機動戦士ガンダムUC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/27 05:04 UTC 版)
OVA
概要(OVA)
オリジナルビデオアニメ(OVA)版は、全国映画館でのイベント上映とBD劇場限定版の劇場先行販売、インターネットでの有料配信、BD/DVDの一般販売といった複数の公開形態を短期間で同時進行させる形で展開された。こうした公開形態は映像ソフト商品が売れにくい時代にあって、従来の劇場版作品のように映画館での公開から何か月も経ってからパッケージ化して販売する方法では、顧客に忘れ去られてしまうという判断に基づき、その打開策として試みられた[120]。その試みは成功し、パッケージ販売を中心としたアニメ作品としては大きなヒット作となり[120]、episode 1から7までの全作品がBDの週間ランキングで初登場総合首位を達成した。OVA版全7巻のBD/DVDの累計出荷数は180万枚を超え、映画館でのイベント上映、劇場先行パッケージ販売、ネット配信を同時に行うという新たなビジネススキームを確立した、アニメ業界において記念碑的タイトルとなった[121]。2016年2月時点では、BDとDVDの累計出荷数は190万枚以上と「ガンダムシリーズ」の作品で最高を記録している[122]。シリーズ開始時のキャッチコピーは「― それは、可能性の獣。」。
ストーリーは基本的に原案となる小説版に沿ったものだが、一部登場人物の立ち位置や物語の展開が再構成されている。また、小説版ではマリーダ、ジンネマン、アンジェロの過去として凄惨で過激な戦争の暗部を描いたエピソードが語られるが、アニメ化の際にはより広い年齢層を視聴対象にできるよう、断片的かつ暗喩的な表現に留めている。
小説版では登場しなかったMSの追加や新装備への変更なども行われており、バイアラン・カスタムやシュツルム・ガルスなどの新規機体も登場するうえ、本作品より後年の宇宙世紀を舞台にした未映像化作品『閃光のハサウェイ』からはグスタフ・カールが先行配備された試作型MSとして登場する。また、作品のいわゆるラスボスに当たる機体も、小説版では亡霊のようなオーラをまとったシナンジュだったが、映像化に際してはその亡霊のようなオーラを巨大な機体として具現化したいとの案[123][17]から、シナンジュをコア・ユニットとするネオ・ジオングが、アニメ版最終章を象徴するオリジナルのサプライズ機体として登場する。
以上のようなアニメ化を鑑みたさまざまな変更により、より広い年齢層、小説の未読者も既読者も共に楽しめるよう再構成されている。これについて、ストーリーを担当した福井は「『1st』で例えると、原作小説が《TVシリーズ》、アニメ版が《劇場版》。そういう関係性だと思ってもらえれば」と述べている[124]。
- アニメ化とその経緯
- 2007年8月18日の「キャラホビ2007 C3×HOBBY」で、MGプラモデル発売告知とともにプロモーション映像が公開、9月26日には書店や量販店などでも公開された。2009年4月、本作品の単行本8巻および『ガンダムエース』2009年6月号にてアニメ化されることが正式発表され、同時に公式プレサイトが開設。当初アニメ化は2009年冬の予定とされていたが、後に2010年春へと変更。アニメ化発表当初は公式サイトなどでメインキャラクターのヴィジュアルとアニメ版主要スタッフの紹介がなされ、媒体・キャストについては未発表であったが、2009年8月21日に各章約60分、全6章のOVAシリーズとして約半年ごとに1章ずつのペースで全国映画館でイベント上映、劇場で映像ソフトを一般販売より先行して数量限定販売、その他にも様々な形式で全世界に商品展開する予定である事を公表[125]した。さらに翌日22日にはイベント『GUNDAM BIG EXPO』にて、主要キャストが発表された。
- 企画開始当初、シリーズ全6章での完結の予定であったが、2012年5月13日に行われた『GUNDAM LIVE ENTERTAINMENT 機動戦士ガンダムUC FILM&LIVE 2012 Reader's Theater "hand in hand"』において、福井と古橋から、全6章では物語が収まりきれなかったこととシリーズ自体の好評の後押しもあり、各章約60分ほどであった6章までより長尺となる、約90分の最終章1章分を延長した全7章構成になり、その最終章は2014年春に公開されることが発表された。
- episode 1 劇場公開
