庄内方言 研究史

庄内方言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/21 06:42 UTC 版)

研究史

  • 江戸時代の明和4年に、堀季雄(ほりときかつ)により『浜荻』という江戸弁との対照語彙集・発音指南が作られる。
  • 1930年昭和5年)、三矢重松が雑誌『木鐸』(木鐸社;酒田)に「荘内語」「語釈」を連載。のちに『浜荻』『荘内方音攷』を収めて『荘内語及び語釈』として出版される。
  • 戦後、国立国語研究所によって1953年(昭和28年)の第一次から第三次までの鶴岡市方言の調査が行われ、その報告が出版されている。
  • 井上史雄による音韻語形変化に関する広範な研究。
  • アクセント研究。金田一春彦による第一次調査での記述。上野善道による記述的研究。早田輝洋(抽象的な形式素を置き、その具現化を設定)[7]原口庄輔(自律分節音韻論)による生成音韻論的分析。
  • 荒井孝一による文法カテゴリー別の記述的研究[8]

大鳥方言

鶴岡市大鳥集落では周囲とは異なる方言が話されている。詳細は大鳥方言・三面方言を参照。

参考文献

関連項目

外部リンク


  1. ^ 井上史雄『東北方言の変遷』秋田書店
  2. ^ 小林隆『方言から見た日本語の歴史』岩波書店
  3. ^ 大橋純一「秋田方言の音声」秋田県教育委員会(編)『秋田のことば』
  4. ^ 大橋純一『東北方言音声の研究』おうふう
  5. ^ 平山輝男ほか編『日本のことばシリーズ 6 山形県のことば』明治書院、1997年
  6. ^ 飯豊毅一・日野資純・佐藤亮一編『講座方言学 4 北海道・東北地方の方言』国書刊行会、1982年、327頁
  7. ^ 早田輝洋「生成アクセント論」『講座日本語 音韻』岩波書店
  8. ^ 荒井孝一「東北方言の文法」「酒田方言のテンスとアスペクト」


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