《軽重》の正しい読み方
「軽重」の正しい読み方
「軽重」の読み方は「けいちょう」、もしくは「けいじゅう」である。意味に違いはない。どちらかといえば「けいちょう」の方が主な読み方として扱われやすい。とはいえ「けいちょう」には「慶弔」「傾聴」のような同音異義語もあって紛らわしい。そのため実際のところは「けいちょう」も「けいじゅう」も同程度によく用いられている。
「軽重」の意味解説
「軽重」は「軽いさま・重いさま」を意味する語であり、主に「重さの程度」あるいは「価値の程度」「重要性の程度」を指す表現として用いられる。「長さの程度」を「長短」といい、「大きさの程度」を「大小」といい、「高さの程度」を「高低」、「多さの程度」を「多寡」、そして「重さの程度」を「軽重」という。
長短・大小・高低・多寡などの語は、たいてい「程度が甚だしい+それほど甚だしくない」という語順で構成されているが、「軽重」は逆順となっている珍しい例である。
なぜ「軽重」と読むのか・理由
「軽重」は「軽い」と「重い」というまったく正反対の二文字を組み合わせて作られた熟語である。「けいちょう」と「けいじゅう」という2つの読み方があるのは、ほかにも「重訳(じゅうやく、ちょうやく)」や「重用(じゅうよう、ちょうよう)」などがあり、そこまで珍しくもない。- 《軽重》の正しい読み方のページへのリンク