谷畑孝 谷畑孝の概要

谷畑孝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/30 08:14 UTC 版)

谷畑 孝
たにはた たかし
内閣広報室より公表された肖像
2003年撮影)
生年月日 (1947-01-10) 1947年1月10日(76歳)
出生地 日本 大阪府池田市
出身校 関西大学法学部卒業
前職 地方公務員池田市
上田卓三衆議院議員秘書
所属政党日本社会党→)
自由民主党町村派)→)
旧日本維新の会[注 1]→)
維新の党[注 1]→)
(おおさか維新の会[注 1]→)
日本維新の会大阪維新の会
称号 旭日大綬章
法学士(関西大学・1970年

選挙区比例近畿ブロック→)
大阪14区→)
(比例近畿ブロック→)
(大阪14区→)
比例近畿ブロック
当選回数 8回
在任期間 1996年10月21日 - 2020年4月2日[2]

選挙区 大阪府選挙区
当選回数 1回
在任期間 1989年7月23日 - 1995年7月22日
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衆議院議員(8期)、参議院議員(1期)、通商産業政務次官(村山内閣)、厚生労働副大臣第1次小泉再改造内閣第2次小泉内閣)、衆議院経済産業委員長[3]、衆議院決算行政監視委員長、衆議院海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員長旧日本維新の会国会議員団両院議員総会長兼代議士会長、維新の党副代表兼代議士会長等を歴任した。

来歴

大阪府池田市生まれ。1970年関西大学法学部卒業後[3]、池田市役所勤務[3]日本社会党上田卓三衆議院議員の秘書を務める[4]

1989年第15回参議院議員通常選挙に社会党公認で大阪府選挙区から出馬し、初当選した。1994年村山内閣通商産業政務次官に就任。1995年第17回参議院議員通常選挙には出馬しなかった。

1996年、日本社会党を離党。小選挙区比例代表並立制導入後初めて実施された第41回衆議院議員総選挙に、塩川正十郎の働きかけにより自由民主党公認で大阪14区から出馬し、有権者を驚かせた[4]。大阪14区では、谷畑同様に参院から鞍替えした新進党中村鋭一に敗れたが、重複立候補していた比例近畿ブロックで復活し、当選。2000年第42回衆議院議員総選挙以降、大阪14区で連続3選。

2002年衆議院経済産業委員長に就任。2003年9月、第1次小泉再改造内閣厚生労働副大臣に就任。第2次小泉内閣でも再任され、2004年9月まで務める。

2009年8月、第45回衆議院議員総選挙に自民党公認で大阪14区から出馬。大阪14区では民主党新人の長尾敬に敗れるが、重複立候補していた比例近畿ブロックで復活し、5選。

2012年9月、自民党に離党届を提出し、同年10月、日本維新の会に入党した(離党届は受理されず、除名処分が下った)。同年12月の第46回衆議院議員総選挙では、日本維新の会公認で大阪14区から出馬。総選挙の直前に民主党を離党し、自民党に鞍替えして出馬した長尾らを破り6選。選挙後、衆議院決算行政監視委員長に就任。2013年より衆議院海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員長[要出典]

2014年の日本維新の会分党に際しては、橋下徹大阪市長による新党結成を目指すグループに参加[5]。分党後の日本維新の会では、維新の会を離れ石原慎太郎らのグループに参加した中山成彬に代わり党両院議員総会長・代議士会長に就任。同年9月、結いの党の合流による維新の党の結党に参加した。両党の合同両院議員総会では進行役を務め、新党名を発表する記者会見では、党名が書かれたボードを持った[6]。同年12月の第47回衆議院議員総選挙では維新の党公認で大阪14区から出馬し、長尾を1,178票差で破り、7選。選挙後、維新の党副代表及び代議士会長に起用された[要出典]

2015年8月27日、維新の党が自主投票の方針で臨んだ山形市長選挙で、民主党や日本共産党が支持する候補者の応援に出向いた柿沢未途幹事長を批判した橋下徹大阪市長、松井一郎大阪府知事が維新の党を離党する意向を表明[7]。この動きに同調した片山虎之助総務会長、馬場伸幸国会対策委員長が松野頼久代表により解任されたため[8]、これに抗議し、副代表及び代議士会長を辞任した[9]。その後、おおさか維新の会(翌年に日本維新の会に改称)に参加する意向を示したために維新の党を除籍され、11月24日におおさか維新の会に入党した[10]