- 2010年2月20日より全国5都市8会場で2週間劇場公開開始[126]。劇場では先着1万名限定でのBlu-ray Discの先行販売も行われた。また同日よりPS3およびPSPで利用可能なネットワークサービス「PlayStation Store」で3日間視聴のレンタル方式で有料配信された。それに先行して2月2日、300名限定でepisode 1のプレミア完成試写会を開催[127]、2月6日には香港でもプレミア試写会が行われた[128]。
- episode 1 BD/DVD発売
- DVD・BDは2010年3月12日より全国一般発売開始。この時点では、年間2本ペースでの発売を予定していた。2010年3月22日付けオリコン週間BDランキングで第1巻が約5万6,000枚を売り上げ第1位となり、前週付けランキングで最高記録となった『サマーウォーズ』の5万4,000枚を抜き、当時のアニメ作品最高記録を更新した。BD総合の発売初週売上記録も『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』(26.1万枚)に次いで、当時の歴代2位を記録[注 21]。さらにDVD総合ランキングでも約3万枚で第1位となり、DVDとBD両メディアダブル首位となった[注 22][129]。初回出荷はBDが7万5,000枚、DVDが3万5,000枚の計11万枚[130]。2次出荷分も品薄が続き、2010年4月19日付のオリコン週間BDランキングでも0.9万枚を売り上げ、再び総合第1位となった[131]。レンタル版は2010年7月23日よりレンタル開始[132]。
- episode 2 劇場公開
- 2010年10月30日より全国8館で2週間限定劇場公開が開始。劇場限定版BDも5,000セット先行販売、および「HGUC ユニコーンガンダム(デストロイモード) 劇場限定NT-DパールクリアVer.」も劇場限定発売された。また同日よりPlaystation Storeでも有料配信された[133]。
- episode 2 BD/DVD発売
- 2010年11月12日全国一般販売開始。2010年11月22日付けオリコン週間BDランキングで第2巻が前巻を超える8.1万枚を売り上げ第1位を獲得し、ガンダム作品のBDでは史上最高の初動売り上げとなった[134]。またDVDの売り上げを含めると初動枚数は12万枚を突破した。
- 東京国際アニメフェア2011・第10回東京アニメアワードでは OVA部門作品賞を受賞した[135]。
- episode 1・episode 2“Zune”配信
- これまで家庭用ゲーム機向けとしては「Playstation Store」でのみ配信されてきたが、これに加えて2011年3月5日よりXbox 360の映像配信サービス「Zune」でも配信されることが決定された。マイクロソフトではこれに合わせXbox.com上にスペシャルサイトを開設した[136]。
- episode 3 劇場公開
- 2011年3月5日より全国10劇場で2週間限定の劇場公開開始[注 23]。来場者先着順で『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』漫画冊子をプレゼント。また「HGUC シナンジュ 劇場限定レッドコメットスパークルVer.」および劇場限定版Blu-rayを限定販売。また「Playstation Store」およびソニープレミアム映像配信サービス「Video On Demand powered by Qriocity」でも有料配信。
- episode 3 BD/DVD発売
- 当初、2011年3月18日発売予定だったが、生産ラインの確保が困難であることを理由に、4月7日に発売予定日が延期された[137]。Blu-ray初週売り上げは8.7万枚。
- episode 4 劇場公開
- 2011年11月12日より全国12劇場で2週間限定の劇場公開開始。来場者先着順で『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』漫画冊子をプレゼント。また、「HGUC デルタプラス 劇場限定インナースペースクリアver.」および劇場限定版BDも12,000セット先行販売。「Playstation Store」およびソニープレミアム映像配信サービス「Video On Demand powered by Qriocity」で有料配信。
- episode 4 BD/DVD発売
- 2011年12月2日発売。BDは初週8.97万枚、DVDも初週4.2万枚を売り上げ、オリコン週間ランキングでBD/DVDの2度目の2冠総合首位を獲得した。また、BDは第3巻を上回るシリーズ最高売り上げを記録している[138]。
- 東京国際アニメフェア2012・第11回東京アニメアワードでは OVA部門優秀作品賞を受賞。2年連続の受賞となった[139]。
- episode 5 劇場公開
- 2012年5月19日に全国12劇場で2週間限定の劇場公開開始。来場者先着順で『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』漫画冊子、ガンダムトライエイジ ユニコーンガンダムオリジナルカード、episode 6&7特製ポストカードをプレゼント。また「HGUC ユニコーンガンダム2号機バンシィ(デストロイモード) 劇場限定NT-DクリアVer.」および劇場限定版BDも12,000セット先行販売。「PlayStation Store」「J:COMオンデマンド」「auひかりTVサービス」「MOVIE SPLASH VOD」での先行有料配信も行った。
- episode 5 BD/DVD発売
- 2012年6月8日発売。発売初週にBDが9.9万枚、DVDが4.6万枚を売り上げ、2012年6月18日付オリコン週間ランキングのBD/DVDで共に総合首位を獲得した。これでBDは5作連続首位、DVDは通算3作の首位となる。また、BD初週売上枚数では『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーンブルーレイ+DVDセット』を上回ってこの時点での今年最高売上となり、ガンダム関連の最高初週売上げ枚数も更新している[140]。2012年の年間では最終的に12.4万枚を売り上げ、2012年オリコン年間Blu-ray Discランキングでは、年間総合1位を獲得した。本作品のBDの年間での総合1位は5作目にして初となった[141]。
- episode 6 劇場公開
- 2013年3月2日に全国16劇場で2週間限定の劇場公開開始。「HGUC ローゼン・ズール 劇場限定エリートローズガードクリアVer.」およびepisode 6シナリオ&特製生フィルム付き劇場限定版BDを18,000セット先行販売。
- episode 6 BD/DVD発売
- 2013年3月22日発売。発売初週の2013年4月1日付のオリコン週間DVDおよびBD両ランキングでは総合首位を獲得。DVDは初週4.4万枚、BD初回限定版は8.2万枚を売り上げた。また、BD通常版も初週2.2万枚を売り上げ、BD総合4位にランクインした[142]。
- episode 7 劇場公開
- 2014年5月17日より全国35劇場にて、最終章ということでこれまでより期間を延ばし、4週間限定の劇場公開を開始。episode 7本編と併せて、episode 7のプロローグでもある宇宙世紀ダイジェスト『機動戦士ガンダムUC episode EX「百年の孤独」』(構成・脚本:福井晴敏、上映時間:約25分)を同時上映した。
- episode 7シナリオ&特製生フィルム付き劇場限定版BDを20,000セット先行販売。それと共に「HGUC ユニコーンガンダム2号機バンシィ・ノルン(デストロイモード) 劇場限定NT-DクリアVer.」「HGUC ジュアッグ(UC Ver.) 劇場限定クリアVer.」「HGUC ユニコーンガンダム(デストロイモード) 劇場限定メッキフレーム/メカニカルクリアVer.」を1週ごとに数量限定販売した。
- 公開前日の16日夜には、新宿ピカデリーの全スクリーンをジャックした前夜祭イベントも実施された。劇場限定Blu-ray、劇場限定ガンプラ、劇場プログラムが付属する1万5,800円の鑑賞チケットも、全スクリーン分(約2,700席)が完売した。この全スクリーンジャックイベントを記念して、スタッフによる舞台挨拶も全スクリーンで行われた[143]。劇場館内も前夜祭を祝して『貴婦人と一角獣』のレプリカ・タペストリー、フロンタル専用オーリス、首相官邸ラプラスの大型模型、主要キャラクターの額入り肖像画、シリーズの歴代ポスターなどといった様々な展示で彩られ、劇場全体が本作品一色となった。
