《迄》の正しい読み方
「迄」の正しい読み方
「迄」の読み方は「まで」である。たとえば夏目漱石の小説「彼岸過迄」は「ひがんすぎまで」と読む。「迄」の意味解説
迄(まで)は副助詞(あるいは格助詞)として用いられ、時間や距離が継続した末に到達する時点・地点を示す意味で用いられる語である。始点を示す格助詞「から」と呼応させて用いられることも多い。たとえば「明後日から今月末まで」「上野から青森まで」のように用いられる。現代の一般的な文脈では、あえて漢字は用いず、ひらがなで「まで」と表記されることが多い。とはいえ硬い表現の好まれる文書などでは漢字表記の「迄」が用いられることも多い。
なぜ「迄」を「まで」と読むのか・理由
「迄」を「まで」と読むのは普通の訓読みである。「迄」という字は大陸から日本に伝わった漢字であり、「まで」という副助詞は古語にも見出される大和言葉である。
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