《四則演算》の正しい読み方
「四則演算」の正しい読み方
「四則演算」の読み方は「しそくえんざん」である。「よんそくえんざん」や「しそくえんさん」と間違える人がいるが、その読み方は間違いであり注意が必要だ。「しそくえんざん」以外に正しいとされている読み方は存在しない。「四則演算」の意味解説
「四則演算」は、四則を用いてする計算のことだ。「四則」とは、足し算(加法)、引き算(減法)、掛け算(乗法)、割り算(除法)の四つの計算法のことである。数ある計算法の中で最も簡単な四つの総称だ。また、「演算」は「計算すること」を意味する。そのため、「四則計算」と言われることもある。さらに数学において、ある集合の要素間に一定の法則を適用し、他の要素を作りだす操作を「演算」と言う場合もある。なぜ「四則演算」と読むのか・理由
「四則」と「演算」という二つの単語を合わせてできた言葉であり、「四則」でする「演算」とそのまま二つを合わせた意味となっている。それぞれの単語自体も「しそく(音+音)」、「えんざん(音+音)」と読む。「算」を「さん」ではなく「ざん」と濁らせて読むのは、連濁の法則によるからである。それぞれの一単語でも、「よんそく」や「えんさん」という様な読み方をすることは無い。「四則演算」の類語・用例・例文
「四則演算」の類語には、「四則算」や「加減乗除」がある。「四則算」は四則を用いる計算のことであるから、「四則演算」と同義である。「加減乗除」は加法(足し算)、減法(引き算)、乗法(掛け算)、除法(割り算)の頭文字をとったものであり、すなわち四則の計算のことである。加減乗除も一般的に使われる。「四則演算」の用例、例文は以下の通りだ。主に数学にかかわる事柄で使われることが多い。
「小学校を卒業するまでに四則演算はマスターしておきたい。」「今日の算数の授業では、四則演算のテストがある。」
また比喩的な言い方で、基本的なこともできない際に、「君は四則演算もできないのか。」と見下す意味で使う場合もある。
「四則演算」の英語用例・例文
「四則演算」は英語で「Four arithmetic operations」と表される。それぞれ日本語に直訳すると、「four」は「四つの」、「arithmetic」は「算術」、「operations」は「操作」となる。英語では「基本」と言う意味の「basic」を使って、「Four basic arithmetic operations」と表される場合もある。意味は同じく「四則演算」である。また、英語で四則をそれぞれ表すと、「加法」は「addition」、「減法」は「subtraction」、「乗法」は「multiplication」、「除法」は「division」となる。「四則演算」の英語の用例・例文は以下の通りである。
「a digital calculator that performs the four basic arithmetic operations and logic functions」四則演算自動計算機
「calculates the shopping total sum including the conversion result by performing the four basic operations of arithmetic operation.」四則演算を行うことで、換算結果を含む買い物の合計金額を算出する。
《四則演算》の正しい読み方
「四則演算」の正しい読み方
「四則演算」は「しそくえんざん」と読む。「四則演算」の意味解説
「四則演算」は算術計算の基本とされている足し算、引き算、掛け算、割り算である。数を加える足し算と数を減らす引き算がもっとも基本的な計算であり、掛け算と割り算はそれぞれの応用とされている。計算の結果は足し算が和、引き算が差、掛け算は積、割り算なら商と称される。割り算に限り、商の他に余りが生じることもある。数式に用いる記号である演算子はそれぞれ+、-、×、÷だ。あらゆる算術計算は四則演算の応用であり、四則演算を正しく理解しなければ算術計算を正しく解くことはできない。算術計算は数学や物理など専門的な学問に限らず、主要な産業を円滑に進めるのに必須な知識である。四則演算は万国共通であり、地域によって解き方が異なることはない。四則演算は原則、掛け算と割り算を優先して計算する。例として一つの数式に足し算と掛け算がある場合、掛け算を計算してから足し算を計算する。ただし、数式に括弧が使われている場合は演算子を問わず括弧内の数式を優先する。
なぜ「四則演算」と読むのか・理由
「四則演算」と書いて「しそくえんざん」と読むのは漢字の音読みに基づいている。「四則」は「四つの決まり」「四つの常に変わらない法」の意味がある。「演算」は「計算」を意味する言葉なので、「四則」と組み合わせることで「四つの基本的な計算方法」と解釈できる。足し算、引き算、掛け算、割り算は数式の基本であり、どれほど複雑な数式も突き詰めれば四則演算の組み合わせである。そこから「四則演算」は数式の基礎であり、尚且つもっとも重要な数式と見なされるようになった。「四則演算」の類語・用例・例文
「四則演算」の類語には「加減乗除」「演算子」「初等算術」などがあり、それぞれ「かげんじょうじょ」「えんざんし」「しょとうさんじゅつ」と読む。「加減乗除」は四則演算の別称であり、加算、減算、乗算、除算の略称でもある。加算は足し算、減算は引き算、乗算は掛け算、除算は割り算である。「演算子」は数式で用いる記号であり、四則演算に限ったことではないが、一般的な意味では四則演算に用いる記号を演算子と呼ぶことが多い。「初等算術」は四則演算を含む、単純化された算術である。「四則演算」の英語用例・例文
「四則演算」を英語で書くと「four arithmetic operations」になる。例文には「四則演算は小学校で習う」を英訳した「learn four arithmetic operations in elementary school」がある。- 《四則演算》の正しい読み方のページへのリンク