- 最終章はepisode EX「百年の孤独」と合計すると上映時間は約2時間ほどとなったこともあり、あくまでイベント上映扱いで興行収入も週間映画ランキングに反映されていなかったepisode 1~6までと異なり、初めて劇場公開映画扱いとしての興行収入を公開した。興行通信社による5月17・18日の「週末全国映画動員ランキングトップ10」では第3位に初登場し、土日2日間の成績は動員9万8,208人、興収1億5,718万2,200円を記録した。全国35館の上映規模としては驚異的な数字で、1スクリーン当たりの興行収入を示すスクリーンアベレージでは、449万920円とランキング中で第1位を獲得。新宿ピカデリーでは動員数6,955人、興行収入1,114万1,400円。大阪ステーションシティシネマでは動員数3,264人、興行収入522万2,400円と、共にオープン以来の作品別日計新記録を樹立した[144]。
- またシリーズ完結記念として、上映期間に合わせてテレビ東京・メ〜テレ・MBSの3局にて、episode 1〜episode 6を3週に渡り、地上波にて初放送した[145]。
- episode 7 BD/DVD発売
- 2014年6月6日発売。発売初週のDVDとBDの売上は、それぞれ初週4.1万枚、10万枚(初回限定版)を記録し、2014年6月16日付のオリコン週間DVDランキングとBDランキングで総合首位に初登場した。BDの1作品目から7作連続、DVDはepisode 4から4作連続(通算では5作目)で総合首位を獲得。2008年からのBlu-ray Discランキングの開始以来、アニメ作品の同一タイトルによるDVD&BD同時総合首位は、本作品を含めて通算12作目で、そのうち5作を本作品が占めることになった[146]。
- 次の週、2014年6月23日付のオリコン週間DVDおよびBD両ランキングでも2週連続総合1位を獲得。DVDは週間0.7万枚(累積4.8万枚)、BD初回限定版は週間0.9万枚(累計10.9万枚)をそれぞれ売り上げた。アニメ関連の映像作品が2週連続でDVD・BDランキングを同時制覇するのは、2010年8月発売の『ワンピースフィルム ストロングワールド』の「10th Anniversary LIMITED EDITION 【完全初回限定生産】」のDVDとBDが、2010年9月6~13日付で獲得して以来3年9ヶ月ぶり、2作品目の快挙となった[147]。
- Amazonでは、DVDとBlu-ray Discを合わせて、2014年に最も売れたアニメ映像ソフトとなった[148]。
- Blu-ray Disc初回限定版の特典ディスクには、劇場公開版よりも長尺となる『機動戦士ガンダムUC episode EX「百年の孤独」〈完全版〉』(上映時間:約46分)などが収録されている。
- テレビシリーズ化
- このOVAシリーズはテレビフォーマットに再構成され、タイトルを『機動戦士ガンダムユニコーン[注 1] RE:0096』(きどうせんしガンダムユニコーン リ:ダブルオーナインティシックス)と題して、2016年4月3日から地上波全国ネットのテレビシリーズアニメとしても放送された。
スタッフ
- 企画 - サンライズ
- 原作 - 矢立肇[14]、富野由悠季[14]
- 監督 - 古橋一浩[14]
- ストーリー - 福井晴敏[14]
- 脚本 - むとうやすゆき[14]、福井晴敏(EX)
- オリジナルキャラクターデザイン - 安彦良和
- アニメーションキャラクターデザイン - 高橋久美子[14]
- モビルスーツ原案 - 大河原邦男[14]
- メカニカルデザイン - カトキハジメ[14]、佐山善則[14]、石垣純哉[14]、玄馬宣彦[14]
- メカニカルデザイン協力 - 明貴美加
- ゲストメカデザイン - 常木志伸(episode 5)
- ディスプレイデザイン - 佐山善則、上村秀勝
- 総作画監督 - 高橋久美子、玄馬宣彦、茂木信二郎(episode 5)
- エフェクト作画監督 - SNIPES(episode 2 - 7)、橋本敬史(episode 7)
- 銃器類作画監督 - SNIPES(episode 6)
- コックピット作画監督 - 丹澤学(episode 4 - 7)
- 設定考証・ゲストメカデザイン - 小倉信也
- 設定協力 - 関西リョウジ(episode 4 - 7)
- 音楽 - 澤野弘之
- 音楽プロデューサー - 堀口泰史、外村敬一、眞野昇(episode 1 - 2)、山田智子(episode 4 - 7)
- 音響監督 - 木村絵理子
- 美術監督 - 池田繁美
- 美術設定 - 池田繁美、大久保修一
- 美術ボード - 丸山由紀子
- 色彩設計 - すずきたかこ
- 撮影監督 - 葛山剛士、田中唯
- CGディレクター - 藤江智洋
- CGアニメーションディレクター - 大川威
