スター・ウォーズ』の人気によりコスプレポピュラーとなり、日本のアニメ人気によりアメリカ全土行われるようになったアニメコンベンションなどのイベントでは日本の漫画アニメキャラクター扮する光景見られるようになっている。そこでは従来masquerade ではなく和製英語由来cosplay の名称で呼ばれている。

※この「「コスチュームプレイ」という和製英語の登場」の解説は、「コスプレ」の解説の一部です。
「「コスチュームプレイ」という和製英語の登場」を含む「コスプレ」の記事については、「コスプレ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「「コスチュームプレイ」という和製英語の登場」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「「コスチュームプレイ」という和製英語の登場」の関連用語

「コスチュームプレイ」という和製英語の登場のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



「コスチュームプレイ」という和製英語の登場のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのコスプレ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS