マーヴル・コミック側
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 14:28 UTC 版)
「MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES」の記事における「マーヴル・コミック側」の解説
アーケード版・家庭用ゲーム機版ともに最初から使用可能 X-MEN ケーブル(Cable) 声:ローレンス・ベイン サイクロップスとマデリーン(ジーングレイのクローン。ゲームには登場しない)の息子。原作での細かな設定などについてはX-メンの項目を参照(他のX-MENキャラクターも同様)。 必殺技の「バイパービーム」および「ハイパーバイパー」は激しい曲線のビームであるが、これについても小さな長方形の当たり判定を細かくつけることでグラフィックと連動した判定を実現している。 体が大きく、動きが遅く大振りで隙も大きい、攻撃力・防御力ともに並と苦しい戦いを強いられるが、空中で出すハイパーコンボ「ハイパーバイパー」の性能が際だって高く、これを連続して当てる高い威力の連続技や、βヴァリアブルカウンターをキャンセルして「ハイパーバイパー」に繋げる連続技などで爆発的な強さを発揮。反面、自身はゲージを溜める能力に乏しい。 マロウ (Marrow) 肉体から強靭な骨を取り出し武器とすることができるというミュータント能力を持つ。心臓が2つあるのも原作では大きな特徴であったが、それは特にゲームには反映されていない。 敏捷性に優れたキャラクターだが防御力が低い。 サイクロップス(Cyclops) 声:ノーマン・スペンサー X-MENの初代リーダー。強力な破壊光線「オプティックブラスト」を目を開けている限り常に放っており、ゴーグルで制御している。 今作ではスーパーオプティックブラストのコマンドが変更され、より使い易くなり、メガオプティックブラストが空中でも使用可能になった。長い無敵と多段ヒットが特徴のβアシストが強豪キャラクター(特にセンチネル)と相性が良い。 アイスマン (Iceman) 声:カハル・J・ドッド X-MEN創設メンバーの1人。体の周囲にあるものの温度を急激に下げることができる。ボタンの強さによる空中アイスビームの角度が『X-MEN CHILDREN OF THE ATOM』に登場した時とは逆になっている。そのときの能力であった「ビーム耐性」も残っており、一部の飛び道具必殺技はガードしても削りダメージがない。 スパイダーマン(Spider-Man) 声:パトリック・シルヴァース ウルヴァリンなどと並び、マーヴル・コミックスのキャラクターでは最も人気のあるキャラクターのうちの一人で、日本での知名度も高い。技の構成でいうと「波動昇龍タイプ」に分類されるが、性能が独特で慣れがいる。原作での細かな設定などについてはスパイダーマンの項目を参照。 ベノム (Venom) 声:ロッド・ウィルソン 悪のスパイダーマン的な存在。スパイダーマンに恨みを持っていたが、後に和解して街を守るヒーローとなることも原作ではあった。中身の人間の体格が大柄なために変身後の腕力も強いという設定で、スパイダーマンに比べ攻撃力が高く遅いが、トリッキーな動きができる。スパイダーマン同様、蜘蛛の糸を操る技がある。特にハイパーコンボの「ベノムウェブ」は、蜘蛛の巣で蜘蛛が餌を取るシーンに近い。 ハルク (Hulk) 声:アンドリュー・ジャクソン マーヴル世界において怪力の代名詞のようなキャラクターで、力の強さを表す際に「ハルクと互角のパワー」などと比較対象にされる。本作ではジャガーノートと同じタイプのスーパーアーマー効果を常に帯びている。 ジャガーノート、ザンギエフ、コロッサスなどとの大きな違いは敏捷性である。原作でも弾道ミサイルをジャンプして捕まえるなどと敏捷性を意識させる動きがあったが、ハイパーコンボ「ガンマクラッシュ」は宇宙までジャンプして隕石を持って落下してきて相手にダメージを与える。