- 編集 - 今井大介、小守真由美(episode 1)
- エグゼクティブプロデューサー - 宮河恭夫
- 企画プロデューサー - 佐々木新
- プロデューサー - 小形尚弘、桑園裕子、服部保彦、楠千恵子(RE:0096)
- 制作 - サンライズ[14]、メ〜テレ(RE:0096)
主題歌
- エンディングテーマ
-
- 「流星のナミダ」(episode 1)
- 作詞 - 田中秀典、中山豪次郎 / 作曲 - 中山豪次郎 / 編曲 - 釣俊輔、野村陽一郎 / 歌 - CHiAKi KURiYAMA
- 「Everlasting」(episode 2)
- 作詞 - 渡邊亜希子、Kylee / 作曲 - Carlos K.、龍 / 編曲 - Naohisa Taniguchi / 歌 - Kylee
- 「merry-go-round」(episode 3)
- 作詞 - 堂珍嘉邦、川畑要 / 作曲・編曲 - UTA / 歌 - CHEMISTRY
- 「B-Bird」(episode 4)
- 作詞 - FLAT5th Rico / 作曲・編曲 - 齋藤真也 / 歌 - earthmind
- 「BROKEN MIRROR」(episode 5)
- 作詞・作曲・編曲・歌 - BOOM BOOM SATELLITES
- 英語詞曲であるため、劇場公開時のエンドロールでは英語歌詞と日本語訳の歌詞が字幕表示された。
- 「RE:I AM」(episode 6)
- 作詞・作曲・編曲 - Hiroyuki Sawano / 歌 - Aimer
- 「StarRingChild」(episode 7)
- 作詞・作曲・編曲 - Hiroyuki Sawano / 歌 - Aimer
劇中楽曲
- 挿入歌
-
- 「LICHT MEER」(episode 2)
- 作詞 - Rie / 作曲・編曲 - 澤野弘之 / 歌 - 井上優弥子、河合夕子
- 「EGO」(episode 3)
- 作詞 - mpi / 作曲・編曲 - 澤野弘之 / 歌 - 小林未郁
- 挿入曲
-
- 「A LETTER」(episode 1・episode 3)※インストを使用
- 作曲・編曲 - 澤野弘之
- 「8thMob. :BEGINNING <ORCH-VER>」(episode 7)
- 作曲 - 井上大輔 / 編曲 - 澤野弘之
- 「9thMob. :流星のナミダ <ORCH-VER>」(episode 7)
- 作曲 - 中山豪次郎 / 編曲 - 澤野弘之
各章リスト
巻数 | サブタイトル | コンテ | 演出 | 総作画監督 | 作画監督 | メカ作画監督 | 公開日[注 24] | 発売日[注 25] |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
episode 1 | ユニコーンの日 | 古橋一浩 | 古橋一浩 佐藤照雄 |
高橋久美子 玄馬宣彦 |
千羽由利子、中田栄治 藤澤俊幸、茂木信二郎 さとうけいいち、羽山賢二 小曽根正美、柴田淳 城前龍治、安藤義信 西岡忍、鈴木勤 SNIPES、小林理 児山昌弘、濱田邦彦 石田可奈、伊東伸高 森寛之、原田大基 大塚健、橋本誠一 |
- | 2010年 2月20日 |
2010年 3月12日 |
episode 2 | 赤い彗星 | 村田和也 古橋一浩 |
村田和也 | 千羽由利子、中田栄治 石田可奈、坂本修司 奥田淳、藤澤俊幸 茂木信二郎、濱田邦彦 仲盛文、森寛之 森賢、山門郁夫 佐村義一、森田岳士 丹澤学、小林理 山本直子、小磯沙矢香 宮本崇、大竹守 |
10月30日 | 11月12日 | ||
episode 3 | ラプラスの亡霊 | 古橋一浩 村田和也 玄馬宣彦 |
佐藤照雄 遠藤広隆 |
菱沼義仁、茂木信二郎 小林理、藤澤俊幸 堀内博之 |
仲盛文、進藤ケンイチ 中谷誠一、金世俊 |
2011年 3月5日 |
2011年 4月7日 | |
episode 4 | 重力の井戸の底で | 古橋一浩 玄馬宣彦 |
菱田正和 綿田慎也 京極尚彦 |
茂木信二郎、堀内博之 濱田邦彦、藤澤俊幸 |
中谷誠一、仲盛文 城前龍治、津野田勝敏 |
11月12日 | 12月2日 | |
episode 5 | 黒いユニコーン | 村瀬修功 古橋一浩 |
佐藤照雄 | 高橋久美子 玄馬宣彦 茂木信二郎 |
赤堀重雄、堀内博之 辻繁人、柴田淳 飯島弘也、富岡隆司 藤澤俊幸、杉本幸子 |
2012年 5月19日 |
2012年 6月8日 | |
episode 6 | 松尾衡 古橋一浩 |
初見浩一 | 高橋久美子 玄馬宣彦 |
高橋久美子、寺岡巌 柴田淳、茂木信二郎 濱田邦彦 |
玄馬宣彦、中谷誠一 仲盛文、城前龍治 |
2013年 3月2日 |
2013年 3月22日 | |
episode 7 | 虹の彼方に | 古橋一浩 村瀬修功 玄馬宣彦 |
佐藤照雄 初見浩一 |
恩田尚之、寺岡巌 菱沼義仁、茂木信二郎 柴田淳 |
中谷誠一、仲盛文 高谷浩利、津野田勝敏 城前龍治 |
2014年 5月17日 |
2014年 6月6日 |
- イベント上映
- 備考欄の数字は、その数字のepisodeのみ上映。空欄は全episode上映。
都道府県 上映館 備考 東京都 丸の内ピカデリー 7 新宿ピカデリー TOHOシネマズ六本木ヒルズ シネマサンシャイン池袋 6・7 MOVIX昭島 7 神奈川県 横浜ブルク13 2 - 7 川崎チネチッタ 6・7 TOHOシネマズ海老名 7 MOVIX橋本 千葉県 シネプレックス幕張 京成ローザ10 6・7 MOVIX柏の葉 7 埼玉県 MOVIXさいたま MOVIX川口 7 茨城県 MOVIXつくば 栃木県 MOVIX宇都宮 4 - 7 群馬県 MOVIX伊勢崎 7 新潟県 イオンシネマ新潟南 静岡県 MOVIX清水 宮城県 MOVIX仙台 北海道 札幌シネマフロンティア 1・3 - 7 愛知県 ミッドランドスクエア シネマ MOVIX三好 7 富山県 TOHOシネマズファボーレ富山 大阪府 大阪ステーションシティシネマ 4 - 7 なんばパークスシネマ MOVIX八尾 7 京都府 MOVIX京都 2 - 7 兵庫県 神戸国際松竹 6・7 岡山県 MOVIX倉敷 7 広島県 広島バルト11 愛媛県 シネマサンシャインエミフルMASAKI 福岡県 福岡中洲大洋 1・3 - 7 シネプレックス小倉 7 熊本県 TOHOシネマズ光の森
テレビ放送
episode 1は、2010年11月にWOWOW、2011年2月27日にアニマックスにてテレビ放送された。episode 2以降のテレビ放送はアニマックスで最初に行われ(WOWOWでもその後に放送)、BS11でもepisode 1・2が無料放送されている。
地上波では、最終章となるepisode 7公開時の2014年5〜6月に、ガンダムシリーズ作品の制作を経験しているテレビ東京・メ〜テレ・MBSの3局で「地上波初!『機動戦士ガンダムUC』完結記念 3週連続スペシャル[注 26]」と題してepisode 1〜6を集中放送。
放送地域 | 放送局 | 放送日 | 放送日時 | 放送系列 | 放送話 |
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関東広域圏 | テレビ東京 | 2014年5月12日 | 月曜 2:41 - 4:46(日曜深夜) | テレビ東京系列 | episode 1・episode 2 |
2014年5月19日 | 月曜 2:41 - 4:48(日曜深夜) | episode 3・episode 4 | |||
2014年5月26日 | 月曜 2:41 - 4:42(日曜深夜) | episode 5・episode 6 | |||
中京広域圏 | メ〜テレ | 2014年5月20日 | 火曜 1:59 - 4:21(月曜深夜) | テレビ朝日系列 | episode 1・episode 2 |
2014年5月24日 | 土曜 1:44 - 4:01(金曜深夜) | episode 3・episode 4 | |||
2014年6月7日 | 土曜 1:44 - 3:55(金曜深夜) | episode 5・episode 6 | |||
近畿広域圏 | 毎日放送 | 2014年6月2日 | 月曜 1:20 - 3:36(日曜深夜) | TBS系列 | episode 1・episode 2 |
2014年6月9日 | 月曜 1:20 - 3:39(日曜深夜) | episode 3・episode 4 | |||
2014年6月16日 | 月曜 1:40 - 3:49(日曜深夜) | episode 5・episode 6 |
BD / DVD
ガンダムシリーズのBlu-ray Disc(BD)ソフトとしては、初めて「ドルビーTrueHD」5.1チャンネルサラウンドのフォーマットを採用した作品である[注 27]。またキュー・テック初のBD-Live対応作品であり、特別コンテンツ視聴が可能となっている[149]。
巻 収録話 |
発売日 | 規格品番 | ||