2017年10月の第48回衆議院議員総選挙では日本維新の会公認で大阪14区から出馬し、長尾に1,656票差で敗れたものの、比例復活で8選。

2019年1月から体調を崩し、療養を続けていたが、2020年4月1日、「体力、気力ともに国会に戻る自信がなくなった」として体調不良を理由に大島理森衆議院議長に辞職願を提出[11][12]。翌2日の衆議院本会議で許可された(次点の美延映夫繰り上げ当選[13][2]

2022年春の叙勲旭日大綬章を受章[14][15]

政策・主張


注釈

  1. ^ a b c 2013年8月以降[1]は大阪維新の会との二重党籍

出典

  1. ^ “地域政党「大阪維新」に国会議員の参加可能に 規約改正”. 日本経済新聞. (2013年8月19日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1902M_Z10C13A8PP8000/ 2023年5月29日閲覧。 
  2. ^ a b 衆議院議員選挙にかかる繰上補充 総務省公式サイト
  3. ^ a b c d 厚生労働副大臣 谷畑 孝 首相官邸公式サイト。2020年6月17日閲覧。
  4. ^ a b c “【12・16衆院選 壮絶選挙区に迫る】谷畑氏→維新、長尾氏→自民 “転向”で大混乱 大阪14区”. ZAKZAK. (2012年11月30日). http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121130/plt1211300711001-n1.htm 2015年12月6日閲覧。 
  5. ^ “日本維新の会分党 「石原新党」に23人”. ハフィントンポスト. (2014年6月6日). https://www.huffingtonpost.jp/2014/06/05/ishin-breakup_n_5456685.html 2015年4月26日閲覧。 
  6. ^ 新党名「維新の党」に決定 | 谷畑孝ウェブサイト
  7. ^ “橋下氏・松井氏、維新離党を表明 「執行部は永田町病」”. 朝日新聞. (2015年8月27日). http://www.asahi.com/articles/ASH8W3GV0H8WPTIL008.html 2015年12月6日閲覧。 
  8. ^ “【維新分裂】松野代表 馬場国対委員長と片山総務会長、柿沢幹事長に解任通告”. 産経新聞. (2015年9月8日). https://www.sankei.com/article/20150908-4C6WKPYGOFKRPLVYPFZHLKZSSQ/ 2015年12月6日閲覧。 
  9. ^ “維新・谷畑副代表、辞任申し出 松野代表に抗議”. 朝日新聞. (2015年9月10日). http://www.asahi.com/articles/ASH9B5VDMH9BUTFK01F.html 2015年12月6日閲覧。 
  10. ^ “維新除籍された谷畑議員、おおさか維新に入党届”. 読売新聞. (2015年11月24日). http://www.yomiuri.co.jp/politics/20151124-OYT1T50133.html 2015年11月25日閲覧。 
  11. ^ “維新・谷畑衆院議員が辞職願 昨年から体調不良”. 時事通信. (2020年4月1日). https://www.jiji.com/jc/article?k=2020040100967&g=pol 2020年4月1日閲覧。 
  12. ^ “維新 谷畑孝氏が議員辞職願提出”. NHK NEWS WEB. (2020年4月1日). https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200401/2000027345.html 2020年4月1日閲覧。 
  13. ^ “維新の会、谷畑孝氏の辞職許可 衆院、体調不良で”. 東京新聞. (2020年4月2日). https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020040201001162.html 2020年4月2日閲覧。 
  14. ^ “ことしの「春の叙勲」各界の計4034人が受章”. NHK. (2022年4月29日). https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20220429/1000079455.html 2022年4月30日閲覧。 
  15. ^ 『官報』号外第97号、令和4年5月2日
  16. ^ 2012年衆院選 大阪14区 谷畑孝
  17. ^ a b c d e 2014衆院選 毎日新聞候補者アンケート
  18. ^ a b 江上茂『差別用語を見直す』p.186-187
  19. ^ 朝日新聞2001年11月6日
  20. ^ 夫婦別姓制度の導入を図る民法改正反対に関する請願 請願2406号 第154回国会
  21. ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査
  22. ^ 第174回国会 13 公平性を欠くたばこ税増税反対に関する請願”. 衆議院. 2020年11月22日閲覧。
  23. ^ a b 衆議院選挙2017/10/22タバコ対策の公開アンケート”. 「子どもに無煙環境を」推進協議会 (2017年10月24日). 2021年10月30日閲覧。
  24. ^ しんぶん赤旗2007年3月4日
  25. ^ 2004年6月1日の参議院厚生労働委員会にて谷畑自身が発言。
  26. ^ 毎日新聞』 2004年5月14日 東京朝刊


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