普通の必殺技でも様々な方向へ高速の体当たり「ガンマチャージ」が可能である。 キャプテン・アメリカ(Captain America) 声:カハル・J・ドッド 第二次大戦中に米国の「超人兵士計画」によって産まれたヒーロー。マーヴルユニバース最強のヒーローチーム「アベンジャーズ」のリーダー。超合金製の盾で殴ったり投げつけたりして敵を攻撃する。盾を手に持っている状態と、投げて手放してしまった状態とで防御力に差は出ないが、必殺技および通常技の性能に変化がつく。 ドクター・ドゥーム (Doctor Doom) コミックス『ファンタスティック・フォー』の代表的な悪役。科学と魔法の両道に通じた天才であり、東欧の小国ラトベリアの専制君主である。今作ではエレクトリックケイジにスフィアフレイムと二つのハイパーコンボが追加された。 βアシストが強力なキャラクターだが、プレイヤーキャラクターとしては空中で飛び道具フォトンショットを連発しているだけで相手がなかなか対応しづらく、決定打にはならないが時間稼ぎをしやすい。 アーケード版のみ最初から使用可能 X-MEN ウルヴァリン(Wolverine) 声:カハル・J・ドッド 超回復能力「ヒーリングファクター」(ゲーム中では再現されていない)と、アダマンチウムで覆われた骨格を持ち同じくアダマンチウムで覆われた鋭利な爪を武器に戦うX-MENメンバー。身長160cm程度と小柄で、ゲームでもそれが反映されており他のキャラクターなら避けようのない攻撃を当り判定の小ささで回避できることがある。 ガンビット(Gambit) 声:トニー・ダニエルズ フランス出身のX-MENメンバー。棒術とミュータント能力で爆弾化したカードで戦う。従来の作品同様、やや玄人好みの作りになっているが、強力なアシストも持っておりやや使いやすくなっている。 ジャガーノート (Juggernaut) 声:リック・ベネット プロフェッサーXの義理の兄にあたる人物。巨体に見合った高い攻撃力と防御力を持つが、見た目通りに判定も大きいため敵の攻撃を回避しにくい。しかし完全なものではないが常時スーパーアーマーの状態にあり、多少の攻撃にはひるむことなく行動できる。今作ではコマンド投げ技だったネイルスラムが削除されている。 攻撃力を上昇させる「サイトラックパワーアップ」のバグを利用した永久パワーアップや、極めて高い性能を持つ突進攻撃によるハイパーコンボ「ジャガーノートヘッドクラッシュ」など強力な攻撃力を持つ。 マグニートー (Magneto) 声:ローン・ケネディー 磁界王と称される強大無比な能力を持つミュータント。原作や映画では人間の血(鉄分)を動かしたり電磁バリアでミサイルを跳ね返したりと、その威力はすさまじい。老人といって差し支えない年齢だが、物理的パワーや機動力に関してもマーヴルのヒーローに引けを取らない。 本作では高い機動力、それによる強力な連続攻撃と回避の性能を持つ。 シュマゴラス (Shuma-Gorath) コミックでは2回ほど『ドクター・ストレンジ』(Doctor Strange) の敵役で登場したのみで、『MARVEL SUPER HEROES』に登場するまではアメリカでも知名度の低いキャラクターだった。日本語版では語尾に「シュ」をつけた喋り方をするが、開発陣の女性スタッフが遊びで言い始めたことによるもの。K投げに体力吸収能力が付加されている。 家庭用ゲーム機版のみ最初から使用可能 X-MEN サイロック(Psylocke) 声:キャサリン・ディッシャー X-MENメンバー。本名はエリザベス・ブラドック。イギリスの大富豪の家の生まれだが、現在の肉体は日本人のものである。異次元人を父親に持ち、超能力も父親からの遺伝。 対空アシストαが発生が早く無敵時間があり、ヒットすると吹き飛びダウンなため本体が追い討ち可能。