---|---|---|---|---|
BD通常版 | BD限定版 | DVD | ||
episode 1 | 2010年3月12日 | BCXA-0223 | - | BCBA-3772 |
episode 2 | 2010年11月12日 | BCXA-0224 | BCBA-3773 | |
episode 3 | 2011年4月7日 | BCXA-0225 | BCBA-3774 | |
episode 4 | 2011年12月2日 | BCXA-0226 | BCBA-3775 | |
episode 5 | 2012年6月8日 | BCXA-0227 | BCBA-3776 | |
episode 6 | 2013年3月22日 | BCXA-0228 | BCXA-0689 | BCBA-3777 |
episode 7 | 2014年6月6日 | BCXA-0827 | BCXA-0828 | BCBA-4595 |
映像特典
BD-Live機能により各巻で配信される映像特典。視聴にはインターネットに繋ぐことが出来るBDプレイヤーが必要。ダウンロード済みのコンテンツは配信終了となった後でもデータ削除しない限りは視聴可能。
タイアップ
2014年、南海電気鉄道が運行する関西国際空港連絡特急「ラピート」の運行開始20周年と、episode 7「虹の彼方に」公開を記念してのタイアップとして「赤い彗星の再来 特急ラピート ネオ・ジオンバージョン」が登場。4月26日より運行を開始、6月30日まで運行[150][151]。
同特急に使用されている住ノ江検車区所属50000系電車の第2編成6両のボディカラーを、通常色のラピートブルーからネオ・ジオンのイメージカラーであるワインレッドに変更(側面はラッピング、先頭部と屋根上クーラーキセは塗装)し、更に本作品をイメージしてネオ・ジオンの紋章(乗降扉付近。1〜4号車レギュラーシート車はシルバー、5〜6号車スーパーシート車はゴールド)等を貼付した他、5号車スーパーシートでは、関西空港寄り2列目の座席をキャラクターをイメージした「専用席」としてシートモケットを緑(ミネバ・ラオ・ザビ専用席・画像右席)と赤(アンジェロ・ザウパー大尉専用席(窓側)とフル・フロンタル大佐専用席(通路側))に交換されている[152]。この「専用席」はスーパーシートの乗客向けの写真撮影用の為、この列を含む関空寄り3列のチケットは販売されない。
初日下り1番列車となるなんば発関西空港行き「ラピートβ41号」では、フル・フロンタル大佐役の池田秀一を招いての出発式も執り行われている[153]。
運行ダイヤを南海電鉄の専用サイトにて公表の上、通常色のラピートブルー編成と同様になんば~関西空港間で運転されたが、運行末期には南海主催の特別ツアーが組まれ、団体専用列車として和歌山市駅にも乗り入れた。予定通り6月30日の「ラピートβ48号」をもって運行を終了し、元のラピートブルーに戻される。
- ^ a b c d テレビシリーズ版のオフィシャル表記は全角カタカナ表記の「ユニコーン」になっている(EPGでも同様の表記)。
- ^ Vol.3からVol.5は『月刊ニュータイプ』の増刊号として発売。
- ^ 角川文庫版の方が設定されている発売日の関係上、1週間ほど早く店頭に並んだ。
- ^ カバー表紙面および背表紙、扉の書名の下には、小さい文字で『機動戦士ガンダムUC ○○』と明記されている(○○には巻数が入る)。また、カバー表紙面でもデザイン処理によって目立たない形ではあるが『MOBILE SUIT GUNDAM UNICORN』の文字が入り、『機動戦士ガンダムUC-○○』(○○は巻数表記)の文字も帯に隠れる形で配されている。
- ^ 「獅子の帰還」に関連する日付は、ドラマCDのチャプター・タイトルによる[21]
- ^ 脚本では「バナージらしきパイロットスーツの人影」と表現されるが、単に「バナージ」と表記している箇所もあり、リディもバナージであると認識している。
- ^ 小説版ではバンクロフトの生死は言及がないものの、該当場面の爆発は核爆発と表現されており[23]マリーダが「よりにもよって」と不運を嘆くが、それでも反応炉炉心保護のためのIフィールドによって、放射線が漏れることだけは防がれたという描写となっている[23]。アニメ版では爆光が他と描き分けられているのみで、特に言及はない。
