《轟音》の正しい読み方
「轟音」の正しい読み方
「轟音」は「ごうおん」と読む。「轟音」の意味解説
「轟音」は「とどろきわたる音」という意味である。あたりを揺らすほどの大音量に対し、「轟音」という言葉が使われてきた。音が鳴り響いている状態であり、大音量でも鋭い聞こえ方をするものは「轟音」と呼ばない。雷や爆破音、乗り物などが対象となる。なぜ「轟音」と読むのか・理由
「轟音(ごうおん)」は「轟(ごう)」と「音(おん)」の組み合わせであり、いずれも音読みだ。「轟」は「轟く(とどろく)」とも読み、大きな音が鳴り響いている意味の漢字である。一方、「音」は「耳に聞こえるもの」を表す。2つの漢字が同じ音読みで組み合わさって、「鳴り響く大音量」という意味の「轟音(ごうおん)」が生まれた。「轟音」の類語・用例・例文
「轟音」の類語には「騒音」「爆音」がある。いずれも、非日常的な大音量について使われる言葉だ。ただし、「騒音」は「騒がしく、邪魔になる音」というニュアンスを含む。音量が問題になっている様子を表している点が、「轟音」と異なる。「轟音」にはそれ自体に、「騒がしい」という意味は含まれない。また、「爆音」は「爆発的に大きな音量」という意味の俗語である。音楽やお祭りを誇張して表現するときに使う。実際に音が周囲を揺らす「轟音」とは、細かい定義が異なる。以下、「轟音」を使った例文である。
「ブルドーザーの轟音で、地域住民は目を覚ました。これほどまでの音量がするなんて、説明会では聞いていなかった」
「誰もが目の前で行われているビルの解体に、言葉をなくしていた。いや、仮に話をしていても轟音でかき消されてしまっただろう」
「社長はものすごい剣幕で部下たちを怒鳴った。それは罵声というよりも、ほとんど轟音の領域だった」
「映画の中で、ついに火山が噴火してしまった。すさまじい轟音の中、登場人物はひたすら逃げまどっていた」
「轟音」の英語用例・例文
「轟音」は英語で「a roaring sound」もしくは、「roar」と書く。以下、「轟音」を用いた英語の例文である。A roaring sound can be heard from the construction site almost every day. His brother, who lived nearby, said he was going to have a nervous breakdown.(工事現場から毎日のように轟音が聞こえてくる。近くに住んでいた兄は、ノイローゼになりそうだと言っていた)
Every time I hear the roar of the engine, I'm glad I did this job. For me who likes cars, mechanic was a vocation.(エンジンの轟音を聞くたび、私はこの仕事をしていてよかったと思う。車が好きな私にとって、整備士は天職だった)
The buffalo run down the hill with all their might. Hearing the roar, the chief realized that the settlers had broken the law.(バッファローたちは全力で丘を駆け下りていく。その轟音を聞いた酋長は、開拓者たちが法を犯したのだと悟った)
《轟音》の正しい読み方
「轟音」の正しい読み方
「轟音」は「ごうおん」と読む。「轟音」の意味解説
「轟音」は「轟く(とどろ-く)音」のことであり、要するに大きく響く音のことである。雷鳴や大型機械のエンジン音のような、耳を塞ぎたくなるほどの大きな音が「轟音」と表現されやすい。あまりの音の大きさに不快感や恐怖感を覚える、というニュアンスを込めて用いられることも多い。なぜ「轟音」と読むのか・理由
「轟音」の「轟」は、音が響き渡るという意味がある。「轟」は音読みで「ゴウ」、訓読みで「とどろ」(き)(く)と読む字で、「音」は音読みで「オン」「イン」、訓読みで「おと」「ね」と読む字である。この「轟」「音」をそれぞれ音読みすることによって、「轟音」と読むようになった。また、「轟」は音の響き以外にも、車がたくさん行き来している様子という意味もあり、車を3つ重ねてできた漢字は「音」を足すと見た目にも大きな、うるさい音として認識することができる。「轟音」の類語・用例・例文
「轟音」の類語には「爆音」や「地鳴り」、「鳴動」などがある。「爆音」は爆発音のような音、音圧の強い大きな音、という意味で、個人にもよるがこちらもどちらかと言えば不快な音である。「地鳴り」は地震などの振動する音、それが響く様を表していて、自然現象による不気味な音となる。「鳴動」は大きな音と共に揺れ動くことを意味していて、地震の際の音や振動を表すが、アラーム機能も「鳴動」とされる。- 《轟音》の正しい読み方のページへのリンク