安全なディレイドハイパーコンボ「胡蝶隠れ」と3段ジャンプの時間稼ぎでメインキャラクターの体力回復が可能。 ローグ(Rogue) 声:レノア・ザン X-MENメンバー。「ローグ(悪党、泥棒などの意)」の名の通り、肌が触れあった相手の生命力や能力を吸収する能力"パワードレイン"を持っている(サイクロップスのオプティックブラスト同様、自分でそれを止めることができない)。初登場の『X-MEN VS. STREET FIGHTER』ではパワードレインで敵の力を吸収し同じ必殺技を使うことができたが、本作では力を吸収した相手の個性にあわせてパワーアップやスピードアップなどの効果が現れるという仕様。なお常時スーパーアーマー状態のキャラクター(ジャガーノート、センチネル、ハルク)や、ハイパーコンボなどでスーパーアーマーを発動中のキャラクター(コロッサス、シルバーサムライ、ザンギエフ、ジン・サオトメ)にパワードレインをかけると、それぞれのスーパーアーマーの特性をそのままトレースした効果が得られる(例えば、シルバーサムライの場合なら闘気の重ねがけ回数による影響も正確にトレースし、ザンギエフの場合ならば仰け反らないがガードもできなくなる)。相手もローグだった場合は何も吸収できない。 アダマンチウムを失ったウルヴァリン (Bone Claw Wolverine) 声:カハル・J・ドッド 原作コミックの、全身の骨格に移植されていた特殊金属アダマンチウムをマグニートーに剥ぎ取られたエピソードを反映した状態のウルヴァリン。骨でできた爪で戦う。爪の色以外はアーケード版に登場するウルヴァリン(以下通常)と全く同じ外見であり、名前も通常時と変わらず「WOLVERINE」としか画面に表示されないが、二人とも解禁されている場合はこの二人でチームを組むこともできる。このバージョンのウルヴァリンは一部の技が違っていたり(通常に比べてハイパーコンボが2つ少ない)、攻撃力が高かったり動きが軽くなっている反面、防御力が通常のものよりさらに弱いという、より攻撃的な性能になっている。 アーケード版・家庭用ゲーム機版ともに最初は使用不能 X-MEN ストーム(Storm) 声:キャサリン・ディッシャー アフリカ出身のX-MENメンバー。天候を制御する能力を持ち「大自然の女神」と称される。 風に乗り画面を自由に動き雹、雷撃、竜巻などを攻撃手段とする。 ディレイドハイパーコンボによるアイスストームが非常に強力で、1番手のキャラクターのピンチを救う。また優秀な機動力を活かして逃げ回ることによって、一番手のキャラクターやアシストが強力な3番手のキャラクターの体力回復の時間を稼ぐ、といった従来の格闘ゲームでは珍しい役目も果たす。マグニートーやダルシムなどが持つ高速で8方向の空中ダッシュのほか、ジャンプ中は『空中制御』という特殊能力を持ち、レバー↑要素で落下を遅く、↓要素で落下を速くできる。また通常のキャラクターとは異なり、ノーマルジャンプでもレバー←→要素で落下地点をある程度変えられる。 コロッサス (Colossus) 声:ジョージ・ブザ ロシア出身のX-MENメンバー。マーヴルではハルクの腕力に対し防御力の象徴ともいえる存在にある。ミュータント能力で全身輝く金属の巨人と化す。防御面の性能が高いキャラクターだがハイパーコンボ「スーパーアーマー」によってさらに打たれ強さを強化でき、敵の攻撃に対し全く仰け反らなくなる。 スパイラル (Spiral) 声 - キャサリン・ディッシャー 「異次元の魔女」の異名通り、X-MENの敵キャラクターであるモジョが造りだした6本腕の人造生命体で、モジョ・バースというモジョが支配する世界から、神出鬼没に現われる。 空間から6本の剣を呼び出して任意のタイミングで飛ばす「ダンシングソード」による固め・削りが特徴だが、アシストシステムのおかげで「ダンシングソード」の剣をつけやすく、またワープや急降下などの機動面での必殺技も頼りになる。ゲージの補充効率が高いためケーブルなどと相性が良く、自身も3ゲージ消費による強力なハイパーコンボを持つ。 オメガレッド (Omega Red) 声:ジョージ・ブザ ロシア出身。旧ソ連時代に改造手術を受けたミュータント。死のフェロモンであるデスファクターを、特殊合金性の鞭を通して他者に流し込み攻撃する。 セイバートゥース(Sabretooth) 声:ドン・フランクス カナダ出身。ウルヴァリンの元同僚で、アダマンチウムの爪と牙を武器としている。ウルヴァリンを、誕生日毎に襲撃してくる宿敵。 シルバー・サムライ (Silver Samurai) 声:池田やすし(IKE-BOMB) 日本のヤクザにしてミュータント。刀を携え銀色の鎧を身につけている。ゲームでは「雷」「氷」「炎」の三種類の闘気を操り、同属性の闘気は重ねがけで効果をアップさせることが可能。特に防御面を向上させる「氷」の闘気の三段重ねは影響が大きく、コロッサスのものと同じ完全なスーパーアーマー状態になれる。今作では『X-MEN』にあっためくらましと分身、通常攻撃による削り能力が削除されている。 ブラックハート (Blackheart) 『ゴーストライダー』の宿敵の一人。地獄の王メフィストの息子であるが、反旗を翻し追放されている。 強攻撃は悪魔をばらまく多段ヒットする飛び道具であり、性能は高いが隙が大きいという弱点を持つ。しかし、アシストを隙消しのように使うことで弱点を払拭でき、空中から悪魔をばら撒くという戦法が強さを発揮する。 アイアンマン (Iron Man) 本名トニー・スターク。大富豪の息子として生まれ、わずか15歳で名門マサチューセッツ工科大学を卒業する天才。21歳の時に父親を事故で亡くし、跡を継いでスタークエンタープライズの社長となった。原作通りにゲームでもアーマーの機能で飛行や空中ダッシュなどの行動が可能。 マグニートー、ストーム、センチネル同様に8方向ダッシュや飛行などの特殊移動を持ち、強力なβアシストや、決めれば相手を即死させ、かつゲージを大量に補充できる永久コンボの存在によって、上級者が使えば現実的にワンチャンスで相手チーム3人のうちの2人以上を倒すことができる連携をもつ強力なキャラクターである。 ウォーマシン (War Machine) 声:ウェイン・ウォード 本名ジム・ローズ。アイアンマンの仲間で、彼の物とほぼ同じ(実際にはコミックスではデザインが異なるがゲームには反映されていない)アーマーを装着している。 画像が使い回しなため通常技などの外見はほぼ同じ。前作では必殺技も名称が違えどグラフィックも同じであったが、今作では「ショルダーキャノン」は名称通り肩から発射されるミサイルになり、しゃがみ大パンチがビームになるなど若干差が設けられている。主には攻撃のスピードが遅い分、攻撃単発の威力が高いという差別化されている。アイアンマンと類似の強力な連携とアシストを持ち、ウォーデストロイヤーという強力なオリジナルのハイパーコンボを持つ。 センチネル (Sentinel) 声 - ダン・ヘネシー ミュータントを脅威と見なした人間たちが作り出したミュータントハンターロボット。最初に選択枠がある52キャラクターを使用可能にすることでキャラクターの選択枠が登場する。本作ではジャガーノートと同じタイプのスーパーアーマー効果を常に帯びている。 サノス (Thanos) 木星の衛星タイタン出身。最初に選択枠がある52キャラクターを使用可能にすることでキャラクターの選択枠が登場する。原作『インフィニティ・ガントレット』の敵役。『MARVEL SUPER HEROES』でボスキャラクターとして登場した時はボスらしい強力なキャラクターであったが、今作ではゲーム性を考慮した作りになっている。
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