- ^ 原作小説では、物語序盤でビスト財団の館に飾られた「まっすぐな瞳」を向ける羊飼いを描いた油絵を見たオードリー(ミネバ)が、バナージと少し面影が似ているという印象を受ける描写があり[35]、油絵に描かれた羊飼いがサイアム自身であるとは明言されないものの、サイアムは過去に羊飼いであったと言及されている[32]。また物語の終盤、サイアムから見せられた映像に登場するラプラス事件当時の彼に対し、バナージがその横顔を「自分とよく似た」と形容する場面がある[36]。アニメ版でもサイアムの過去(ラプラス事件前後)の姿はバナージと似た容姿で描かれている。
- ^ 名前は不明。カーディアスとマーサの実父であり、アルベルトとバナージの祖父。サイアムの跡目候補筆頭であり、生真面目な男であったとされる。連邦政府の議員や官僚に焚き付けられ、クーデターまがいの財団の乗っ取りを計画していた。
- ^ 名前については、小説版4巻でのマーサとアルベルトとの会話中にのみ登場。
- ^ 小説版9巻において、マーサの思考の中に肩書きと名前のみ登場。父方か母方かは語られない。
- ^ フル・フロンタルの声がシャア・アズナブルと酷似しているという原作小説での設定から、アニメ版ではシャアの担当声優である池田秀一がフロンタル役に起用された。
- ^ アニメではストーリーを担当した福井は、フロンタルに宿っていた残留思念についてシャアの「納得できずにそのまま滞留した“怨念”のような一部分」で、シャアそのものではなく、アニメ版でのフロンタルの最期にシャア本人の魂が現れたのは「“落とし物”を回収しに来た」と述べている。
- ^ 実際にタイムトラベルした訳ではなく、“宇宙の記憶”を精神的イメージとしてフラッシュして垣間見たとの事。
- ^ シャアがジンネマンを選んだ理由と、当時ジンネマンがシャアの周辺にいた理由は描写されていない。
- ^ 『機動戦士ガンダムUC パーフェクトガイド』97頁より。小説版では「ヤス」とのみ記載。名前の由来は漫画家の徳光康之から。
- ^ どちらも『ガンダムユニコーンエース Vol.3』に掲載された。
- ^ 『ガンダムユニコーンエース Vol.3』までは『E.F.S.F. 星月の欠片』表記。
- ^ オアシスのブリッジでは中央情報局やエコーズも絡んだきな臭さも感じる状況に、ネェル・アーガマ行く末を憂慮する会話がされていた。
- ^ スタッフロールでは役名は表記されずノンクレジット扱い。だが、テレビシリーズ『RE:0096』本放送の際の字幕放送では、台詞に三者の役名が表記されており、また各所インタビューの際にも演者三人や制作者らが、上記三人のキャラクター名を挙げている。
- ^ 同年6月7日付の週間ランキングで、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE.』が35.7万枚で、アニメ・BD総合の最高記録を更新。
- ^ 同一アニメ作品のダブル1位獲得は『コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01』(2008/9/1付)、『サマーウォーズ』(2010/3/15付)に続く3作目。
- ^ 上映期間中の2011年3月11日に東日本大震災が発生し、それに伴う計画停電により、一部劇場では3月10日までの上映となった。
- ^ 配信、劇場での公開日。
- ^ Blu-ray / DVDの発売日。
- ^ メ〜テレは3週連続放送ではなかったため、「地上波初!『機動戦士ガンダムUC』完結記念スペシャル」と題して放送した。
- ^ DVDではドルビーデジタルの5.1チャンネルサラウンドである。
- ^ 第1話で例を挙げると、ユニコーン初搭乗時のバナージの掌の作画の修正、工専講義中のカメラの回転方向が左回転から右回転へ変更、などがある。
- ^ ANNフルネット局が存在しない山梨県・富山県・福井県・鳥取県・島根県・徳島県・高知県・佐賀県・宮崎県を除く。
- ^ プラモデル「MGユニコーンガンダム専用ビーム・ガトリングガン2丁セット」が付属する。
- ^ プラモデル「MGシナンジュ専用バズーカ」が付属する。
- ^ プラモデル「MGユニコーンガンダム専用シールド増加ユニット【アームド・アーマーDE】」が付属する。
- ^ プラモデル「MG フルアーマー・ユニコーンガンダム専用シールド増加ユニット【アームド・アーマーDE(発動仕様)】」が付属する。
- ^ プラモデル「HGUC ガンダムユニコーン2号機バンシィ・ノルン(デストロイ・モード)専用【ハイパー・ビーム・ジャベリン】」が付属する。
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